今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

インドラネット

2023年10月28日 | 「本」のひきだし

ブクログより

桐野さん久しぶり。
タイトルや装丁を見ると宗教めいているがさて・・・
運動神経も良くなく勉強もいまいち、容貌も平凡な何のとりえもない主人公の八目晃、そんな八目の唯一の誇りは高校時代の友達、野々宮空知、その美貌とカリスマ性は皆の羨望の的、そんな空知となぜだか仲の良かった八目。空知の家に入りびたり負けず劣らずの美貌の姉妹とも仲良く過ごす。
それだけをよりどころに過ごした高校時代だったが、大学に進学するといつしか疎遠になり、やがて空知を含め兄弟姉妹三人とも日本からいなくなってしまう。

また元のさえない人生を送っている八目だったが、空知の父親の死亡を知り、告別式に出向くと・・・
そこから八目は怒涛の荒波に巻き込まれることになる。

う~ん、やっぱり桐野さんすごい。
もう読むのをやめられない。
疲れてるし、夜も遅いし、眠いし、でも続きが読みたい。
どうなるの?どうなるの?それで?って。
もう誰も信じられない疑惑の中で、どんどん闇に取り込まれていく八目を見ていられない。でも目が離せない。

あ~~疲れた。
桐野さんの作品は疲れる。


インドラネット / 桐野夏生




ハートの形


ブドウです


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