ブクログより
正直言って、貫井徳郎の作品でこれと言って印象に残っているのはありません。
しばらく読んでなかったし、今回のもあまり期待せず何気なく手に取りました。
貫井徳郎が刑事もの?
しかし派手なドンパチがあるわけでなく、殺人現場もそれほどどろどろしたものでもなく、根底はやっぱり人間の内面に迫る内容となっています。
文中に出てくる、元刑事の西條という男、いつ事情を説明してくれるのかと思っていたら、この前にもう一つ作品があったんですね。
そちらで詳しく書かれているようです。
同じく
前作、宿命と真実の炎を先に読んでしまい、??な部分が多々あり、不完全燃焼だったので読んでみました。
ふ~ん、西條についての謎が解けました。
貫井徳郎=刑事ものという図式が私の中ではなかったので、新しい発見でした。
それにしても西條、優秀な刑事ではあるとは思いますが、ちょっと女性に対してだらしがないんじゃありませんか。
そんなに卑屈にならなくても、いくら出会いが少ない職業だとしても、他にもっとふさわしい相手がいたと思われます。
結婚相手を間違えたことが躓きの原因と思われますね。
それにしても、連続猟奇殺人事件、鮮やかなどんでん返しでした。
今後も西條の活躍を読みたいものです。これは読まなくては・・・
宿命と真実の炎 / 貫井徳郎
後悔と真実の色 / 貫井徳郎
《本日の暦》
黄鶯睍睆(うぐいすなく) 七十二候
この冬は雪が多いと言われてきましたが、当地では年明けにどさっと降りましたが、以降は全く気配がありません。
今日は少し寒いですが、昨日まではポカポカ陽気、東京では立春早々春一番が吹きましたし、やっぱり温暖化なのでしょうか。
今年も誕生日がやってきました。
娘からのケーキもうれしかった。
ちび孫のメッセージもうれしかった。
でもでも一番うれしかったのは、高校生の孫からの花。学校の帰りに花屋さんに寄って買ってきてくれたそうです。
普段はまともに口もきいてくれない彼が、どんな顔をして花屋さんに入って、どんな風に注文したのか・・・胸がいっぱいになりました。