今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

6年生最後の本読み

2017年03月30日 | 「図書ボランティア」のひきだし
6年生最後の読み聞かせに集大成として、何かやろうということになり、1組2組合同でボランティアが集まりペープサートをすることになりました。
※ ペープサート・・・紙の人形劇、紙に人物などの顔を描き、棒を付ける。


登場人物が多く、役割分担しやすいということで選んだ本が

ブクログより


ヌーのお母さんがライオンに食べられて裁判が行われることになりました。
裁判長、弁護人が任命され、証人たちも呼ばれて次々証言をしていきます。
ライオンはむやみに動物を襲うのではないこと、
ライオンに襲われるより、病気のほうが怖いことなど、
単なる弱肉強食の自然の掟と一言では表せない事実を分かり易く明らかにしてくれます。

児童書でありながら、内容はとても深く自然界の仕組みを解き明かしてくれます。
あべさんの描くダイナミックで力強い動物たちも素晴らしいです。

裁判が終わり「いいさいばんだった、いいさいばんだった」と
黄昏の中を帰っていく動物たちの満ち足りた気持ちが伝わってきます。



子供の学年が上がるのに合わせて、ボランティアも上がっていくのですが、高学年になるにつれやめていく人が多くなり確保に苦労すると聞いていたのですが、この学年は最後まで残られた人が結構おられてしかもみなさん仲良しばかり。
そんな中で、世代を超えた私を快く入れてくださり、6年間活動できたことに感謝しています。

6年前、初めて1年生の教室で読んだこと、読んだ本、今でもはっきりと思い出すことができます。
6年間で子供たちは心身ともにずいぶん成長しましたが、私も貴重な体験をさせていただき、たくさんのことを得ることができました。

一週間に一度の朝のほんのひと時に聞いたお話、これから先の人生に少しでも思い出し、力になってくれたらいいな。











  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする