今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

しょうらいさん、無事お帰り頂きました。

2016年08月15日 | 「田舎の行事」のひきだし
14日の朝食に牡丹餅を召し上がると


お昼はそうめんです。
味噌味の具の入ったつゆをかけておきます。
お供えして、ポンポン、ポンポン、お経をあげて人間もそうめんを頂きます。

そして3時ごろに頼んでおいた御餅をお店に買いに行きます。今晩の夜食用とお土産の御餅です。
御餅屋さんか、和菓子屋さんに買いに行きます。

そして夕ご飯の準備

夕ご飯は白いご飯(人間用の7分づきの米です)とおかず1品。
おかずも昔は決まっていたそうですが、今は畑でとれた野菜でこしらえます。
そしてまた、ポンポン、ポンポン。

人間もご飯を食べて、ちょっと休憩をして9時ごろからお送りする準備です。

夜食の買ってきた御餅です。これは牡丹餅ではなくあんこ餅です。浅漬けの漬物を添えて。


お土産の白餅。


お供えしなおして、今度は御詠歌を唱えます。御詠歌というのは仏の教えが5・7・5・7・7の和歌になっていて西国三十三か所のお寺にそれぞれ歌が付いています。ですので33番までありかなりの時間を要する最大イベントです。

独特の節回しで、隣の人につられたり、自分のが正しいと、ひたすら没頭して唱える人や、時々訳が分からなくなったり唱えながら笑えてきます。
本当は家族の誰も正しい節を知らないのではないかと思われます。

そんなこんなで、唱え終わるとお線香をもっていよいよ送りに行きます。
送りに行く場所は各家庭まちまちのようですが、我が家は神社の横の川にお線香を供えて送ります。
だいたい川に送りに行くのが多いみたいです。

そして本日15日、お寺に朝6時30分より施餓鬼参りをし、そのあと残っておられる人をお墓まで送って行って一応お盆の行事は終了です。


ところで、お椀についているのはお箸ですが

お盆前になるとこんな感じでどこでも売られています。

これをお椀に合わせて短く折って使いますが、近所の人が「うちは使い捨てにしてる」つまり割りばしの要領ですね。
また違う人は「うちは適当にばきばき折っててひとところにかためて置く」と言いました。「え~?ご自由にお取りくださいってか?」と大笑いをしましたが、各家のやり方を聞くのは面白いなと思いました。
我が家では毎回洗って使っていましたが、今年から真似して使い捨てにしました。

しょうらいさん、お腹いっぱい食べてゆっくりしていただけましたでしょうか。
また来年お待ちいたしております。


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