フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

モーニングブルー

2010-01-12 23:09:35 | ハロプロ2010

 いきなりですが、今回はシビアな話を書きます。明日は℃-uteの新曲「SHOCK!」について書く予定ですが、こちらもシビアな話になる予定です。

 私がよく読んでいるブログに、あるハロプロメンバーのファンブログがあります。そのブログの筆者さんは、いつも明るく優しい文章を書いています。アイドルのファンブログは本来それが普通だと思うけれど、今のハロプロでそれを毎回やるのはなかなか難しい。推しメンバーに不満はなくても、置かれている状況に納得出来なかったり、不満を募らせたりは、どのメンバーにも当てはまる筈。
 私はその筆者さんを尊敬しています。数少ない尊敬するブロガーの一人です。

 私も本当は楽しい話しか書きたくない。このブログが始まった頃は毎回楽しい記事だった記憶。あっ、訂正、いきなり一回目から暗く舞波の事を書いてました。

 そんな訳で、今回の内容は、
正月コンで感じたネガティブな事
今のモーニング娘。の状況と、新成人田中れいなさん

です。元々は、れいなへの期待を書く予定だったのに…。これも、ハロショ原宿本店閉店というニュースがいけないのだ(涙)。

 正月コンは客層が変わったと、このブログのレポートに書きました。年齢層が広がり、メンバーと同年代の人も増えた。今までの正月コンはチケットが取りにくいから、強者と言いたくなるようなコアヲタだらけでした。それが今年は変わった。
 これは良い事として記事に書きました。ファン層が広がっていくのは実際良い事だし、女の子が観に行きやすい雰囲気を作るのは重要。
 しかし、その事ばかりに気をとられていると見落としがちになるのですが、今まで来なかったファン層が来るという事は、その分だけ来なくなった人がいるという事。

 リピーターが、今までは数回観ていたのが一回に変わっただけじゃないのか?

 いえ、元々正月コンをたくさん観るヲタはそんなに多くないと思われます。
 おそらく、それだけコアヲタが来なくなった。つまり減ったという事なのでしょう。そう感じている人は少なくないと思います。

 それをよく表していたのがグッズ売場。例年なら外の広場にテントを設置して販売していたグッズは、入場階段の横という狭い場所になり、中の売場もロビーから離れた設営スペースを使わずにロビーで販売していました。それでも、私が観に行った1/3昼公演は中の売場に列が出来ていなくて、並ばず買える状態でした。

 もうグッズを大量購入するような熱心な人は少なくなったのでしょうか。

 ファン層が広がり色んな人がやってくる。グッズを買わないファンがいても別に良いし、コアからライトまで色んなファンがいる方が理想的。そう思います。
 しかし、アイドルの人気というものは一種の流行物。人気はいつか落ちてくる。落ちてきた時に、それでも熱心に応援してくれる人がどれくらいいるかで、その後の在り方が決まってきます。そういう人達が多いほど息の長い活動が出来る。
 そういう熱心な人が多いほど、グッズも売れて儲かる。儲かるから、更にグッズを出す(苦笑)。いや、色んな活動が出来る。

 コアヲタが減ってきたハロプロ。これからどうなっていくのか?
 ライトファンを増やしていくならもっとメディア露出をしなくてはいけないし、コアヲタをまた増やしていきたいなら、ファンのニーズに応えた展開をしていかなくてはいけません。今のハロプロはどっちつかずで、どっちを目指しているかがわかりにくい。

 正月コンについてもそれは言えます。確かに正月コンは楽しかった。メンバーもみんな持ち味を出して楽しんでいた。
 しかし、誰に対して発信しているかが見えにくい。モベキマスは各メンバー各ユニットの持ち歌をベースに、新曲、最新シングル、代表的な曲、ライブで盛り上がる曲をそれぞれ並べた。ヒネリはなく、真っ向勝負でわかりやすく魅力を伝えた。これは、普段あまりコンサートを観ないライトファン向け。
 シャッフルデートは、元祖ユニットのカバーと現ユニットの曲を並べるという、新旧ハロプロ曲競演とも言うべきセットリスト。これは長年ハロプロを見てきた人であればあるほど面白い内容。

 どっちつかずと言うか、どっちにも気を遣っている感じ。それ自体はサービスとしては良い事だと思いますが、ハロプロはどういうお客さんを取り込みたくて、どういうお客さんを大事にしていきたいのだろう?

 最近のモーニング娘。は少しずつですが、さゆ以外のメンバーもテレビに出るようになってきました。これは大いに歓迎すべき方向性で、お茶の間にメンバーを浸透させるために、テレビにはどんどん出るべき。出来れば他のハロプロメンバーも!つまり、広くライトファンを増やしていく戦略。

 今までのモーニング娘。というか、ここ数年のモーニング娘。は現場至上主義なところがありました。それに合わせてか、ヲタの方も現場至上主義が強まり、観に行く回数や、コンサートの内容に拘りを強く持つようになります。
 そんな現場至上娘。の象徴とも言える存在が田中れいなさんでした。ステージの上で存在感を示すれいな。会場の雰囲気を盛り上げていくれいな。モーニング娘。のコンサートの盛り上がりに欠かせないメンバーです。

 でも、モーニング娘。がテレビに出た時の主役の位置にはれいなは居ません。これは責められません。人には向き不向きがあります。
 これからモーニング娘。或いはハロプロをメディア展開していくのであれば、この数年現場至上主義でやってきたハロプロに於いて、その現場で人気を築いたメンバーとは違うメンバーにスポットライトを当てる必要もある。既にモーニング娘。に於いては、一番テレビに出ているメンバーは愛ちゃんでも、れいなでもなく、道重さゆみちゃんです。

 これからモーニング娘。を広く展開していくにあたって、ステージで輝くタイプのメンバーをどう活かしていくのか? 例えば、れいな自身が流れに合わせていくのか? これは、れいなだけの問題ではなく、これまでテレビで輝く事の少なかった他のハロプロメンバーが、広く外に抜かって展開していく上で意識を変えていく必然性に立たされているように思っています。
 もう、今のハロプロはコンサートで輝くだけでは明るい未来は無いかもしれないのですから。
 そして、メディアに上手く乗れるメンバーはいるのでしょうか?
 (などと暗く今回は締めます)

 今回の一曲
 RED WARRIORS - LADY BLUE (PV)

 歌詞の「二十歳を過ぎたばかりの~」が、れいなを思い出させます。「BLUE」は、れいなのイメージカラーですね。
 そして、遅くなったけど、みっつぃ誕生日おめでとう!


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4 コメント

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新スタートラインなのかなと (unyoko)
2010-01-13 00:30:15
こんばんは。

そういえばグッズ売り場変わってましたね。そんなに必死に買わないので気にしていませんでした。
今回のことはFC分割の弊害みたいな所もあるのかなぁと思いました。FCに入っていたら申し込んでいたという旧エルダークラブのファンの人も少なからずいたと思うのですよねぇ。DDだけどエルダーよりという感じの人達が。

現場の雰囲気は確かに変わりましたね。私が気づいたのは、開演の少し前に変なイントネーションでメンバーを呼んだり、メンバー名をひたすら連呼したりする輩がいなくなっていたこと、そして「女性のみなさ~ん」に対する黄色い声援がはっきり聞こえるようになったこと、この2点でした。
前者は初めて新人公演に行った時にはまだあった現象でした。表現が乱暴ですけれど私はそれを聞くたびに「おまえ今すぐ帰れ」と思うぐらいに不愉快でしたので、いなくなったか大人になったのか自重しているのかわかりませんが、その声がなくなったのは嬉しいことです。

今後ハロプロがどのように展開していくかはわかりませんが、今は体制を整えるべく色々と試行錯誤しているような状況かと思います。

今年は勝負の年じゃないかなぁと思います。
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どちらか (Jasmine029)
2010-01-13 00:40:23
こんばんは。 ライトなファンが増えて欲しいと思いながらもこの問題は誰もが密かに考えてきたものだと思います。どちらかを選ばなければ先に進めないというのも悲しいことですが 今まで散々固定ファンにおぶわれてきたのだから もうそろそろ新しい展開をすべきだと思いました。 メディアのれいなも頑張っていますね。しかし、ゆが話しているときに必ず乗っかっていくだけでは難しいです。
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誰に対して (ニコマーサ)
2010-01-14 01:38:08
今回の正月興行は、わかりやすくてまぁまぁだったと思います。個人的には、管理人さんの言う「誰に対して発信しているかが見えにくい」という事が、合同祭として考えれば正解なのではと考えます。特にモベキマスに関しては。

モベキマスとシャッフルDは同時期開催で、出演総員は基本的に一緒ですが、充分味付けの違いは感じられ、錬るべきところはまだまだですが、新春顔見せと考えれば、方向性の一種提示は感じとれました。

「ハロプロはどういうお客さんを取り込みたくて、どういうお客さんを大事にしていきたいのだろう?」
コレに関しては、この経過年数、この規模、そしてアイドルファンという、他のアーティストに比べると、浮動的で流動性が高い客層の分野では、はっきりした答えを出すのは非常に難しいのでは。特に情報があふれ、選択肢の多い今の時代では、尚更でしょうね。

ハロー全体が、全盛期に対し、下降線をたどるのは、仕様のない部分もあり、逆の見方をすれば、例えばベリでさえ6年目ですから、よくもっている(充分利益は出してきた)とも言えるかと。

基本的にはオーソドックスな展開をベースに、所々、毒や花を出していくのが良いのでしょうが、自分が飽きたのをタレント・マネージメント側だけのせいにして、ホイホイ他に移っていく人の多いこの分野で魅力を打ち出すには、分離と特化のありかたを良く錬りきらないと難しいのかもですな。

今年はほんとに、二つ目の転回点になる年かもしれないですね。








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Unknown (アルファ@管理人)
2010-01-16 00:03:55
コメントありがとうございます。

>unyokoさん
こんばんは。グッズ売場、初日だけは少し賑わっていたみたいですが、いわゆるヲタ露店も少なくなっったし、そういうところにヲタ減少を感じたりしました。
コアヲタ減少の現場という事で、自分が観た二回分はいずれも℃現場の雰囲気に似ていました。「若い」「女性が多い」「フリコピ率低め」など。
チケットに関しては、FCで予定数より捌けなかった場合はエルダ系FCで二次募集するシステムになっています。今回のは無かったようなので、事務所的には売れていると判断した。つまり後ろや二階のチケットを持っている人は、前を買い直したりした人が結構いたのかもしれません。(℃春ツアーは先日、エルダ系で二次募集していたみたいです)

>Jasmine029さん
こんばんは。今回の公演は面白かったのですが、それは今までの正月公演があまりにもだったせいでもあります(苦笑)。
昨今の娘。コン℃コンB!ライブが、既存のハロプロコンサートの出来からの進化を目指し、それが成功し始めている中、それと比較すれば「もっと出来るだろう」と敢えて制作サイドに言いたいです。もっと出来るメンバーなのですから、これで満足してはいけません。
れいなはトーク的には一人喋りの方が良いのかもしれませんね。ツッコミだけですもんね(笑)。

>ニコマーサさん
同じメンバーで二通りやる。しかも、年末までメンバーの時間が縛られていた。それゆえのオーソドックスだったのではないかと思います。自分は夏を観ていなかったのでシャッフルは新鮮でしたが、これも夏の焼き直しという見方も出来ますから、総合的に見れば内容的にはリピーターよりはライトファン向けでしょうね。
客層もコアヲタが減ったハロコンでした。これは、既に昨年のツアーでライト率上昇していた℃に限らず、これまでハロコンを支えていた客層である娘。やベリのコアが減っている事を考えさせられました。
事務所はこの客層の変化を感じ取り、今後どういう戦略をとっていくのか非常に興味があります。もう選民イベントは止めるべき時期であり、トレ物グッズの乱発ではなく、若年層も欲しくなるようなセンスのグッズ製作(これはBuono!が上手くやっていますね)。
そして、メディア展開。
おっしゃる通り、コアヲタという人々は移り気です。ならば、原点に帰って広くファン層を掴む事に取り組み始めてほしい。そう感じた正月コンでした。
つまり、今年の正月コンは、ヲタが支える時代の終わりと、新しいファン層で支えていく時代の始まりを告げたコンサートだったのかもしれません。新しいファンを掴めないメンバーやユニットは追いやられていくシビアな一年になるかもしれません。期待を込めて注目したいです。
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