フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

サイレントジェラシー

2010-11-15 22:45:30 | ハロプロ2010
 さゆがラジオで自身のブログについて語ったようです。聴いてない方はこちらをどうぞ。(シリアスな内容なので覚悟して聴いてください)
http://www.youtube.com/watch?v=PkIQFfDn9AE#t=7m0s
 バラエティで嫌われ役を演じる事によるストレス。そのための安全弁というか、ガス抜きの場所というか、バラエティ番組の道重さゆみだけではない素を知ってもらいたい。そんな願いを込めて始めたブログ。さゆにとっては、さゆそのものを映し出せる安息の場所であったのでしょう。しかし、他のメンバーが「流れ」みたいな形でブログを始めてしまった。その流れが不本意であった事。後発のれいながアメブロで一位になり、それを皆に祝福されて、GREEで一位を続ける自分にはそういう労いがない事。さゆが一人で抱えていた本音が見えた放送です。

 六期三人はデビュー時から扱いが公平だった訳ではなく、アイドルが人気商売である以上、事務所も三人をそれぞれ別な形で売り出します。高校受験を控えていた事が理由なのか、三人の中で一番人気だった亀ちゃんはあまり推されませんでしたが、れいなはすぐシングルで出だしのソロパートをもらい、派生ユニット「あぁ!」にも加入。さゆはと言えば、中澤姐さんと一緒に深夜の音楽番組のMCのレギュラーを務めた事(これ自体は大抜擢でしたが)と、「シャボン玉」で叫びパートをもらったくらいでしょうか。
 さゆの中では、長年「真ん中にはいけないメンバー」というポジションにいたという事がどこか心の中で重くのしかかっていたと思えるし、同期でエース格になったれいなに対する嫉妬心がずっと心の中でメラメラと燃えていたのではないかとも思えます。
 そういう抱き続けた嫉妬心があるからこそ、たとえ嫌われ役であったとしてもバラエティに出続ける事が出来たのではないでしょうか。嫉妬心は時に人を大きく動かすパワーになります。

Michishige Sayumi (道重さゆみ) - It's You - live


 ハロプロを見渡しても嫉妬心がエネルギーに、パワーになっていたのではないか?という例がいくつもあります。なので、嫉妬心を持つ事自体は悪い事だとは思わないし、むしろ仲良し度を優先し過ぎて馴れ合いになるより、よきライバル心を抱きながら仕事をする方が良いという考えもあります。
 例えば℃0ute。℃-uteが心の中ではBerryz工房に対して強い嫉妬心を抱いていた事はメンバーのインタビューなどで明らかにされていますが、それは当然の事です。Berryz工房がデビューして一年経ってもまだ残ったハロプロキッズ(後の℃-ute)にはグループ名すら与えられず、そもそもデビューどころかこのメンバーでグループが結成される事すらわからない状態。℃-uteという名前が彼女達に付いたのはBerryz工房デビューから一年と三ヶ月後、インディーズからCDを出せたのは、そこから更に11ヶ月後。このグループ間格差から来る嫉妬心が、℃-uteメンバー達がレッスンに臨む時の原動力になっていたのではないかと察します。そして、それがスキルアップに繋がったのだとも。

 今のハロプロだとエッグメンバーが嫉妬心の塊なのではないでしょうか?いや?ではなく、そうあってほしい。℃-uteがそうだったように表に出さなくてもいい、内面でメラメラしてくれていれば良いです。スマイレージの活動を見て負けてたまるかと思うメンバーは一人や二人ではない筈です。そう考えると、今のエッグの何人かのメンバーは第二の℃-uteかもしれません。
 実際、佐保ちゃんみたく「あの落選」から悔しさをバネにして明らかにスキルアップしてきた子もいます。佐保ちゃんが「あぁ!」に抜擢されたのは落選が生んだ悔しさのエネルギーが無関係とは言えない事でしょう。
 そして、エッグ加入時から嫉妬心をバネにしてきたと思われる吉川友ちゃん。モーニング娘。になれなかった悔しさが彼女のエネルギーである事も間違いないと思います。

《夢と現実/あぁ!》


 しかし嫉妬心というものは立場が下のものばかりが持つものとは限りません。今ハロプロはエースも真ん中ではない者も問わず全体が外に向けて嫉妬心を燃やし、「このままではいけない」と自覚してパワーアップを目指す時期でもあるように思えます。「ライバルは内にあるのではなく外にある。だから仲間同士で足を引っ張り合わず、グループ内はチームワークを大事にする事」と説いたのはアイドリング!!!初代リーダー加藤沙耶香さんですが、ハロプロも今はその時。嫉妬心をパワーに変えて頑張ってほしい。
 勿論上で書いてきたように、さゆ、℃-ute、佐保ちゃん、吉川ちゃんが内にライバルを設定してメラメラと炎を燃やす事も大いにアリと認めた上で、そう思います。

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5 コメント

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2010-11-15 23:38:35
さゆみちゃんが頑張ってくれてるおかげで、YouTubeとかでハロプロ関連の動画を見た人は必ずいるはず!さすがさゆみ!!

えりりんが気まぐれプリンセスでセンターだったように、さゆみちゃんのセンターも1度見たい!!

℃-uteも最近は岡井ちゃんが一歩リードしてきたので、マイマイ&なっきぃに頑張ってもらいたいなあ

てかなっきぃと佐吉とキャプ可愛い過ぎる!!
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Unknown (アタイ)
2010-11-15 23:57:12
私は、道重さんの素直な気持ちでいいと思ったんですけど、
「自分だけテレビ出てるくせにふざけるな!」「勘違い女」
みたいな考えの他メンバーのファンが複数いるようでショックです。
どんどん人気が落ちて一定数のファンしかいないのに、けなし合う気持ちがよくわからないんですけど・・・・

あの頃の私は調子に乗ってて一人だけ大変だと思っててバカだった、っていう反省の振り返りだと思うんですけど、違いますかね?
他のメンバーも出せよ!っていう気持ちもわかりますけど、全然テレビに出てない無名状態から、一年でこれだけ出られるようになったことをもっと認めてあげてもいいと思います。
返信する
Unknown (やま)
2010-11-16 01:05:23
広島では聞けないので教えてくださってありがとうございます。
こんなこと考えてたんだ…って聴いててこっちまで涙出てきそうでした。

この発言に対して批判をしている人もいますが私は今まで我慢してきたであろうさゆの思いが聴けてよかったです。
入った当時は上にいろんな意味で個性的な先輩メンバーがいるためなかなか個性というものが出せなかった。れいなは歌で推されていたが、さゆやえりはなかなか無理でしたよね。
5期のメンバーに関しても同じ事が言えるのかな…。愛ちゃんは歌で起用してもらえることが多かったけど、ガキさんはなかなかそれがなかった。
だからそんな似たような境遇をもっている二人が起用された「弱虫」は私にとっては今でも大事な曲なんです。
さゆがシングル大全集で一生懸命歌っていた「ふるさと」、私にとっては今まで聴いたふるさとの中で一番好きだった。一つ一つのフレーズを心をこめて歌っているさゆの表情に初めて見たとき、涙しました。どこかしらガキさんが弱虫を歌っているときの表情と重なるものがあります。
さゆがテレビにで始めてとても嬉しかったけど、反面心配でもありました。肌が荒れているのを見たりすると無理しているではないかって…。毒舌だけど、自分がしんどいとかそういうことは決して言わなさそうだから。

元から才能を持ち、ちょっと努力すればスーと出来る人もいれば、ものすごい努力をしてやっと人並に出来るようになったり上にいける人もいる。
さゆにしろ佐保ちゃんにしろ、℃-uteにしろ今ものすごい努力をしているから結果的についてくるものが出来ているのではないかと思います。
グループ一段となって今は嫉妬をハロプロの外に向け頑張って欲しいです。表に出すのではなく、内側にひめて。

長文失礼いたしました。
返信する
一丸となって (シスター)
2010-11-16 15:59:22
道重さんの言葉、心に響きました。
それぞれのメンバーが、それぞれに色々な思いを抱えて活動をしてるのだなと改めて感じましたね。
道重さんのように、その思いを発表できる場を持てないメンバーもまだハロプロには多くいます。
そのメンバー達の思いも代わりに表してくれたのではないでしょうか。

あと管理人さんがアイドリングの初代リーダー加藤沙耶香さんの言葉を紹介されていましたが、
良い言葉ですね。

私は数年前、一旦ハロプロから離れていた時があります。
その頃はAKB48もまだ出てない頃だったと思います。
当時DEF.DIVAが歌番組に出ているのを見て、ちょっとがっかりしました。
トークが足の引っ張り合いのようになっていたからです。
当時は、ハロプロも人気は下降気味でしたが、他にアイドルがいなかったので、
まだ一人勝ちの状態が続いている頃でした。
ハロプロもその頃は全体としての目標が持てず、
グループ一丸となってある目標に進むという姿勢を忘れている時期だったと思います。
それがDEF.DIVAのトークに象徴として現れていたように感じました。
なので、それを機に徐々にハロプロから離れていったように思います。

でも、その当時から状況は大きく変わりました。
現在ハロプロにはAKB48というライバルがいます。
他にも韓国のグループやこれから出てくるであろう新たなグループもいると思います。
今こそハロプロが一丸となってそれらに向かっていかなければならない時です。
この数年で状況も変わりましたが、メンバーそれぞれの意識も変わってきたと思います。
それぞれが個々の思いはあると思います。
でも、グループ、ハロプロとして達成しなければならない目標も見えているはずです。
そこで一丸となっていれば、個々の思いもよい感じで昇華されるはずです。

アイドリング加藤さんの言葉をもう一度。
「ライバルは内にあるのではなく外にある。
 だから仲間同士で足を引っ張り合わず、グループ内はチームワークを大事にする事。」
この意識で、それぞれのメンバーもグループも頑張って、
ハロプロ全体での目標も達成して欲しいと思います。
そして、それを新たなブレイクにつなげて欲しいです。

数年前までハロプロから離れていた私でしたが、AKB48の存在が大きくなるに連れて、また戻ってきました。
そんな私が言うのは勝手かもしれませんが、
ハロプロの皆には、また夢を見させて欲しいと思っています。
苦しい時期を乗り越えた先には、きっと明るい未来が待っているはずです。
それを信じてハロプロの皆には、頑張ってほしいです。
長文で失礼しました。
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Unknown (アルファ@管理人)
2010-11-18 23:46:45
コメントありがとうございます。

>けさん
さゆは頑張っていますね。知ってもらうための入口となる活躍をしていると思います。
なっきぃや岡井ちゃんのセンター、自分も見たいです。キャラに合わせた曲を望みたいですね。

>アタイさん
叩いているのは一部の人で、そういう人に限って目立つんですよね。なんでもかんでも対立に持ち込めばいい訳ではないですよね。
誰でも同じ結果が出るわけではなく、さゆが頑張って自分で切り開いてきた事は立派だと思います。見えない苦労はたくさんあったでしょうね。

>やまさん
去年のよみうりランドのイベントで、会場投票で「弱虫」がC/Wランキング上位に選ばれた時、ふたりは手を取り合ってすごく喜んでいました。思い入れの強い曲であるのは、抜擢された事だけではなく、歌詞なども含めた意味があるのだと思いました。
下積みの強さみたいなものを感じます。
日頃ソロパートの機会が少ないからこそ、その瞬間を大事にしているのだと思います。「ふるさと」はとても良かったです。きっとこの瞬間にさゆの脳裏には宇部の景色が浮かんでいるに違いない。そう思いました。
エリートにはエリートの大変さがあるように、叩き上げにも強さがあります。そういう人が活躍できる場所であってほしいですね。

>シスターさん
確かにその頃はこのブログが始まった頃でもありますが大変でした。どう見ても人気は下降線。その時期にもう少しなんとかしていればとは思います。
今はもう過去の過ちをとやかく行ってもし方がないので、チームワークを大切に、着実に歩んでほしいですね。これはスタッフも同じです。
最近は色んなメンバーに活躍の場が与えられるようになってきて、少しは状況も変わってきたのではないでしょうか。
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