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「過去記事を振り返る」 大阪パフォーマンスドール ~15年目の夜だから~

2013-06-22 23:38:26 | ハロプロ2008

 この記事は2008年8月18日に発表されたものです。
 元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/610cac8f4b6640d12d05cfb02919c0ef

 昨日(2008/8/17)はSHIBUYA BOXXというライブハウスで行われた「大阪パフォーマンスドール~15年目の夜だから~」を 観てきました。雨がパラつく渋谷の街を歩きながら、二週間前に訪れた代々木体育館の裏にある会場に辿り着くと、見るからに歴戦の強者達という風なアイドル ヲタ達がいます。みんなこれから行われるライブに向けて良い笑顔です。稲葉貴子うちわを作って持ってきている女の子もいました。

、大阪パ フォーマンスドール(OPD)は1993年に結成されたアイドルグループ。1997年に自然消滅して以来の再結成ライブを、今月大阪と東京で行なう事にな りました。これはメンバー達の希望によるもので、全員三十代を迎えた今、踊れるうちに再結成ライブをやりたい!という事から企画が始まったそうです。
 今回参加するメンバーは、武内由紀子、稲葉貴子、中野公美子、古谷文乃、上田美穂のフロントメンバーに、重元直美の六名。17:15過ぎにライブはスタートしました。

  私はOPDは一回しかライブを観た事なく、そのような者がこんな番号でいいんだろうか?と思うほど前売りチケットの整理番号が前の方でした。ライブハウス なんでステージが低く、そして客席に近い。ステージに現れたメンバーは生き生きとした良い笑顔で、デビュー曲「満月の夜だから」を歌い始めました。みんな 歌声が昔の雰囲気そのまま。そして、ダンスが想像以上に踊れている(失礼)。ライブに向けてレッスンして臨んだそうですが、昔鍛えた部分は簡単には衰えな いのでしょう。
 特にアツコのダンスがカッコ良すぎ。歌上手すぎ。そんな事は、ハロプロコンサートのステージ上での姿でわかっていたつもりだったけど、改めてアツコのパフォーマンスの確かさに感激するのでした。
  そんなアツコはトークでも活躍。リーダーのユッコと、トーク進行役のような形でトークを引っ張っている。このトークが面白い!昔聴いていたOPDラジオを 思い出します。勿論トークは大阪弁。各メンバーのトークでの役割が、昔と同じな事も嬉しい。聞き役、ボケ役、みんな楽しそうに同窓会トークを展開する。そ の笑顔がとても素敵た。しかし、みんな若々しいというか、今でもとても可愛い。やっぱりアイドルというものは、いくつになってもアイドルオーラがあるのだ なと感心。

 ライブもだいぶ盛り上がってエンジン掛かってきたとけろで、シングル曲「チェリーパレード」。自分はこの曲が大好きで、アイ ドルとラップの融合という点では、この曲こそベストと思っています。「DA.YO.NE」よりずっとイイ!ちなみに、ユッコはカバー「SO.YA.NA」 を出していたりします。
 そのチェリーパレードに胸が熱くなりました。チェリーとは、大阪市の市花である桜を指していると思うのですが、明るい曲調に大阪の街並みが浮かぶ名曲。しみじみしていると、サビの部分でゲスト登場。フロントメンバー以外のメンバーから9名がOPDシャツ着て現れました。
 このライブで発売された記念Tシャツの背中には、四年間の在籍者総勢27名の名前が入っています。この日のステージに、その半数のメンバーが立った事になる訳で、これは凄い。前にいるヲタが号泣していました。

  9名の自己紹介とエピソードをユッコ進行でトークしたあとは、一旦全員下がりスライドショー。この日来られなかったメンバーのコメント映像と、デビュー当 時のメンバーのレッスン映像が流れました。みんな引退しても吉本に所属していた血が騒ぐのか、コメント映像は非常に笑いに満ちた楽しい映像でした。

 ライブはその後も、カッコ良く歌い踊るOPD、トークで楽しく笑かすOPDを交互に展開していき、いつしか三時間ライブに(笑)。トークだけでも一時間以上喋っていたと思います。

 アンコール、「恋がまぶしくて」~再び9名現れてみんなでデビュー曲「満月の夜だから」を熱唱。
 でも熱気は冷めず、ダブルアンコール、6名の挨拶です。もうみんな涙涙です。それは自然消滅で終わったかに見えたOPDが時を超え、またこうしてステージに立ちライブが出来たという事への喜びの涙でした。
  ユッコ曰く、お客さんが20人くらいしか来ないと思ったとか、最初スタッフは定員60人くらいの会場にしようと提案していたという話を聞くと、会場に来た 前売り完売満員の280人という観客数はメンバーも嬉しかったのでしょう。中にはOPD観るのは初めてと手を挙げていた、おそらく太陽とシスコムーン(ル ル以外の二人から花が届いていました)で稲葉貴子のファンになったと思われる女の子もいましたが、彼女もOPDのステージに目を輝かせていたし、デビュー 当時から応援しているという熱狂的なファンの人達も、嬉しそうにステージと客席との会話を楽しんでいました。
 そんな素敵なステージを作り上げたスタッフさん達も、なんと当時のOPDスタッフを呼び集めたのだそうです。なんて素晴らしいスタッフとメンバー。吉本興業やるなあ。最高です。
 名残惜しそうに手を振るメンバー達、客席が灯されても帰らない観客に、楽屋からメンバーがマイクで再びお礼のメッセージ。熱く温かい同窓会これにて終演。
 メンバーも話していたように、また十年後とかに再会出来たらいいですね。

  この日、客席横から観覧していたハロプロメンバーの一人、メロン記念日斉藤瞳さんがブログに、30歳過ぎてあそこまで歌い踊れる事は素晴らしいと書いてい ました。私もステージを観ながら、今のハロプロユニット、例えばメロン記念日やBerryz工房や℃-uteも、こういう同窓会ライブ出来るような関係で あってほしいなと思いました。
 時を超えて愛されるアイドル。そこには有名や無名は関係なく、メンバーとスタッフと、そしてファンのそのグループ への愛が強ければ実現するという確かなものが尊く輝いていました。良き例が出来たのです。大阪パフォーマンスドールとスタッフの皆さん、ありがとう&お疲 れ様でした。



 <2013年の追記>
 先日、新生東京パフォーマンスドールが結成されるというニュースを聞きました。ハロプロにも多大な影響を与えているこのグループが、メンバーもスタッフも新たに結成されるという事に驚きました。歌って踊ってというスタイルは今は珍しいものではないけれど、歌やダンスを見せる事が主目的で、トークも接触も基本無しという初期コンセプトが受け継がれたとしたら、現在のアイドル界にとって面白い存在になるのではないでしょうか。
 初代東京パフォーマンスドールは実は不仲グループだったと聞きますが、大阪パフォーマンスドールはとても仲良しだったのだろうなと思えるのは、この日のステージでの様子からもわかるのと、稲葉さんの人柄からもわかるところであります。
 解散したアイドルグループが笑顔で再び同じステージに立てるというのは、とても素晴らしいことです。今活動しているアイドルグループの中でも一つでも多く、そういう未来がある事を祈ります。


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