ハロプロソングの一年間を振り返り、ベストソングなどを決める「ハロプロ楽曲大賞」というファン主催のファンによるイベントが毎年開催されています。中でも「楽曲賞」は毎年注目しております。
2021年はどの曲が受賞したかというと、こちらになります。http://www.esrp2.jp/hpma/2021/comment/result/song.html
私の一推ししていた曲は一位ではありませんでした。二位です。実は毎年そういう結果になっています。狙っている訳ではなく、結果的にそうなっています。こんな感じ(カッコ内は受賞曲)。
2020 ポップミュージック (KOKORO&KARADA)
2019 ニッポンノD・N・A! (「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの? )
2018 今夜だけ浮かれたかった (46億年LOVE)
2017 初恋サンライズ (ジェラシー ジェラシー)
2016 次々続々 (泡沫サタデーナイト!)
2015 大器晩成 (大器晩成)
2020から2016の結果はそのまま左が二位で右が一位。つまり2016年以降、私がベストソングと思った曲はすべて二位になるという凄い連続記録更新中。いや、あくまで個人の感想の結果なので何も凄くはないですが。
ちなみに、気が早いですが現時点での今年のベストソングはビヨーンズの「英雄」です。
さて、上にも間接的に触れましたように、2021年の私のハロプロソングのベストは、つばきファクトリーの「涙のヒロイン降板劇」です。
この曲、初めて聴いた時にもうイントロから刺さりました。ギター音が好みです。リズムがぐいぐい来る訳です。そして、Aメロでは抑え気味の低い旋律。元々、あまり派手めな曲調は少ない印象にあるつばきですが、メンバーのユニゾンが映える音域を作家さんが採り入れたらこうなったという良き見本みたいな出来映え。そして、随所に散りばめられたきしもんこと岸本ゆめのさんのフェイク。カッコよすぎだ。
映像でも涼しげな表情で、鼻歌でも歌うかのようにフェイクしているきしもんが堪能できます。初めて視た時はこの映像だけでも、もう「視聴してよかった」と思いましたよ。
前回の記事でも少しきしもんに触れているので何かの忖度か、ブログ管理人のゴリ押しかと思われそうですが、これは単なる偶然です。この曲を初めて視聴した時以来、「この佳曲は岸本ゆめのの魅力を再確認するための曲」だと私は思っております。映るのはいずれも数秒ですが、ぜひとも注目してみてほしい。その歌声と目力に引き込まれる筈。
つばきファクトリー『涙のヒロイン降板劇』Promotion Edit
私がこの曲を発売時に注目していた理由のひとつが、新メンバーの実力表現にあります。四人の実力のほどはYouTubeにアップされたソロ歌唱動画で堪能できます。それで、実際のところどう表現できていたのか?
正直に言えば、この曲では期待していたほど新メンバーが目立っていた訳ではありませんでした。少し期待が大きすぎたのかもしれません。たとえば、「大器晩成」の時の佐々木莉佳子ちゃんの目立ちっぷりのような活躍を期待していたのかもしれません。
でも、ひとつ言えるのは新人加入がグループとしてのボーカルの安定につながったのではないかということ。
ステージ映像をみてもらえると一目瞭然ですが、これまでと比較してユニゾンに乱れがなくなり、数人ずつ歌うパートでもぶれが少ない。ゆえに先ほど取り上げたように、きしもんの歌が良いスパイスになって利くようになったのだと感じました。刺激的なスパイスは素材の安定感があってこそだと、そう実感した次第です。
私はアイドルグループは七人くらいまでが良いと思っています。あまり人数が多すぎると、ステージに於いて一人一人の見せ場が分散したり、映像では引きのカットが増えて顔が小さくなってしまうデメリットがあるからです。
そういう持論があったので、つばきファクトリーに増員するのは否定的意見を持っていました。ですが、加入したメンバーの魅力を思うに、これで良かったのだと今は思います。引きのカットの問題はなだ残りますが。
人数が増えて歌に厚みができた。つばきファクトリーの増員は正解だった。新メンバーありがとう。そんな気持ちです。
そんなことを書いているうちに、新メンバーについての話題も書きたくなってきましたが、長くなりそうなので、それは別の機会にいたしましょう(キーワードは、ブログ管理人は長崎県出身に弱いのか? です)。
それで結論は、「アイスの量も、アイドルグループの人数も、増えることはいいことだ」(徳永千菜美さん、結婚おめでとうございます)。そんな訳で、私の2021ハロプロベストソングの紹介でした。