フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

「過去記事を振り返る」 ~スマイレージはがんばってもええねんで~

2014-07-30 22:43:43 | ハロプロ(スマ アン)

 この記事の元記事は2010年7月30日(ちょうど四年前)に発表されました。
※元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/cf45d695ea7fc6567e8b4ae90c67b87b



 スマイレージの新曲が発売されました。いくつかの問題を抱えたまま、その問題に対する答えがハッキリしないまま。

 スマイレージがミニモニ。みたいな歌を歌う。

 
まあ、一つの方向性としてはアリ。ただ、新人アイドルにとって非常に重要と言われるセカンドシングルでこれを持ってきた意味。セカンドシングルというのが新人のカラーを印象づける大事なシングルである事は、アイドルポップスに詳しいであろうプロデューサーは知っている筈だと思うのですが。

 スマイレージが超ミニスカートで足を上げたりしながら歌う意味。まったく理解不能。

 このミニスカパ○チラ作戦(というのは大げさか)を決めたスタッフ会議ってどんなものだったのか?こんな感じ?
 「AKBの人気を分析した結果、スカートをひらりさせるのが有効と分析結果が出ました」
 「よしっ、じゃあスマイレージもスカートひらりで行こう」
 まさか、本当にこんな理由ではないですよね。

 スマイレージは今回からキャラアニでも販売を始めた。その効果は出ていないようだ。
http://www.chara-ani.com/details.aspx?prdid=B10700305

 キャラアニは、AKBが個別握手会用CDを販売してもらっているネット通販サイトです。
  スマイレージは四人しかいないから個別握手はあまり意味がなく、特典はトレカです。だからなのか、キャラアニでの販売があまりプラスになっていない。有効活用されていない訳ですね。まあ、あまりにも「握手握手」と握手会ばかり開催されるのは正直萎えます。(AKBやアイドリング!!!がたくさん握手会を やっているからと言って、ハロプロも真似をする必要はない)
 しかし、そう言いながらもやはり重要なセカンドシングルなだけに、多少は無茶な売り方をしても良かったのかもしれません。


 スマイレージの新曲の売上が今ひとつというのは、まあ簡単に言ってまだ固定ファンが少ないという事なのでしょう。ハロプロの他のメンバー のヲタが、デビューご祝儀買いをしたケースがそれなりにありそうなデビューシングル。セカンドシングルはその辺りの減少分も見越して、多少は売上アップ大 作戦を実行すべきだったのかもしれません。
 事務所が考えたその作戦が、ミニモニ。にスカートひらりなのだとしたら、あまりにも現状が見えていない。ニーズを読めていないと言わざるを得ません。固定ファンを増やさないといけない時期に、スカートひらりをやってファンではない人達を遠ざけてどうするんだ?そう言いたいです。

 スマイレージはもっと正攻法で売るべき。正攻法ではインパクトが弱いなら、その分は徹底的なメディア露出を行 なうべき。他ヲタが「スマイレージばかりゴリ推しするな」と反発するのを怖がっていては新人の売り出しは出来ません。新人はどんどんメディア展開するのは 当たり前。

 でも、ひとつ言いたいのは、ミニモニ。やスカートひらりを必要以上に叩くのも見当違いという事です。今のハロプロはおかしい なと思う事がいくつもありますが、どうもネット上で掲示板やらブログやらを見ていると、感情的に叩いている人も目立ちます。「ハロプロの今を叩く」事が目的、つまり批判をする事が目的な人が少なくない。
 今回のスマイレージの曲は「いかにも」な曲だけに、叩きやすい格好になってしまった。そんな気もします。スマイレージを応援している人が「これは違う」と嘆き怒っているのなら理解しますが、そうではないのに叩いている人は、ではどうすればいいのか を示してもらいたいものです。

 オマエはどうなのだ? そう言われそうですが、自分はセカンドシングルは明るく疾走感のあるロックンロールっぽい曲で、衣装は'60年代アメリカンな感じ(ゴロッキーズの番組用衣装みたいなイメージ)を見たかったです。
 スマイレージは美脚が売りだそうなので、スカートは短くても良いです。そのイメージで思い浮かべると、事務所の先輩森高千里さんの「17歳」の衣装みたくなりますね(苦笑)。そのうち、スマイレージがカバーしそうです。

 17歳 森高千里
http://www.youtube.com/watch?v=H_HBH7ViciU


 <2014年の追記>

 スマイレージについて書いていた過去の記事を見返していて、この記事は割と批判的な内容であるため、特異な印象を受けて手が止まった。奇しくも書いたのはちょうど四年前なのであった。
 何をこんなにムキになっているのかと振り返れば、この時期は数年続いた「ハロプロvsAKB48」という闘いに事実上のピリオドが打たれ、しかも他勢力ものし上がってきて、もはやハロプロは「特別なアイドル」ではなくなってしまった年なのでした。ここでいう「闘い」とか「特別」とはあくまで人気とか業界に於ける存在感という意味でです。活動内容の濃さは別です。

 そういう事もあって、筆者である私もピリピリしていたのでしょう。その6年前、つまり今から10年前はピリリしていたのですけどね。

 この年の夏、TIFの第一回目が開催されて、アイドルの群雄割拠の時代が始まった。あらゆる業界を味方につけて遠い所から声を上げているAKB48は別な存在であるとして、ハロプロが立っていた位置に他の事務所のアイドルが勢いよく走りこんできた夏でありました。そのきっかけとなったのは、この年の5月末にオンエアされたMJアイドル特集回だったようにも思います。
 この放送ではハロプロからモーニング娘。とスマイレージが出演。どちらも楽曲は今となっては高い評価を得ている曲を歌ったにも関わらず、娘。は華で48に劣り、スマはインパクトでももクロに持っていかれました。そうです。ももクロのファンを増やすきっかけになった放送でもありました。

 ももクロはTIFの第一回目にも出演。ホスト役としてイベントを盛り上げ人気的には出演者の中で一番人気と思われていたアイドリング!!!以上に、ももクロは観る者にインパクトを与え、話題をさらっていきました。私は「スマイレージも、ハロコンをその日に限り欠場してでも出演するべきだった」と思ったものでした。ももクロが頑張ってファンを増やして帰っていったこのイベント、スマイレージも出ていれば…。MJに続く「ももクロとのライバルストーリー第二章」みたいなものを期待していたのでしょう。

 そんな事を思うように、スマイレージはデビュー当時からハロプロだけでなく外にも向けた活動をしていたグループで、TIFの開催されたあとニッポン放送主催で行なわれたアイドルフェスには出演。ここで、ももクロと競演しています。
http://www.1242.com/info/idol-summer10/

 当ブログの感想記事は、こちらです。

 そんな外向き部隊スマイレージが遂にTIFに出演する。出演といっても、ハロプロコンサートがその日にあるため、朝イチに野外ステージで1組目として出演するのみという特殊な形ですが、ようやくという気分です。年月は経過してしまい、もはや新人でもなく、フレッシュさを売りにしているグループとも言いがたいけれど、あの夏に置き忘れてきた何かを、当時とはメンバー構成も変わったスマイレージは拾いに行くのだと思っています。
 このTIF出演で人気面で大きな影響が出るのかどうかはわからないし、そういうメリットを期待しての出演でもないと思うけれど、武道館公演も無事に終わり、グループが原点を見つめ直して、それを糧にパワーアップしていくシーズンなのかもしれません。

コメント (2)
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