モーニング娘。の「One Two Three」が初動10万枚を超えました。これは、2002年に発売された「ここにいるぜぇ!」以来で10年ぶりとなります。
この数字は、たくさん握手会を行ない、たくさんのCDを売ってきた。その積み重ねであります。枚数を重ねてチャートの上位になれば話題性が上がりマスコミにももっと取り上げられ、人気も上がるかもしれない。でも、そこがゴールではないし、過程としても違う。
実際のところ、売上を上げていったところで必ずしもマスコミの扱いが良くなるとは限らず、こういうものは事務所とマスコミの関係次第でどうにでもなる類いのものであり、あまり人気は関係ないのであります。
それを踏まえて書くと、モーニング娘。に於ける「人気が上がってほしい」というヲタの願いは、「売れてマスコミに出まくって楽しいヲタライフを過ごしたい」というものより、「こんなに素敵なモーニング娘。の魅力をもっとたくさんの人達に知って欲しい」という親心にも似た想いなのではないでしょうか?
そうであるならば、もうオリコンチャートに振り回されずに、自分達の提唱する新しい価値観で人気を広げ、魅力をたくさんの人に伝えていけないものかと考えます。CDを付加価値で売るという他人が考えた商法ではなく、ハロプロの価値観に基づいた売り方で。
10万枚という一つの区切りを超えた今、次も売上を出来るだけキープするという方向よりも、「オリコンチャートだけが全てではない」とばかりに、新たな売り方、CDで利益を生み出すのとは違ったやり方で、更なるチャレンジをしてほしいと、関係者の方々に期待を寄せています。