以前に地方アイドルの話を取り上げた時にLinQという福岡を拠点に活動しているアイドルグループを紹介しましたが、そのLinQが今週新曲を発売しました。
地方アイドルは文字通り地方である事を前面に押し出していった方が、その存在意義が明確になる。なぜ地方なのか?という理由には各アイドル陣営毎のスタンスがあるのは当然として、ではその地方でなくてはダメなのか?という点に明確な答えを即答出来るアイドルグループとその陣営はどのくらいいるのだろう?
【2012.2.29発売】Sakura物語 Full PV
LinQは九州で活動をしていくという意味を込めてグループ名には「Love in 九州」という意味を含ませています。それはスポーツチームの名前に地域名を入れる事にも似て、アイドルでも地域密着が出来るという決意表明にも思える(愛媛からもじった名前の、ひめキュンフルーツ缶など、地域名を組み込んだアイドルは大抵が値域密着を謳い文句にしている)。
しかし現実問題として、新曲を発売したら売上をある程度見込める東名阪で即売会を行わなくてはいけない現実もあります。しかし、せっかくの新曲発売週に地元を離れてキャンペーン活動をしていたら、そこは値域密着の看板倒れというものであります。
LinQはそこまで見越していたのかはわかりませんが、人数が多い事を活かし、全員がキャンペーンで各地を移動するのではなく、何人かに分かれて各地を回るやり方を導入しました。勿論、地元でもイベントを開催します。
では、CDを売りやすいようにグループの構成人数を多くしたのか?もしそうならば、それはあまりに見せ方よりも売り方に比重を置き過ぎていないか?と疑問を持たれそうでありますが、私はそうではないだろうと考えています。次回はそのあたりの事。アイドルグループの人数バランス、年齢構成などをLinQはどう見せているか書いてみたいと思います。
タワーレコードによるLinQスタッフへの質問企画。グループのコンセプトなどが語られています。
http://tower.jp/article/series/2012/02/29/b241