新曲発売週にこんな事は書きたくないのですが、言わずにはいられない。なので書きます。
吉川友のCDをめちゃくちゃな売り方するのは止めろ!
今週発売のシングルなのに8月から予約をしてもらうという形で握手会を行い、それだけでは足りないと見たのか、握手会にエッグメンバーを付けたり、アップアップガールズを付けたり。もはや「吉川友のCD売上」ではなく「吉川友と仲間達の売上」になってしまっています。まあ、そういうやり方は真野ちゃんでも行われては来ましたが、真野ちゃんの場合は握手会に参加するメンバーはバックダンサーであるという建前がありました。
そもそも発売日の遥か前にCDを予約させて、その予約券で握手をさせるなんて、なんとあざとい商売。こんなやり方はいつから始まったんだ!と思ってしまいますが、今やアイドル界では珍しい事ではなくなっています。
昨年、ももいろクローバーがメジャーデビューを果たした時、発売の前から握手会を行なって、デイリーチャートにその握手会で積み上げた予約分を計上しデイリー一位をとりました。しかし、ももクロはそのシングル一枚でレコード会社を移籍します。その一枚しか出さなかったレコード会社とは「ユニバーサルジャパン」(元々一枚だけの契約であったとも言われている)。
今年ぱすぽ☆が発売のはるか前から予約握手会を行い、その積み上げた枚数四万強でウィークリー一位を獲得しました。女性アイドルグループのデビューシングルが初登場一位を獲得したのは史上初。めでたい記録ではあるけれど、売れなければ次は出ないなどとヲタを煽り買わせたという商法が問題視されました。ぱすぽ☆のレコード会社は「ユニバーサルジャパン」。
吉川友セカンドシングルイベント、公演数をカウントしたヲタがいまして、その数は53公演。複数枚数を買わなければ参加出来ないイベントもあったので、この全てに参加しようと思ったら、なんと137枚もCDを買わないといけないのだとか。そんな吉川友ちゃんのレコード会社「ユニバーサルジャパン」。
私はなにもユニバーサルジャパンを叩きたい訳ではないのですが、新人を人気の実数以上の売上枚数を達成しなければいけないというノルマ。そして、それを達成するために度を越した握手会の乱発具合と、おかしな流れに首をかしげているのです。
吉川友ちゃんはモーニング娘。に入れず、ハロプロエッグからスタートして結果を積み上げてデビューにこぎ着けた子。小さなイベントで笑顔を振りまき、真野ちゃんのイベントで一人一人に腰を低くしながら丁寧な握手をして、新人公演では力強いパフォーマンスを見せてくれた。
そんな風に地道にポジションを築いてきたアイドルを、「売上」という現実にあまりに晒し過ぎなのではないか?彼女はめちゃくちゃな握手会乱発をやるために努力をしてきたのか?
CDが売れなければ次につながる仕事は来ないし、売れなければやがてCDそのものを出せなくなる。それは理解しているのですが、あまりに生き急いでいるようなやり方に憤りを感じています。「アイドルは商品」という志向があまりに露骨に出過ぎてはいないだろうか?半年後、一年後、吉川友はアイドルでいられますか?
吉川友 - ハピラピ ~Sunrise~(Short Ver.)