フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

笑顔の歌詞を読んで

2011-04-08 22:17:32 | ハロプロ2011

 アップフロント所属アーティスト達による東日本大震災義援企画「がんばろうニッポン 愛は勝つ」が始まります。KANさんの大ヒット曲「愛は勝つ」をみんなで歌うもので、勝つという言葉が前向きでいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=-qq6slyZUes

 でも、ちょっと待った。この曲、片思い?な人に向けてKANさんが「心配ないから」、「最後に愛は勝つ!」と励ましている歌じゃないんですか?まあ、多少こじつけで「愛」を恋愛ではなく、人間愛として置き換えれば被災地への応援ソングとならなくもないですが。

 そんな訳で私が選んだアップフロントメンバーが歌う義援ソングは、松浦亜弥さんの「笑顔」。

谷村有美×松浦亜弥 - 笑顔


 このブログでも何度も取り上げている曲ですが、この曲が被災地への応援ソングにぴったりだという意見をネットで見かけました。その方も主張していましたが、歌詞がぴったりです。
 「起こる筈のない事が現実になり」、「愛する者を守るため、立ち上がり歩き続けても疲れはて」、「笑顔になれない悲しい時には」、「生きてさえいれば乗り越える」、「だから負けないで一人じゃないから」。
 作詞作曲はアップフロント所属の谷村有美さん。谷村さんもこのプロジェクトに参加していますから、この曲を使うのは特に問題なさそうです。

 しかし、実は大きな問題がありました。
 「歌うのが難しい!」
 そうです。誰でも気楽に歌いこなせる曲ではない。Bメロ「愛する者を~」の部分が高い。声を出すのが大変です。更に大変なのはCメロの「ひたむきな夢も~」の部分。ここは超絶高い。作曲者の谷村さんがこの曲を歌っている動画を見た事がありますが、作った本人でさえつらそう(苦笑)。そんなハイキーな曲を参加者みんなが歌えるのか?森高千里は歌えるのか?小川麻琴は歌えるのか?真野恵里菜は歌えるのか?関根梓は歌えるのか?

 私もこの曲が発売された当初、カラオケで練習して何とかついていけるようになった思い出があります。

 そんな余計なお世話な話はともかく、この曲の歌詞は今回のような災害に対しての応援としても通じますが、サビの部分の「生きてさえいれば明日が生まれる」は様々な意味にも通じていくように思います。
 生きる=存在と捉えるなら、ハロプロの売上が落ちようが、存在していけば、存続していけば挽回のチャンス、というか挽回の権利がある。継続は力なりなのです。

 そして、あなたが毎日応援しているアイドルがそこにいる事、みんなの前に存在している事の当たり前の日常。そんな当たり前の日常をふと顧みて、その当たり前の日常を感謝する気持ちは持っていてほしいと想いは広がるのです。

 当たり前の日常、まさに被災地の方々は、当たり前の日常を奪われた訳ですから。

 好きなアイドルがそこにいるのが当たり前ではなくなる時に後悔がなきよう、自分の想いはしっかり応援に乗せてあげてほしいと、私は思うのです。

コメント (3)
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