フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

六枚の積み重ね

2011-04-07 22:04:59 | ハロプロ(℃)

 ℃-uteの歴史を振り返るといくつかの胸が熱くなるシーンがあります。中でも忘れられないのが、日本青年館で行われたファーストコンサート。
 同期のBerryz工房に遅れる事三年、ようやくメジャーデビューを果たした℃-uteが、デビューしてすぐに行なったこのコンサート。当時はまだ持ち歌も少なかったから公演時間は短かったけれど、それを埋めるかのように公演終了後に握手会があった。

 私が観た夜の公演、昼公演&握手会の疲れもものともせず軽やかに歌い踊る七人。この公演に合わせて発売されたソロTを着た観客達も跳び叫ぶ。
 コンサート終了前に行われた挨拶。矢島舞美リーダーによる「ようやくコンサートが出来るようになった」お礼から始まったその時、突然客席から沸き起こった万歳と続いて起きた℃-uteコール。予めヲタがやる事を決めていた訳ではなく、自然発生で起きたそのコールが今でも耳から離れない。それを受けて涙で絶句するメンバー達。いつもはクールなマイマイも泣いていた。
 苦労してデビューを掴んだからこそ、観客のコールに熱さがあり、メンバーが流した涙も透明だった。℃-uteメンバーがこの公演のDVDをその後何回見返したのかはわからないけれど、時々自分を見失いそうになったら見返してほしいなと思います。

 ~CDを出せる事は当たり前ではなかったあの頃。コンサートが出来る事が当たり前ではなかったあの頃。~

 ℃-uteのみんなはどんな時でも浮かれる事がなく今日まで来ました。もう少し傲慢さがあるくらいがアイドルらしくて良いかもと思う時もありますが、これが℃-uteなんです。そんな℃-uteがアルバムを発売しました。コンサートで万歳が発生した四年前は一枚しかなかったアルバムが、今週で六枚になりました。その積み重ねは、歩いてきた日々そのものです。

コメント (5)
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