フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

シャイニングパワー

2010-11-16 22:24:37 | ハロプロ(ベリ)

 Berryz工房のPVって極端にハズレな出来のものがない印象があります。最近は凄いアタリもなくなりましたが、それでも「ハロプロにしては」良いPVが年に数作披露されています。
 まあ、普通にアイドルを趣味として楽しむ分にはそれで充分。このブログみたく、「PVの出来映えにダメ出し」とか「楽曲の出来にダメ出し」とかやってると精神衛生上よくない(苦笑)。そんな事を思いながら、そういう理屈の否定こそが理屈であるのだと新たな理屈をこねながら先日「シャイニングパワー」のPVを見てみたのでした。

Berryz工房 「シャイニングパワー」ミュージッククリップ


 どうですか。可愛ければ良いのだ。アイドルのPVは所詮そういうものだ。そんな意見も聞こえてきそうですが、自分も今回のPVは理屈抜きで割と好きです。千奈美のルックスが「あなたは新メンバー?」な状態であったり、雅ちゃんや梨沙子のメイクについて担当者に意図を聞きたいとか言いたい事はない訳ではないけれど、Berryz工房らしさが漂ってきて良いんじゃないかなととりあえず満足。熊井ちゃんがセンターになった記念曲だし、あまり批判するのも忍びないし。

 ここに来て熊井ちゃんをセンターに起用した事は、現状打破とか、アニメソングだから大胆な事をしてみたなど前向きな理由が浮かんできますが、言い換えれば今のベリって絶対的なエースがいない事の表れでもあります。人気順位をつけていけば一位になるであろうメンバーはちゃんと予想出来るけれど、メンバー間の色んな差が縮まって来ている事でしょうね。
 熊井ちゃんはBerryz工房が、いやハロプロが誇る個性派アイドル。高い身長に美形というモデル的風貌を兼ね備えているものの、それがBerryz工房ワールドでは浮いてしまうのか、今までは目立つポジションは与えられませんでした。しかし、それでも目立つのがランドマークガール熊井友理奈。その熊井ちゃんのアンバランスな存在感もBerryz工房の楽しみの一つであると、その存在はベリヲタに愛されてきました。
 そんな熊井ちゃんが遂にシングル曲でセンターなのですから楽しんでナンボ。理屈より感性で感じるのだ。そういう事なのでしょう。そう念じながらPVを見てみれば、そこには真ん中でノビノビと歌い踊るランドマークガールがいました。

 つんくP曰く、「180cmのメインボーカルを擁した女性グループなんて他にあるか?」との事ですが、そうなのですBerryz工房はアナーキーな存在であってこそBerryz工房だ。そう思います。
 そもそもデビュー時からして、「子供がアイドルやってる!」と見るものに不安感を与えてきたBerryz工房ですから、スタートから世間に迎合してなんかいない。これこそ、つんくPが言う「ロックやな」的なアイドル像ではないですか。
 Berryz工房のカラーであるなんでも出来そうというイメージ。そんなイメージもまさにアナーキーな存在感が思わせる思い込みであり、例えば全員金髪になってもガッカリはしないし、全員がフェイスペイントして歌ったとしても楽しめそう。それがBerryz工房。メロン記念日なき今、「何でもアリ」な自由なスタンス。その魂を受け継ぐグループがここにいた。そんな気持ちです。
 そんな一見ハチャメチャな事を考えるのも、今回熊井ちゃんがセンターに抜擢されたからでもあります。もうセオリーなどに縛られず、自由に色々チャレンジしていけば良いと思います。そう考えると、つんくPが作る楽曲でもまだまだ型破り度が足りない。
 「Berryz工房でメロンがやっていたロックコラボの続きを」
 そう夢を見ておきます(笑)。シャイニングパワーなエナジーで弾けるBerryz工房を見せておくれという感じですね。
 
そんな感じで結論が出たところでふと気づく。
 「つんくP、さりげなく熊井ちゃんの身長バラすな」
 熊井ちゃんが傷ついていない事を祈ります。

 PS 今回のベリの売り方には色々言いたい事がありますが、このブログでも一度サイン会の事は批判させていただきましたので、今回はイベントのあり方については黙っておきます。機会を改めてイベントについての意見を書きたいと思います。

コメント (4)
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