前回の記事で、ハロプロを応援するファンにも見方は色々ある。その中でも保守的思考で見ている人も少なくないと書きました。ハロプロという組織自体は新人じゃないから、斬新な企画で勝負するより安心感と安定感で勝負するべきだと私は思っています。それを考えると、今更曲に妙なウケ狙い要素を入れるのは果たして正解なのかとも思うのです。
スマイレージの新曲がミニモニ。みたいだ!(それ以上の問題点が発生しているんですが、これは別の機会に書きます)
℃-uteの新曲のタイトルは売る気があるのか?(まだ聴いていないですが、コンサートを観た人によれば結構良かったという意見も有り)
Berryz工房の新曲が売れてない…(これこそ別な機会に検証します)
ほぼ全てがズレまくっている。ズレて、ブレて、それが続いていくうちに帰る場所を見失った状態。プロデューサーはちゃんと帰る場所を思い出せるのでしょうか?
怖いのは、曲だけでなくコンサートまでズレた感覚が持ち込まれて、内容がウケ狙いに走ったものばかりになる事。
ハロコンと言えば見終わったあとの、「つまらなくはなかったけど、なんか足りない」という感覚が残る事が鉄板ですが(苦笑)、そのくらいで済んでいるうちはまだ「金返せ」という気分にはならないから良いのです。これが、ウケ狙いに走り初めて「サプライズ」を売りにしたり、「ハプニング」が定番になったら危険です。サプライズなんてものは、たまにあるからサプライズなのであって、主要コンサートの度に発動する類いのものではありません。観客が目の前のステージよりも、いつ来るかとサプライズに気をとられ始めるようになっては、それはもはやコンサートというエンターテイメントではありません。
それを踏まえた上で書きますが、ハロプロコンサートくらいは(サプライズではない)特別な何かを加えてほしい。
今回はファンコラと題して、ステージで観たい曲をリクエストしてもらいました。それはそれで良いですから、次も別の企画で、みんなが集まったお祭り感覚を惜しげもなく演出してほしい。そして、お祭りにしてこそのハロコン。だから、大会場で開催する事も諦めてはいけません。(少し前の記事では、リクエスト企画で本質をごまかしてはいないか?というような事を書きましたが、もはや何かをする事に意義がある。そんな状況になってきているような気がしていますので、今回の主張は変わりました)
確かに今は人気が下降線。そういう時こそ、思い切った事をするべきであり、小手先ではなくサプライズでもないビックリを用意してステージを彩るべきです。
などと、思いながら始まったばかりのハロコンに対して、もう次のハロコンの心配をしている始末です。これから観に行くという方には「ゴメンナサイ」と謝ります。水を差すつもりはありません。もちろん、過去の公演がそうであったように、なんだかんだ言っても、現場で公演を観ると前評判より良く感じるのもハロコンの特徴です。
そして、今日結果が発表されたBerryz工房の新曲の売上結果を見て、アイドルに握手会は必要不可欠なのか?と、考えさせられています。それでも、自分は言います。握手に売上を頼らないアイドルを育ててほしい。
今回のBGM さかさまパラシュート 朝日美穂