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ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

「携帯小説家」観劇レポート~メンバー編~

2008-10-20 22:36:15 | ライブ!2008
 携帯小説家を昨日観に行ってきました。内容は、前半は笑いの連続、後半はシリアスな展開と、二つの表情を持つ芝居でした。そんな内容に合わせて、レポートも「アイドル」℃-uteの活躍を綴るメンバー編と、作品に対しての感想などについて綴るストーリー編に分けて書きたいと思います。


 18:00の開場時間を少し過ぎて入場。グッズは既に買った人が多いのか売場は空いていました。
 最近改装されたというサンシャイン劇場の座席に落ち着き開演を待ちます。この日の席は、やや後ろの右端でした。開演前にメンバーの声による注意事項の案内放送がかかりました。ちょっと説明がぎこちなくて可愛い感じがマル。

 幕が開き、いきなり舞美(役名で書くと見てない人は把握しにくいと思うのでメンバー名で書きます)が不良に囲まれているシーンからスタート。制服姿の舞美がカワイイ!と思いつつ、緊迫の幕開け。ちなみに、これは携帯サイト「ポケットモーニング娘。」で配信していた「携帯小説家」のメルマガサービスに書かれていたストーリーの続きでした。それを読んでいない人には、なんで舞美が不良に絡まれているのか?そして、何故他のメンバーが助けに来るのか?唐突に思えたかもしれません。
 こうして派手に舞台は幕開けになりました。後はあまりストーリーのネタバレは書かずに感想を書いていきます。

 まずは主役の舞美!(浅丘清香役)

 舞美は寝る子はキュートでもそうでしたが声がよく通ります。携帯小説のアイデアをみんなで考え、アイデアを演技で表現するというシーンが続く前半のコントみたいな時間帯では、他の6人の突拍子のないアイデアにキレたりする姿は、まさに寝るキューでの来夏様を彷彿させました。普段はキレたり怒ったりしないという舞美のキレ演技は見物です。
 でもそれ以上に見るべきシーンは、作家先生に携帯小説家なんてプロじゃないと一喝されるシーンでの涙の演技。前の方で観た方によれば、実際に目が潤んでいるみたいです。舞美、頑張ってます。名実ともに主役です。
 ただ、歌のコーナーは苦戦。制服姿で歌う「涙の色」は、ターンの度にスカートが翻り大変だったようです。

 続いて愛理。ちなみにこの順番はパンフレットの掲載順です。

 愛理は栗原彩音というお嬢様役。リアルだ(苦笑)。劇中での彩音お嬢様は、絵にかいたような本物のお嬢様でしたが似合っていました。舞踏会にでも行くかのようなドレスを着て現れたシーンも、うまく着こなしていました。
 台詞の言い回しがやや一本調子ではありますが、立ち居振舞いなどでちゃんと役に同化してた愛理は良かったです。

 バリバリのヤンキーな片瀬真琴役は梅さん。

 観に行く前からヤンキー姿が楽しみでした。ちょっと演技が拙い時もあるけれど、ヤンキー姿が板についていたので良いです。やはり長身だとヤンキーが映える事を実感。そろそろ、テンション上げ子にも飽きてきた人もいるでしょうから、次はヤンキーコントをコンサートで観たい!

 京伊織という日本茶みたいな役名はマイマイ。

 マイマイは重要な役なのかと言うと、残念ながらそれほどでもないんですが、いいスパイスになっていました。甘口からピリ辛まで色々と使い分けられるマイマイだけに、前半は笑いの箇所に結構絡んでいました。
 マイマイはやはり髪を切ったのが成功だなと、コミカルに笑いをとるマイマイを観ながら萌え…じゃなかった可愛さを強く感じるのでした。

 コミカルな秋吉久実は千聖。

 千聖は出だしの登場の仕方が毎回違うらしく、そのシーンは会場大爆笑でした。観た回はコサックダンスみたいな動きでした。千聖は動きで笑いがとれるのが素晴らしいです。他のシーンでも千聖が何かやる度に爆笑になってました。役得(笑)。
 千聖のエライところは、手の動きとかにもメリハリがある事。体全体を使って表現している感じ。だからこそ、オーバーアクションになってますます笑えるのです。
 でも、よく見ると最近はだいぶ女の子らしい可愛さが出てきて、迂闊に「少年」と言えなくなってきたのは、嬉しいやらさみしいやらで複雑な心境。

 制服姿が昭和風味な竹下広海役は、なっきぃ。

 なっきぃは制服姿だけでなくロリータファッションも披露。ちょっと暗めな役どころは、まさに適役? 控え目な話しっぷりの役どころは、まさにヲタのニーズを読んでのもの?
 芝居中は地味で大人しい役ななっきぃが、芝居が終わりミニライブになった瞬間、動きが変わりシャープなダンサーに変身。衣装は劇中の制服姿のままなので、その変身っぷりもまた見所でした。

 私が密かに演技派メンバーと思っている栞菜は樫山小巻役。「かしゆか」ならぬ「かしこま」ですか。

 栞菜は相変わらず動きがいいです。シャープだとか、ユーモラスだとかではなく、例えば栞菜の手の動きはどことなく奥ゆかしさが感じられて好きです。動きにキャラが表現されているという感じです。
 栞菜には、演技の勉強と経験のためにも、是非℃-uteの舞台以外の劇にも出演させてあげてほしいです。きっと磨かれていく筈です。
 そんな事を感じた栞菜の演技でした。上手いとかではないかもしれないけれど、惹かれる存在感です。


 ストーリー終了後、メンバー一人が感想を言うコーナーがあります。昨日の夜の部は栞菜の担当でした。栞菜は、「脚本を初めて読んだ時、前半はお笑いが多くて楽しい舞台なのかなと思っていたら、後半はメッセージ性があって驚きました。それが皆さんに伝わったらと思います」と、コメントしました。そうなのです。前半はドタバタお笑いステージだった「携帯小説家」。後半はいくつかのメッセージ性を散りばめられたステージでした。そこに、ちゃんとメンバーは気付いているか不安でしたが、栞菜がちゃんと気付いていたので安心しました。栞菜の感想を観られて良かったと思えた瞬間でした。

 そんな「メッセージ性」についての感想と合わせて、自分が感じた作り手側からのメッセージなどについてを、次回「ストーリー編」で書いてみたいと思います。

 ミニライブは、
1 乙女COCORO
2 涙の色
でした。
コメント (2)
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