週末、ベリを観に行った私ですが、ネットでツアーの評判とかをチェックしていると、℃-uteヲタだけどBerryz工房に最近興味があるのでコンサートに行ってみた。という人がチラホラいました。先日終了した℃-uteツアーも、今回は初めて観に行ったという人の感想を結構見かけました。中には、ベリヲタだけど行ったという方もいましたので、テレビ「ベリキュー!」などが引き金になって、興味を持ってきている人が少なからずいるのではないでしょうか。
そういえば、℃-uteコンサートを観た友人が、「手の振りとか揃ってなくて、コアヲタだけでなく新しいファンも多いと実感した」と感想を述べていたのですが、今年の℃-uteツアーはまさに客層がバラエティに富んでいて新鮮な雰囲気でした。
ネット上でBerryz工房コンサートに行ってみたいと書いていた℃-uteヲタの方の一人が、「皆さんのレポートを読んでいると振りコピをマスターしないと浮いてしまわないかと心配です」と書いてました。そうなのです。Berryz工房の現場は振りコピ率が高いのです。
結論から言うと、振りコピをマスターしてこなくても大丈夫です。周りに合わせないと不安だという人は心配になるかもですが、自分も今はベリでは振りコピほとんどしないで観ているし、案外楽しみ方は皆さんバラバラです。ただ、傾向としてベリヲタは振りコピする人が多いよというだけの事です。初心者も大丈夫!
昔、自分もツアー(2005年秋スイッチオンツアー)に備えて振りコピ覚えないといけないかなと、ハロモニが入ったDVD-RAMの中から、ベリがシングルを歌った映像を一つのフォルダにまとめて、それを見ながら覚えたものでした。その甲斐あって(?)デレシンまでのシングル曲は少し踊れます。
そんな感じで、一見客層も被っていそうで、客席のノリも同じような感じに思われているBerryz工房と℃-uteですが、実際はかなり違います。それは、それぞれのステージパフォーマンスの違いが反映されているようにも思えます。
Berryz工房は、「これぞアイドル」というステージングで可愛さ全開路線。MCも漫才やったりして、キャラを前面に押し出しています。
℃-uteもアイドル的な雰囲気に満ちていますがベリとはちょっと違い、カッコ可愛いな感じ。MCも寸劇やコントをやったりしますが、お笑いだけでなく演技的な部分も前面に押し出している感じ。
色分けが出来てきたから好みで選べるようにもなってきて、ベリキューと言って一つの枠にして語る時ではなくなったのかもしれません。それはすなわち双方が成長したという事なのでしょう。
でも、変わらないのが熱狂。その熱狂の示し方も、それぞれ色が違うのですが、ハロプロならではの熱狂的な応援は存在しています。
先日Berryz工房を観に行った道重さゆみさん(芸能界を代表するベリヲタ)が、ラジオの中でこんな事を語っていたそうです。
さゆのコメント(狼にあった書き起こしより)
080930 「モーニング娘。道重さゆみの今夜もうさちゃんピース」
从*・ 。.・)<それでは最後にこの曲を聴いてもらいたいと思うんですけど。あの~、さゆみ、Berryz工房の、コンサートに行ったんですよ。あの、ハワイから帰ってきた時に。すごい楽しくて。もう、感動したんですよ。何か、あの~、いつもは、こう、さゆみも、ライブをやらせてもらってるんですけど、観る側になって、ファンの人の一体感というものを、あの、ステージの上から見てるファンの人ってすごい一体・・・化してるなって思うんですけど、こう、一緒に観てる側からしたら、余計、一体化、その、間にいるっていうその一体感にすごい感動して。すごい何か、嬉しくなったんですけど。
で、何か、もう、あの、それでもやっぱ、一体感を感じたんですけど、もっと、もう、もみくちゃにされながら中で埋もれたいなぁと思ったりとか、あとタオル投げるタイミングとかも、あの、何でみんなでここで合うんだろう?と思って、すごい感動したし。で、何かもう、さゆみまた行きたいと思って、あの~、こう、モーニング娘。のファンの方でも、何回も来てくれる方とか、全公演来てくれ方とかもいるんですけど、常連になる気持ちが分かるなぁと思って、すごい感動したので、ここで曲、Berryz工房聴いてもらいたいと思います。
えー、Berryz工房で、『BE』
从*・ 。.・)<お送りしたのは、Berryz工房で、『BE』でした
正直、自分は今回の中野は二日公演の昼の部という事もあったからかもしれないんですけど、客席がおとなし過ぎると感じていたのです。ベリにおける一体感というのは、振りコピだったり、スッペの掛け声だったり、友情純情のタオル投げだったり、そういう動きによる一体感であるという事は、1stコンサートからベリを観ているから理解しているつもりだし、「娘。や℃の現場ではこうだから」みたいな価値観の押しつけも勿論しませんが、それにしてもヲタ元気ないなあと思っていたので、さゆの言葉は意外でもあります。
でも、熱狂の形は色んな形があっていいと思うのです。ベリの場合は気持ちをわかりやすく表現する、例えば「叫び」とかではなく、振付を真似する事によって気分がメンバーと同化するとか、漫才でメンバーと一緒になって笑ったりするような一体感。そんな風に解釈してみました。コンサートスレに「叫んだり跳んだりするだけが盛り上がりじゃない」と書いていたベリヲタさんがいたのですが、まさにそこなのでしょう。
でも、アンコールと、メンバーの挨拶の時はもっと声出ていてもいいように思うのですが、違いますかね?
℃-uteの場合は、まさに「跳んだり叫んだりPPPHしたり」なノリなのですが、そんなだから開演前のサンバのBGMにまで客席総立ちで盛り上がったりするのでしょう。それに慣れてしまったために、ベリはおとなしいと感じただけなのかも(苦笑)。
ノリやステージングや客層の違い、違うからこそ面白いので両方観に行く訳ですが、こればっかりは正解は一つではなく、観に行った人の気持ちの数だけあるようです。実際に観て感じてほしいと結びたいところですが、なかなか観に行けない環境の方もいらっしゃるかと思うので、動画を貼ってみなさんに違いを感じてもらいたいと思います。
℃-ute JUMP(去年の910の日のステージ。℃ヲタの雰囲気が出ている映像と思いこれを選びました)
Berryz工房 恋の呪縛(去年の夏ツアーのステージ。サビの客席が一斉にやる振りコピが入っていたらバッチシなのですが雰囲気は出ているかなと)