フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

ソロアイドル 素顔の鏡

2010-11-26 22:42:55 | ハロプロ(ソロ)

 今週は松浦亜弥さん久々のアルバムが発売されました。マイペースに音楽活動すると宣言してから一年以上が経ちました。私は過去の栄光はどうあれ、現在をマイペースに活動したいという本人の気持ちは尊重したい派です。

 携帯からご覧になっている方はわかりにくいかもしれないので、写真に書かれてあるインタビューの大事な部分を書くと、こんな事を松浦さんは語っています。

「あの人(あやや)っていつも笑ってなきゃいけなかったし、嘘笑いが得意になってきて、自分でも怖くなった」

 私はこれを読んで最初はガッカリしました。昔の自分を否定してしまったら、その昔の自分を応援してくれていた人達を裏切る事になるではないかと。
 でも、もう少しじっくり考えてみると違う見方が見えてきます。

 松浦亜弥さんは以前に体調不良なままコンサートツアーを続行した過去があります。今に思えば、あの頃の松浦さんはいっぱいいっぱいだったのでしょう。ハードスケジュールの中、テレビ収録や取材に追われ、更にはコンサートリハーサル。松浦さんが体調を崩したツアーの頃からシングル曲はだんだんとバラードばかりになっていきます。これには、「アーティストを目指したいとか勘違いしているのではないか?」という推測がヲタの間で交わされ、いつしかアイドル松浦亜弥はフェードアウトしていきます。そして今、我々の前にいる松浦亜弥はアイドル松浦亜弥ではありません。少なくとも、アイドルの中のアイドルと言われ、21世紀で唯一成功したソロアイドル歌手松浦亜弥はそこには居ません。
 でも、私はそれで良いと思っています。今は今の良さがある。今回のアルバムも良い出来だと聞きました。

 壊れた自分を取り戻すため、自分がやりたい事をマイペースで行なう。そういう場が与えられたのも過去の栄光があるから。その昔の自分と向き合う事も本人にとっては、非常にエネルギーがいる事なのでしょう。そんな葛藤を知らないまま、アイドルの中のアイドルでなくなった後も初期の曲を歌い続けたのも松浦さんでした。

 アイドルを「演じる」という事はどれだけストレスが溜まる事なのか、未経験な者の想像を遥かに超えるものなのでしょう。グループであれば、キャラが色々ある事は許されるし、色々ある事が前提。メンバー同士が補完しあいながら歩いて行ける。ある程度の地を出しても自分とは違うキャラのメンバーがいればバランスも取れる。
 しかし、ソロアイドルはそうは行きません。与えられたパブリックイメージに沿ってキャラを全うしなければいけない。少しでもイメージから外れていけば、負のイメージは自分に降りかかってくる。それを中和させる事も自分がやっていかなければいけない。

 今ハロプロにいるソロアイドルと言えば真野恵里菜ちゃん。真野ちゃんも時々ツイッターやブログで鬱な真野恵里菜を見せています。そこにしか逃げ場がないとも言えます。
 ソロアイドルに対するメンタルケア。事務所は何か行なっているのでしょうか?「あやや」がかつて受けたダメージをまた別なアイドルで繰り返してはなりません。

 勿論、ソロアイドルになるにはプレッシャーに強い精神力とストレスを溜めない性格が求められるのは確かですが、アイドルだって人間であり、生身の女の子ですから。

松浦亜弥 - 笑顔


 松浦亜弥さんが2007年に発売したシングル「笑顔」。発売当初は「生きてさえいれば報われる」など、あちこちに散りばめられたフレーズが重すぎやしないかと思いましたが、今にして思えばこの歌は歌い手自身に対するリアリティあるメッセージソングだったのだと思えます。真野ちゃんにも聴いてほしい曲です。

 なんか文章も重くなってきました。最後に笑いを。この曲は私のカラオケの18番の一つです。高音出しまくりなこの曲だけに「本当?」と思う人もいるかもしれませんが、本当です。Cメロの「そのまま~」の部分がちょっと苦しくなりますが、ここは本人も苦しそうだし、何よりもこの曲を作り、自らもライブで披露した谷村有美さん自身が声出てないからOKです(爆)。

 真野ちゃんのアルバムの話は後日書きます。

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雨上がりの虹のように

2010-09-30 21:26:57 | ハロプロ(ソロ)

 今月ハロプロ界隈にあった色々なニュースの中で、大きなニュースにはなっていないけれど気になったものが、なっちこと安倍なつみさんが久々にシングルを発売した事です。

雨上がりの虹のように―安倍なつみ[PV]

 このニューシングルは、「夢をあきらめないで」などのヒット曲を持つ女性歌手岡村孝子さんが書いたものです。
 前作はつんくPが曲を出かけていましたが、自分は「さすがなっちと長年仕事をしてきたつんくP。なっちの歌声のおいしい部分をよくわかっている曲作り」と記事を書きました。今回は初めてなっちを手がける方の曲作りだけに、どんなメロディを作ってくるのだろうと興味津々でした。

安倍なつみ 夢をあきらめないで

 私は最近、モーニング娘。再評価と題して、昔の曲を聴いたり、動画を観たりしています。今も昔も好きなモーニング娘。アルバムの一つが「セカンドモーニング」です。1999年夏に発売されたこのアルバムは、当時のモーニング娘。のエースであり、象徴的存在であったなっちをメインに据えて作られた一枚でした。
 モーニング娘。のアルバムというものは、その時代に応じて内容が変化しています。もっと突っ込んだ言い方をすれば、その時のエースによってアルバムの色が決定づけられていると言っても過言ではありません。それゆえに、モーニング娘。のアルバムは一作一作が異なる色になっています。
 なっちの持つ色は何か?「笑顔」。そして、いつも笑顔ななっちのイメージとはギャップのある「陰のある歌声」。歌声のトーンに独特の陰があります。セカンドモーニングはなっちの歌声がよく聴こえてくる作品で、「せんこう花火」みたいなソロ曲まであるから、アルバム全体としてのトーンは、なっちの歌声が作り出すブルーな色に包まれた非常に聴き応えのある一枚です。(せんこう花火は大好きな曲です)

 時は流れてもなっちの歌声の色は変わらない。ニューシングルでも、どこか陰のあるブルーな歌声が響きます。でも、決して陰鬱な響きを奏でているわけではない事はPVでもわかります。この曲がなっちと同年代の女性たちへのメッセージソングにもなっているからなのでしょう。
 メッセージソングというと、どこか握る拳に力を込めてみたいな流れになりがちですが、この曲はその辺りはさりげない。実にさりげなく歌い上げ、良い意味で肩の力を抜いた歌声になっています。まるでなっちが口ずさんでいるのを収録したような、普段着な感じのさりげない空気がそこに表現されているように思います。
 ただ、裏を返せばそのさりげなさは「インパクトが弱い」という事でもある。心地よい空気であるがため、意識をしていない人にとっては目の前を流れていってしまうような危うさがあります。まるで、そよ風みたく。

 今の音楽界はCD不況などと言われていますから、一枚でも多くCDを売るためにみんな必死になっています。アイドル界も例外ではなく、あの手この手でCDを売っていくために力を込めています。
 そういう状況を見せられているから、時には力の抜けた現代の歌も欲しくなったりする。なっちのニューシングルはそういう心境にマッチする作品ではないかなと思うのです。
 もちろん、なっちも一枚でも多くCDが売れて、一人でも多くの人に聴いてもらえたらと願っていると思いますが、売上至上主義の真ん中に存在していない者だからこそ、肩の力を抜いたような歌を歌っていけるのではないかとも思うのです。
 岡村孝子さんがどこまでを意識して書いたのかは予想出来ませんが、結果としてこのさりげない感じは今のなっちならではの色を示せたのではないでしょうか。

 ただ難しいのは、売れなくてもいい訳ではない事。今後もマイペースで音楽活動をしていく事が出来るためのラインというものは、果たしてクリア出来たのかが気になるところ。そういう悩みは、世の「売上至上主義」の位置に立っていない歌手全てが背負っていく課題でもあります。タイトルはまさにそんな心境に対してのアンサーであるようにも思えたりします。

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真野恵里菜が歌うにふさわしい曲

2010-07-29 22:45:53 | ハロプロ(ソロ)

 先日書いた「明日の光をつかめ」の記事にたくさん訪問者がありました。密かに注目されているドラマという事は、外岡えりかさんも少しは有名になってきたでしょうか?
 ただ心配なのは、普段の外岡えりかさんは違うんだという事が映像からは伝わりにくい事。ドラマではヤンキー丸出しメイク&ヘアですが、本当は黒髪ストレートで、スポーツも勉強も出来る優等生。特技和太鼓とフットサルな女子大生です。とフォローしておきます。
 「女王の教室」のエンディングみたいに、ホントのじぶんを見せられるシーンがあれば良いのですけどね(苦笑)。

 それでも、女優という仕事は、いかに役柄にのめりこみ、いつもの自分とは違う姿を見せるかが大事だと思います。ハロプロで一番女優活動をしていると言える真野恵里菜ちゃんは、そういう意味においては物足りなさがあります。演じている登場人物がセリフを喋っているというより、真野恵里菜がその役を演じているというように見える。ストーリーに入り込みながらも真野ちゃんを思い浮かべてしまうのです。
 これは、今のところは真野ちゃんの演じる役が、イメージの範疇から逸脱していないからなのだと解釈出来ます。つまり、冒険度が足りない。
 とは言っても、真野ちゃんの醸し出す空気感は透明感があり、作り手側がその透明感を引き出してくれているケースが多いので、今まで出演した作品は作品的には恵まれていると感じます。

 そうです。「女優真野恵里菜」は、なかなか良い感じでゆっくりと成長しながら歩んでいます。その活動には特に不満はありません。真野ちゃんガンバッテという気持ちです。
 しかし、「歌手真野恵里菜」の方はどうなのですか?すっかり本来の持ち味が消えつつあるように見えますが。

 本来の持ち味 その1
 ピアノの弾き語り
 本来の持ち味 その2
 決して上手くはないけれど、伸びやかで聴いていて安らぐ歌声
 本来の持ち味 その3
 その声に合っている優しい音色と旋律で構成された曲

 どれも最新状況では存在していないですなあ(涙)。とりあえず新曲を貼りましょう。

真野恵里菜  「元気者で行こう!」

 正規のPVは映画監督の堤幸彦氏が手がけるそうです。今はそれだけが楽しみという感じです(爆)。
http://www.barks.jp/news/?id=1000063006

 曲自体が悪いというわけではないです。
 真野ちゃんが楽しい曲を歌うのも悪くはない。

 なぜ、この曲を今このタイミングで発売するのか?なぜ、こういう路線にしたのか?そういう必然性が見えてこない新曲なのです。まさか、「夏だから」「ノリがいい方がライブやイベントで盛り上がるから」、そういう理由じゃないでしょうね?

 これは春に℃-uteがアルバムを出した時にも書いた事ですが、曲を作る大人は数多く手がける仕事の中のひとつに過ぎないかもしれませんが、歌うアイドルにとっては一生に一度のタイミングなのです。真野ちゃんは今年、十代最後の夏です。十代最後の夏に思い出の一曲になるような曲。そういう「今この時だからこそ」な曲を書いてあげられないのでしょうか?十代最後の夏というメモリアルな夏は一度しかやって来ないのですよ。そして、そんなメモリアルな時期だからこそ表現出来る魅力があると思うのです。
 この新曲は将来、真野ちゃんが自分の子供に、「これが私の19歳の時の夏の歌なんだよ」と聴かせてあげられるような曲なのでしょうか?

 十代のアイドルにとって、一日一日の成長の速さは加速的。その時にしか歌えない歌。そういう曲を今のハロプロは作っているのでしょうか?


 「明日の光をつかめ」は、大人達の思惑に振り回されてきた子供達が「たんぽぽ農場」で成長していく物語です。惚れた腫れただとか、物語に出てくる職業を必要以上に綺麗に見せるドラマばかりが氾濫する現在、このような物語(ストーリー)を見せるドラマに現役女性アイドル(外岡えりかさん)が出演している。その外岡さんが在籍するアイドリング!!!のメンバー達は、このドラマを録画して見ているのだそうで、見ているメンバーの心には何かが残っていくと思うし、これは非常に意味がある事だと思っています。

 クリエイターとして、大人として果たさなくてはいけない責任、というと重すぎますが、感受性の強い年代のアイドル達が演じたり、歌ったり、その作品に触れるのなら、心の奥に残るものを作ってほしい。今のハロプロの歌にも、そういう誇らしい輝きってある!製作者は胸を張って言えるのでしょうか?

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赤いアサガオ

2010-07-15 22:08:09 | ハロプロ(ソロ)

 夏に生まれた小春が冬に卒業してから半年以上が経過しました。8人になったモーニング娘。の春ツアーも終わり、間もなく夏のハロプロコンサートの季節がやってきます。でも、そこには赤い娘。は欠番なままなのです。

 この半年以上の間に起きた変化と言えば、おはスタ火曜日レギュラーと、おはコロレギュラー。朝の番組ばかり。でも、相変わらず小春はおはスタで、早起きをものともせずハイテンション。変わらね元気に、あの頃を思い出して朝から見ている方はセンチメンタルになったりする。
 ブログも始まった。いきなり「これからは食と健康」と自らの方向性を打ち出し、我々を振り回してくれる。それもまた小春。あの頃と変わらない。


 誰もが小学生の頃に夏休みの宿題に「あさがおの観察日記」というものを書いた事があると思うけれど、あさがおは夏をイメージさせてくれる花であり、あさがおを見るとやはり夏休みの思い出が甦るのです。

 私は子供の頃、夏休みの多くの時間を母親の実家のある新潟で過ごしました。夏の新潟は、町を挙げて盛り上がる夏祭りや花火大会がある。華やかな盛り上がりの中、興奮と余韻に包まれながら布団に入り、翌朝を迎える。
 犬を連れて朝の町を歩けば、昨夜の宴の興奮は跡形もない。道端を包んでいた屋台の香りは消え、代わりに早朝の澄んだ空気が漂い、日本海から吹いてくる涼しい風が道を駆け抜ける。
 ふと民家の庭先に目をやれば、綺麗な水色や紫のあさがお。その色のなんと涼しい事か。ささやかながら、くっきりと色をつけ、風に吹かれている。


 朝の番組でしか動いている姿を見られなくても、その場所で小春はくっきりと自分の色を見せている。何色?
 あの頃と同じ、小春のイメージカラーは
 見ている人はちゃんと今の小春も見ている。あの頃みたく華やかな場所にいなくたって、見ている人はちゃんと見ている。きっと。

 久住小春さんからお知らせ。
http://ameblo.jp/kusumikoharu-blog/entry-10591354942.html

 小春、CMおめでとう。誕生日おめでとう。

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Like a Shooting Star

2010-06-23 21:10:12 | ハロプロ(ソロ)

 一昨日は、℃-uteの岡井千聖ちゃんももいろクローバーの高城れにちゃんの誕生日でした。誕生日おめでとうございます。
 岡井ちゃんと言えば、℃-uteブログの岡井ちゃんが書く記事が最近すっかり「サッカーブログ」と化して、なかなか面白く読ませてもらっています(苦笑)。日本代表の試合を話題にするのは他のメンバーも、他のアイドル達もあちこちで書いていますが、日本以外の試合の事も書いていたりして、それも楽しませてもらっています。
 そんな岡井ちゃんへのリクエストは、W杯が終わっても時々でいいからサッカーの話を書いてほしいという事。Jリーグや海外サッカーも観て、その感想も書いてほしい。岡井家がスカパーと契約しているかはわかりませんが、是非「サッカーヲタアイドル岡井千聖」を一つの売りにしてほしいです。

 誕生日というめでたい話題のあとに書くのは、ちょっと気が引けますが、本日岡田唯さんがハロプロ関西を辞める事が発表されました。

 公式サイト
http://www.up-front-agency.co.jp/artist/okada-yui/schedule_Info.php?id=2439

 岡田唯やんは、美勇伝解散後しばらくして、活動拠点を関西に移していたのですが、ついにタレント活動からの引退を決意したとの事です。「寂しい」という気持ちとともに、「やはり」という気持ちもあります。人気商売のシビアさと現実。アップフロントは面倒見が良いと言われますが、ハロプロに関して言うならば、それは必ずしも当たっていません。当たっているとすれば、それは「元モーニング娘。」な人だけだと思います。

 アイドル全員がスターになれる訳はない事は勿論理解していますが、自分が見てきたアイドルは一人でも多くスターになってほしいし、スターに近付いてほしい。岡田唯やんの笑いのセンス好きでした。人形劇には毎回笑わせてもらいました。
 でも、話の面白いアイドルは他にもいる。それ以上を見せなければ生き残れない世界。彼女は大阪の子だから、やはり周りも過剰に笑いを期待してしまう。それに疲れてしまったのかもしれない。

 救いなのは上記に貼ったURLの通り、公式に本人からの挨拶文がある事。それすらもなくハロプロを去っていったメンバーもいる事を思えば、まだ救いはあります。

 先日、AKBの研究生メンバーが数名辞める事になり、公式サイトに挨拶文が掲載されていました。どのメンバーも文章に悔しさを滲ませながらも、夢を諦めずに頑張っていきたいという抱負を述べていました。岡田唯やんと一緒です。ファンは寂しい気持ちになりつつも、前向きに去っていくアイドルに拍手が送れる。

 それに対してハロプロエッグは、基本的にはそういう場が与えられないようです。挨拶文を掲載して去っていったエッグメンバーもいますが、その辺りはCDデビューした事があるかどうかの差?と、こちらが推測するしかないくらい、基準は明らかにされていません。それどころか、立場ある事務所スタッフの見解によれば、ハロプロエッグは研修生だから、扱いとしては一般人扱いであり、辞めるからといって挨拶文を発表する義務はないのだそうです。

 私がこの数日色々考えている事は、歩く道や目指すゴールが違ってしまっても、ハロプロに一度は在籍した子は夢を少しでもいいから叶えてほしいなという事。その夢は今いる場所にしかない訳ではないという事。

美勇伝 なんにも言わずに I LOVE YOU (岡田唯 Ver)

 

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夕暮れのピアノ

2010-05-14 23:06:40 | ハロプロ(ソロ)

 まのえりこと真野ちゃんこと真野恵里菜ちゃんがFRIDAYの表紙になっています。今やFRIDAYはAKBを毎号載せてる雑誌ではありますが、これはめでたい出来事。買いに行かねば。と思いましたが、まだ買っていません。なんかFRIDAYを買うのって抵抗があるんですよね(苦笑)。
 その今週のFRIDAYには高橋愛ちゃんのグラビアも載っているそうです。

 何故真野ちゃんがFRIDAYの表紙になっているかと言えば、今週が新曲発売ウィークだからです。例によって火曜日から日曜日まで毎日、CD即売会&握手会をやっております。今日は名古屋でしたね。

 今、真野ちゃんは女優としての仕事がメインになっていて、CS放送や舞台や携帯サイトのWebドラマ(Bee TV)など、世間的には地味な感じに映るかもしれませんが、結構ハードに次々と女優仕事をこなしています。
 知っている人は知っている事ですが、真野ちゃんは実は結構良い演技するんですよ。現在のハロプロメンバーでは演技力No.1という声も聞きます。

 それでは真野ちゃんは女優一本で行きたいのかというと、そういう訳でもないようです。
http://gree.jp/mano_erina/blog/entry/439776828
 やはり歌も歌いたい。そういう気持ちが強いようです(今日、NHK名古屋の「サタテン」という番組には出演)。
 音楽番組に出られなくなったのも、二年目を迎えてプッシュ期間終了だからとも言える訳ですが、やはり一番肝心なのは売上なのでしょうね。売上がハッキリ言えば伸び悩んでいます。二年目を迎えても握手会をたくさんやらなければいけないのも、その握手会を彩るために毎回ハロプロエッグからバックダンサーが招集されるのも、全ては売上が大きな理由だと思います。
 イベントに足を運べば、エッグ目当てに来場しているヲタもそれなりにいたりします。効果はある訳です。だから次もエッグがバックに付く。その繰り返しになってきました。出演しているエッグにとっては、貴重なステージ経験ですが、事務所も最近はこの経験面を重視して人選しているフシがあり、実は売上促進のために人気エッグメンバーを付ける戦略ではなかったりもします。

真野恵里菜 お願いだから・・・ ビデオクリップ


 そして、個人的には一番気がかりなのは「真野ちゃんはピアノ弾き語りをもうやらないのか?」という事です。
 コンサートで盛り上がるタイプの曲をシングルで出したい気持ちはわかりますが、せっかく「弾き語りアイドル」という個性を持っているのに勿体ない。真野ちゃんが新曲を出す度に、次は弾き語りソングでありますようにと願っている私ですが、こんなヲタは例外中の例外なんでしょうか?
 せっかくの専用キーボード「マノピアノ」が勿体ない。マノピアノにもっと活用と活躍を。
 (前髪無いと印象が変わりますね)

 ドラマや舞台が忙しくて、新しい曲を練習する時間がない。そうなのかもしれません。真野ちゃんを女優としても期待していますから、今以上に演技面の仕事での飛躍も願っているだけに、女優と弾き語り、二つの要素を求めてしまいます。無理な注文でしょうか?
 このまま、弾き語りアイドル真野恵里菜は黄昏の方向に行ってしまうのなら、少し残念ではあります。

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真野恵里菜と春の風

2010-04-11 21:49:21 | ハロプロ(ソロ)

 真野恵里菜ちゃんが今日19歳になりました。おめでとうございます。19歳でありながら、まだまだ制服がとても似合う真野ちゃん。 これは誉め言葉です。
 可愛らしさは簡単に出来るものではありません。むしろ、その「年齢不詳な魅力」を前面に押し出して、制服アイドルを目指せ!
 なんて事を考えていたら、真野ちゃんがレギュラー出演しているテレビ東京のキティズパラダイスのコーナーが、先週からリニューアルされて「制服を着て何かを食べる」番組になりました(笑)。テレビ東京とサンリオ、さすがわかってらっしゃる。決して「なんちゃって高校生」などとは言ってはイケマセン。

 そんな真野ちゃんが今度バラエティにも出るそうで、BSやCSのドラマだけではメディア露出が足りない!次はバラエティだ!というスタッフのやる気が伝わってきます。
 もうデビュー二年目だからプッシュ期間は終わったんじゃないのか?という意見もありそうですが、まだまだ終わらない気配。どうやら所属事務所の違いが結果に出ていそうで、要するに真野ちゃん所属のJPルームという事務所は、なかなかマネジメントが上手いという事なのでしょう。

 プッシュの割には人気が伸び悩んでいるのでは?そう感じている人も多そうですが、まあ弱気な事を言わせてもらえれば、今は誰を押しても難しい時期だと思っています。何故か?あの方達が人気な以上、あの方達以外のところから人気女性アイドルはなかなか生まれにくいのではないか?そう思う訳です。
 昔、ハロプロが世間に於いても大人気だった時代。ハロプロ以外の女性アイドルは苦戦していた事を思い出します。
 それでも、人気のあるアイドルはいました。いわゆる女優系。つまりハロプロには居ないジャンル。ハロプロとは違う系統。
 真野ちゃんが今、あの方達の時代の中でブレイクしていくためには、まさにそういった過去の成功例にヒントがありそうな気がします。

 そんな事を思いつつも、私的には今くらいの真野ちゃん人気が心地好かったりします。 新曲発売時にストアイベントをやったり、ミニライブ付き即売イベントをやったり出来る規模な今の真野ちゃん人気。
 あまり手が届きにくい位置に行かないでと願いながらも、人気者になってほしいとも願う矛盾したヲタ感情。ああ、人気者になるって難しい。

 人気は原状維持でも構わないと思ってしまうのは、真野ちゃんの魅力が「親しみやすさ」にあるからだとも思います。ブログに反省を書いたりするくらいで、プロ意識は高い子だとは思いますが、キャラクター的にはプロっぽさを放つタイプではないですね。あくまで親しみやすいキャラクター。

 その親しみやすさは、いつまでも持ち続けてほしい。たとえ売れっ子バラドルになっても、たとえ人気女優になったとしても。
 売れっ子バラドルな真野ちゃんなんて、今ひとつ想像つかないですが。

 これから更なる飛躍を期待しつつも、もうしばらくは制服が似合う真野ちゃんでいてほしい。その親しみやすさはアイドル界の田園風景的な存在。東京ではないし、東京発なアイドルでもない。そんなように見える真野ちゃん。
 アイドルみんなが、売れる事にガツガツされても窮屈。売れたい気持ちは内なる闘志に秘めて、顔は穏やか。そんな子も必要なのではないかなと思う、風の穏やかな春の日です。

マノ絵画 真野恵里菜

 

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久住小春 次のステップ

2010-03-27 23:19:33 | ハロプロ(ソロ)

 久住小春ちゃんは現在、テレビ東京の「おはスタ」火曜日のレギュラーですが、新たにもう一本レギュラーが決まりました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/program/detail/19198_201004030830.html
 小春が子供向け番組に出るのは賛成です。
 「きらりん☆レボリューション」で多くの子供達に支持された小春。その時、きら☆レボのファンだった女の子も今は中学生くらいになっています。この子達をまた取り込みたい。きら☆レボコンサートで、ファミリー客限定公演で数千人動員した頃、あの時の小春は輝いていた。
 その中学生くらいになった子達が、再び小春に興味を持ってもらう仕事もしてほしいとは思いますが、新たなファンを獲得のために再び子供に向けて売り出すのも悪くはないと思います。

 モーニング娘。のステージの時、真ん中ではなく横で踊る小春は輝きが今一つでした。どこか遠慮しているような空気。トークなどではあれだけ自由奔放な小春が、歌やダンスで遠慮がちになるなんておかしい。自信がないのかなと思いました。
 或いは今にして思えば、小春にとってモーニング娘。の歌の多くは、自分の魅力が輝く類いのものではないと自ら悟っていたのかもしれません。
 何しろ、月島きらりとしてステージに立つと輝きが違う。瞳も輝いて、ステップも軽やか。「自分の場所此処に有り」という自信に満ちた表情でした。子供に夢を与える仕事というものに、とてもやりがいを感じて、本人も月島きらりである事を楽しんでいたのでしょうね。

 私は月島きらりとしてステージに立つ小春を見るのが大好きでした。威風堂々という言葉がぴったりなほど、小春は力のこもった良い表情をしていました。
 そして、あっという間に客席を自分のペースに持っていく才能。この子は将来モーニング娘。の顔になる。いや、今からそういう売り方をするべし。当時はそう思っていたのですが。

 色々詮索されていますが、小春のモーニング娘。卒業はソロとして活躍するためのものだと私は解釈しています。そのためには、今卒業する事がベストである。そういう事なのでしょう。
 きら☆レボコンサートを観た日から、私は久住小春が本当に輝ける場所はソロなのかもしれないと、薄々わかっていたと思います。そして、今はそうなのだと言い切ります。

 モデルになるために卒業したのに、なんで子供番組タレントなの?と言われそうな今の小春ですが、これでいいんです。彼女は色々な仕事をした方が輝ける。卒業前に出演した音楽戦士で、卒業後の事を聞かれて言っていました。「(卒業後は)色々な事をします」と。
 色々な事をするための第一歩。「子供番組」での活躍。一歩目はこれで良し。二歩目はどんな活躍があるのか、期待していますよ。意表を突いてほしい。
 まさか、「子供番組タレントを極める」なんて事はないと思いますが。それはそれで意表を突かれた展開ですけど(笑)。

 小春ヲタの中では多数派意見かどうかわかりませんが、私は歌手久住小春も観たい。聴きたい。
 どんな歌を歌っても自分の色にしてしまう才能、コミカルソングを歌の世界に浸って歌い切る才能、これはただ者ではないと思うのですが。
 とにかく、私は久住小春ソロコンサートが観たい。大がかりな演出や台本などなくても、彼女はきっとインパクトあるステージを見せてくれると思います。

 こんな天才、いや奇才?を売り込んでいかない事務所が不思議。私が小春を過大評価し過ぎなのでしょうか?

[LIVE]月島きらり starring 久住小春 - パパンケーキ

 

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真野ちゃんのファニーフェイス

2010-03-18 23:14:45 | ハロプロ(ソロ)

 今日は真野恵里菜ちゃんがメジャーデビューをしてから、ちょうど一年です。早いですね。真野ちゃんのこの一年は色々な事がありました。そんな一年を振り返る気分でいたところ、ネットでこんなスレを見ました。

 推しに彼氏が出来たなと感じた時。

 そのスレを立てた人はあるベリキューメンバーのヲタでした。そのメンバーは年齢的に、もう彼氏がいてもおかしくないしという事による自問自答。そして、いくつかの思い当たるフシ。
 でも、年齢的と言い始めたら、大半のベリキューメンバーはいるんじゃないか?そういう意見でスレが展開していきます。
 私は読んでいて感じました。現在、Berryz工房も℃-uteもセールスを落としているのは、これまで支えてきたヲタ達の多くが、「もう多分彼氏がいるんだろうなあ」と感じ、それで昔のような気持ちで応援出来なくなってきたのも影響しているのではないかと。
 ちなみに、そのスレ立て人が心配していた推しメンバーは、真野ちゃんと同い年です。

 真野ちゃんは来月で19歳になります。新人時代。18歳でデビューなんてアイドルとしては遅いとも言われていました。でも、真野ちゃんは中学年と言っても通用しそうな童顔だし、キャラクター的にも真面目な優等生キャラクター。実年齢がハンデになっているとは思えません。これ以上何を求めるのか?(苦笑)。

 でも、真野ちゃんのその優等生チックなところがイヤという人もいるかもしれませんが、人気低迷傾向にある今のハロプロが目指すべき道の一つじゃないかなと思うのです。
 イベントでどんなに高速握手でも握力十分な握手をして、イベント中は笑顔で客席とトークのキャッチボール。二つあるブログをきちんと毎日更新する几帳面さ。ファンサービスというものを大切にしている人です。

 でも、時々は真面目さとは違う、ちょっとシュールな可愛さの真野ちゃんも見てみたい。何がないかな?

ハロー!エスパー!ハロー! Full Ver.  真野恵里菜


 ほんのちょっと電波ソングな感じもしないでもないこの曲。可愛いではないですか。ここまで見せられると。年齢がどうとか言っている輩が小さく見えるってもんです。
 色んな姿を見せられるようなアイドルは強い。更に、色んな真野ちゃんを自然に見せられるようになれば、今より人気は上がるのではないかとうのです。それを表現するためのステージは「歌」なのか、「舞台やドラマ」なのか、それとも「グラビア」?
 真野ちゃんのファニーな可愛さが活きるような、ドンピシャなステージを用意してあげてほしい二年目の真野恵里菜ステージです。

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真野恵里菜「FRIENDS」

2009-12-24 21:58:05 | ハロプロ(ソロ)

 先週、真野恵里菜ちゃんのファーストアルバムが発売されました。タイトルは「FRIENDS」。このタイトルがシンプルだけれど味わい深いです。色んな意味にとれます。ハロプロの仲間、いつも真野ちゃんのバックで踊ってくれるエッグの子達「FRIENDS」。いつも真野ちゃんを応援してくれるファンのみんな「FRIENDS」。

 そんな真野ちゃんのアルバムを一曲ずつ感想を書いてみたいと思います。実は毎日のように聴いています。そのくらい気に入っています。それでは、レビュースタート。

 乙女の祈り

 真野ちゃんの記念すべきメジャーデビュー曲。春は別れの季節である訳ですが、「君との思い出は大切にするよ」と、クセのある優しい声の「あなた」に言われた主人公の想いを、クセのないクリアーな真野ちゃんボイスが奏でます。
 デビュー曲にしては地味かと思われたこの曲も、こうして今聴くととても良く聞こえるのは、このあとに新しい思い出が積み重ねられてきたからでしょうか。このあと、明るい真野ちゃんを見る事が出来る事をわかっているからです。

 OSOZAKI娘

 テレビ朝日のクリスマスキャンペーンのテーマソングにもなっているこの曲。CMも本人出演。事務所、いい仕事取ってきますね。
http://www.tv-asahi.co.jp/xmas/
 曲もとてもキャッチーなメロディで、シングルになってもおかしくないくらい。サビから始まる曲って、何故か心が浮いてきます。この曲も、そのドライブ感あるサウンドに、真野ちゃんの一番安定している部分の音域が重なり、心地よいマッチング。コンサートでも盛り上がりそう。

 世界は サマー・パーティ

 コンサートで盛り上がっているサードシングル曲。スマイレージの越声も初々しいかぎり。
 この曲はいわゆるモータウンサウンドで、ダイアナ・ロス&シュープリームスの「恋はあせらず」な訳ですが、この曲のエッセンスを取り入れたアイドルポップスは昔から多く定番です。そのアイドルポップスの定番をサードシングルに持ってきたあたり、真野ちゃんはオーソドックスに売っていきたいという事務所の意思を感じます。勿論、それは正しいと私も思っています。王道アイドル真野恵里菜です。

 いつもいつでも

 オカリナの音が印象的な曲。'70年代的な、フォークだったり、歌謡曲だったり、そういう「昭和」な匂いが感じられるこの曲は、普通の日本の風景が浮かんでくるようなサウンド。
 たとえば、夕日の公園と真野恵里菜。たやすくイメージ出来るシチュエーションです。そんな情景を思い浮かべながら聴いてみたい曲。

 ラララ-ソソソ

 インディーズ時代の三部作の三作目。この曲を絶賛している人は、あまり多くない印象で、名曲だと思っている自分は淋しいかぎりなのですが、イントロのピアノの音色、歌詞の優しく切ない世界、そしてそれを澄んだ声で少しぎこちなく歌い上げる真野ちゃん。三つの要素が控えめでありながら、強く融合しています。
 良い曲というのは曲の情景が浮かんでくるもの。そう言ったのは確か秋元康さんだったでしょうか、この曲も冬の学校生活の情景が浮かんできます。陽射しの低い冬の太陽に照らされ、少し憂いを見せる真野ちゃん。そんなPVを見たい。

 はじめての経験

 夏の曲はハロプロだけでもたくさんあります。今年も何曲も生まれました。夏とアイドルポップス。切っても切り離せない関係。だからこそ、夏を歌った名曲を持っていないアイドルは損をしている。そう思えるのです。
 既にインディーズ時代に冬の曲、メジャーデビュー曲で春の曲を歌ってきた真野ちゃん。夏の歌は似合うのか?そう思った人がいたかもしれません。
 この曲がその答えです。歌詞、メロディ、アレンジ、振付、そして歌声。ベストアイドルサマーソングです。

 ラッキーオーラ

 インディーズ時代の曲は、ここ最近のハロプロにしてはかなり安定した出来映えの曲が並び、自分はそれで真野ちゃん熱が加速したようなものだけれど、改めてこうして聴いてもヤッパリ良い。
 この曲はなんと言っても、音がとてもドラマティック。アニメの主題歌みたいな、いい意味で力んでいるキーボードの音が、電子ドラムの少し安っぽい音で中和されているのもバランスが良い。
 ノリのいい曲なので現場では騒ぎたくなるところだけれど、この曲はなんか騒いで観てしまうのは勿体ない曲に思っています。バックの音と合わせて楽しみたい。

 サンタのサキソフォン

 スカビートでクリスマスソング。それだけでもハッピー。歌詞の「ピカピカ」とか「チョキチョキ」という響きがいいリズムを生み出しています。
 楽しく可愛いを前面に押し出したこの曲は、実は一番等身大なのかもしれません。むしろ、クリスマスシーズンを過ぎたあたりから、なんとなくツボに入りそうな曲です。

 この胸のときめきを

 真野恵里菜、秋を歌う。そんな感じの四枚目のシングル。さすがに、こういう曲ではバックダンサーはいらないだろうと当時思っていましたが、CDで聴くと、そこには真野ちゃんの姿しか浮かんできません。しかし、それは歌詞から受ける孤独感が原因に違いない。
 アイドルソングとしては、それだけでは暗くなってしまって寂しいので、やはりビジュアル的にはスマイレージやエッグ選抜隊は必要なのでしょう。その姿を思い出しながら聴く事にします。

 まつげの先に君がいる

 コニー・フランシスあたりの'60年代アメリカンガールポップを思わせる楽しい曲。こういう路線も実はとてもハマる事がわかったという意味で、このアルバムを出した意義があったというものです。
 「パヤパヤ~」というバックコーラスと真野ちゃんの歌声が重なり、心地よく可愛らしい仕上がりです。こういう曲は、シンプルだけれど飽きない筈。歌詞の世界も本人とピッタリな筈。

 おやすみなさい

 デビュー曲のC/W「水色想い」以来のボサノヴァ。まさかアルバムにこういう曲が入っているとは思いませんでした。しかも終盤にセリフ付き。「明日もいい日でありますように おやすみなさい」これを聴きながら就寝している人も少なくない予感。
 真野ちゃんの持っている癒し力をここで使ってくるとは、曲順の妙と言いましょうか。良い余韻が残ります。

 マノピアノ

 そして、ラストはこのインディーズデビュー曲。新録音です。インディーズのバージョンと連続で聴いていると、歌の成長がハッキリとわかります。「と~」「を~」などの語尾が不安定で、それを力みぎみに歌うために、初々しいほどに肩に力が入っていたインディーズ時代。
 その頃から一年半の時を経て、真野ちゃんが「あいたいよ~」を感情の入った抑揚を付けて歌えるようになるとは。嬉し涙がこぼれそう。
 欲を言えば、演奏も本人の弾いた音にして欲しかったです。これは、インディーズの頃から思っています。演奏は特別上手くなくてもいい。そこに真野ちゃんの今があるのです。

 (初回限定おまけDVD)「まのえりHISTORY」は50分を越える内容で、お得感いっぱい。真野恵里菜「FRIENDS」は、アイドルポップスを愛する全ての人達にオススメいたします。

コメント (4)
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