やんごともなく

日常・・あぁ日常。
ブログに書くこと何もなし。

ゆる〇ャンじゃねぇよ!姫を巡る静かなる死闘と負けてイクラとは如何に?

2021-04-12 09:17:32 | 釣部
先日発表されたがあの近くて遠い西湖畔に大手芸能事務所のアミューズの本社が移転してくるらしい。


えっ?


正直何もない西湖に来てどうするつもりかは理解出来ぬがとにかく湖畔の廃業ホテルを買い取ってそこに移るんだと。
興味本位で所属タレントを調べてみたらいるわいるわ知った顔がウジャウジャ。
代表格だけでもサザン福山エレカシ星野ポルノパフュームベビメタ等々彼等事務所だけでフェスが出来そうなメンツ。
と言っても本社だからってタレントさんが来る訳でもないんだろう。別にどうでもいいけど。


でもウッチー氏の娘を富士五湖ローカル釣りガールに仕立ててアミューズに潜り込ませるってのはどうだ?
ゆるキャンも流行ってるしグランキャンパーアリじゃね?と下らない妄想は置いておいてさて今回のお話は~





そうだ!西湖に行こう!


来たよ

まだまだ櫻


***


朝5時過ぎに件のアミューズ本社対岸にある青木ヶ原ボートに降り立つ。えぇ奴らはゼムゼム関係ない。
それは去年秋に初トライしたヒメマスの春季戦であり、3月20日の解禁日から結構順調に釣れているらしい。


今日はヤルよ

朝焼けも美しい

でも寒い


気まぐれと思い立ちで突っ込んだ秋の一戦は実は低調なシーズンでワラクシが6~7匹でウッチー氏はそれ以下でしたが
今春は好調と聞き是非とも再戦を!(先日よりリベンジは禁句となりました)と結構な意気込みであります。やるよマヂで。


そんな訳で早朝の西湖は晴天無風からスタート。


ボート屋のご主人曰く「沖のブイ周辺がポイントでタナは15~20mくらい タナを変えて広く探ってクレメンス」だと。
ヒメマス釣りでは大抵2本以上のロッドを使用し時には5本6本出す手練れも。
そしてスタート時はそれぞれタナの高さを変え回遊している層にいち早くアジャストするのが数を釣るキモである。


とりあえずフロントのワラクシが2本でリアのウッチー氏が3本(後に2本に縮小)でそれぞれ様子見だ。


まずは言われた様に沖のブイを目指したのだがここがまぁなんと水深70m強!


深海ですね

仕掛けはシンプル


かの相模湾だって陸が見えないトコまで行かなきゃこの水深になりませんけど何か?


船釣り人はとにもかくにもボトムを取ってナンボのとこがあるがここではさすがに70mボトムはとれない。
っかラインが巻いてないかも。普通なら一旦落としてボトムから5mとかの指示タナを探るのだがここでは
魚探にボトムさえ映らないその水深の水面から下20m弱がポイントと言われてもちょっとピンと来ないのだ。


それでもせめて魚探にベイトでも写ればヤル気が出ようが写るのは自分のオモリぐらいで美しいくらい20mにその影が出るだけ。
「ホンマにこれで釣れるの?」早くも疑心暗鬼が水面を小躍りしている。


周りを見渡せば3艘のローボートがそれぞれブイに結んで浮いているがゼムゼム釣れてないかと。オイオイオイ。


因みに去年秋の釣り方はもう全然違くてヒメマスは沖で回遊しなかったのでかなり岸よりの水深20m前後のボトム付近で釣れました。
その経験に比べたら今回の超沖での中層狙いはかなり飛躍しているので理解が追いつかない。オイオイオオイ。


って早々のギブアップする前に少し余談を。


***


今回の釣行にあたってエサであるイクラの塩漬けを自作してみた。


これで500円くらい

塩による浸透圧の問題じゃね

ここまでは良かったが・・・


スーパーで売ってたパックのイクラに塩をまぶして締めた簡単なものだが、2日塩漬けして一旦冷凍して見た目マシに仕上がった。
そうこの「は」が敗因と気が付くのは後の話。ここに大いなる敗北の種が埋まっていようとは神様だって知る由もない。


***


ヒメマスの仕掛けはコマセなしのサビキみたいなものだがウイリーや空針ではなくエサであるイクラをつけるのが通常。
その針数は5~7本ぐらいで重りはロッドにもよるが10号強。


これまた去年を例に出すがあの時はワラクシが市販のイクラでウッチー氏が紅サシメイン。
だが圧倒的にイクラへのバイトが多く逆にサシをつける氏にはワカサギばかり掛かった。


その反省材料から今回氏は市販のイクラを用意し、逆に私はその一歩先を行こうと上記にもあるように自作のイクラで勝負となった。
がしかし!!


良き出来と思っていた自作イクラはまさかの強度不足であり、針に刺すとエキスが流失する脆さを持っていたのである!!
最終確認を怠った自己責任そのものだがなんという失態。上手く刺しても長くはもたない。


つまりどうゆう事かと言うといつか回遊してくるであろうヒメマスに対し、そのタイミングまでエサが形を保ってないと意味がないのだ。
もちろん入れた瞬間に喰えば楽で良いが大抵はそうではなく長時間放置した上でようやくアタリがでるパターン。デフォ。


***


無風快晴で釣り日和だがメッチャ釣れない。


遠目の周辺ボートも開店休業状態とお見受けする。「朝が良いときもあるし昼も然り」と聞いてはいたが今朝は駄目のようだ。
そんな渋いスタートを切ったのだがやがてウッチー氏に待望のアタリが来た。


ロッドティップにつけた昔懐かしい鈴の音が一回チリンと鳴る。


見れば先程まで曲がっていたティップがフラットになっている。そうなんです。ヒメマスは掛かると喰い上げる習性があるらしく
ラインを巻いてもアレレ??って事が多い。でも丁寧かつ素早く巻いてくると付いてたりするのです。
待望のファーストフィッシュだがオヨヨまぁ結構小さいサイズ。それでもゼロの壁を超えた。次は私だ!


湾フグロッドw

チリリ~ん

ホレ釣れた

小さいけどヒメ


だがしかしそうも行かない。


ポツポツと集める氏に対してワラクシバイトもない。


バイトのあるレンジは既に解明されて今日は20mジャストでありそこに置くようにして糸を垂らしているのだが
その肝心のエサであるイクラが弱い弱すぎる。エサ持ちが悪く長く待てない。これはかなりのハンデだ。


自虐的に呪い呪い言いますけど実はそんなの無くて結局自分の見識の甘さが招く貧果なんだよねぇ。


とは言え止める選択肢はない。続行あるのみ。


!?


気が付くとティップがフラットに。


喰い上がる感触のないこの摩訶不思議な魚。アワセも効かないからせめて早巻きで口に掛けたい。
そんな訳でようやくのファーストフィッシュ。写真はないけど嬉しい。


***


時刻は昼前でようやく状況を変える風が吹いてきた。その風のお陰かはワカラヌがバイト頻度も上がってきたようだ。
ちょっと面白い現象だが左舷後ろのロッドがどうゆう訳だが一番当たるのだ。他のロッドを何が違うのかはワカラヌが
とにかくそこが抜群に良い。一応水深だけは全て20mラインに合わせてあるのだがそこだけがモテてモテてw


その保有者であるウッチー氏の数がどんどん伸びてゆく。


曰く「折れたタイラバロッドに先端だけソリッドを継ぎ足したモノ」だそうでその曲がりはカワハギやフグ竿に似ている。
勿論そこだけが有利点とは思えないしそれを含めて全体的にアジャストした結果だろう。


一方のワラクシは極々たまにくるアタリを逃さぬ様に正座で待つのだが(特に意味はない)・・・待てど暮らせどである。
忘れた頃にポツリと釣れるだけでは追いつくどころか彼の背中さえ見えなくなりましたとさ。


座して待つ


***


いつの間にか周りに船がいなくなり午後2時手前にやってきた爆風と共にウッチー氏のイクラちゃんが尽きてここでゲームセット。
まぁ判っていたけど終わってみれば改めて恐ろしい程差がついていてワラクシ10匹のとこ彼は24匹だってさ!凄っ!


つ抜けは嬉しいがダブルスコア以上

この後結構荒れて終了


でも秋春と2回やってこの釣りは理解した。やはり2名いると差が生じそこを突き詰めればギャップは埋まるかと。
キモはエサ。数粒貰ったのだは硬度がゼムゼム違くて中のイクラオイルの流失が緩やかなのだ。
後半ワラクシが釣れ出したのは自作のイクラが乾いて硬くなったから。コレ本当です。


つまり自作するならガチガチレベルまで塩で締めるか、諦めて素直に市販品を使うかで
結局コスパを考えると市販品購入をお勧めする。んで更に粗塩をまぶすとより良い結果になると思う。


さて多分だけどこれにてヒメ卒業だ。近いし美味しいしコストもまずまずだが私が釣りに求めるワクワクが少々足りない。
のんびりしてて良いんだけど喋り相手がいないソロ戦ではやんないかと。でも誰かチャレンジャーがいればお相手するぞ。


そんな訳で釣ったヒメマスは弄り回すよりシンプルな塩焼き美味しいです!10匹で丁度4名の夕食分となりました。
新鮮なので身離れもよくホクホクして本当に旨い。その旨さに引退宣言を撤回してちょっとリピートしたくなりましたとさw


グリルにジャストサイズ


***


ヲマケ


早上りして西湖湖畔をドライブすればありましたアミューズ本社(仮)


コレコレ


西湖温泉の真ん前で道を挟んで湖を一望。確かに抜群のロケーションですが~





西湖のをなめんなよ?


予言ですがおそらく来年には再移転すると断言します。都会モンにはあそこの冬は越せません。
コメント
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