やんごともなく

日常・・あぁ日常。
ブログに書くこと何もなし。

開戦の暗号はジグジグジグ?!次々着弾する新たな鉛弾とワレ奇襲ニ成功セリとは如何に?

2019-09-06 09:40:03 | 釣部
今回一つ教訓を得た。





水深とはロマンマヂデ!


***


何処へ行くべ?と相談したのは今回の相棒元釣部部長殿。冬タチそして春イカに続く第三戦目。
私にとって唯一無二のオフショア理解者かつ同行者であり呉越同舟のライバルでもある。


当初の予定だと相模湾のカツヲを(私が)所望していたのだが状況がイマイチとなったので次点であったトンキン湾タチウオに。
おぉ夏タチは初めてだ。しかもまずまず釣れているらしい。ただし少々細いとか。


そんな訳で今回の船宿は春に引き続き深川吉野屋さん。さてどうなることやら?


さすが江戸っ子は粋だねぇ


***


閑話休題


ウチの街には釣具屋が1軒ある。


個人経営店だが特にバスルアーに気合が入っているお店だ(ルアープロショップではゼムゼムない)


だがしかしここは山梨海なし県。一応ソコソコのソルトルアーはあるけれどそれは全く主流ではない。
ましてやトンキン湾タチウオ専用ジグなぞあるはずもない。


ならば今回の釣行に先立ち山越えた甲府のショップに行かなければならないのかな?と思っていたのだがフト気が付いた。
あれれ?深川って東陽町近くじゃね?東陽町って言えばアソコじゃね?と。


上州屋東陽町店。


数ある都内上州屋の中で(多分)唯一24時間営業を行っている店舗でありここは昨年オープンしたばかりだとか。
そんな訳でほぼほぼ現地調達ありがてえと朝5時前に立ち寄って買い足してみました。


海近くではあるけど都内量販店では珍しい采配


量販店だけあってタチウオ釣りだけでも通路一面タチ専用ジグコーナーありけり。
カラーもウェイトも豊富に揃っておりしかも安価とありがたや。


ワォ!たくさんありまくるぜ

関係ナイけどデカダッヂ初めて見たぜ


選んだのはジャッカルのジグ。カラーはピンクとパープルのタチ基礎カラーと専用四軸バーブレスフック等々。
実はそれすら持っておらず前回までは青物ジグ流用で勝負していたのです(当然負けたけど)


***


その上州屋東陽町店から数分のトコに吉野屋さんありけり。


7時出船で最終的には私達を含め10名強のお客さんだったのだが首尾よく右舷ミヨシに陣を張る。
お客さんの中には女性が3名もいる。無論男性エスコートだとしても終日のオフショア船に乗るだけでも凄いと思う。


ミヨシ超広い

元部長殿は既に準備完了

江戸文字が良く似合う

現場でパッケージ開封w


それはともかく船はスタートしたのだがここはトンキン湾最奥でありポイントまでは小一時間のドライブが必要なのだ。
山奥からの早出にて睡眠不足の我等にとっては願ってもないチャンスなのでデッキの上でゴロゴロと仮眠。


ホェートンキンは凄かばい


まーおそらくポイントとはどーせいつもの横須賀沖で1時間くらいは寝れるかな?と。


遠くに風の塔

爆走しているのはセブンアイランド号だろう

水死体ではアリマセン


やがて高回転を維持していたエンジン音がバラバラと解かれスローダウンすると自然と目が覚めたのだが
そこで起きて見た光景に大いなる疑問を抱く。何故なら左側わりとスグに工場が立ち並ぶのだ。


おやおやここは横須賀ではなく千葉側じゃね?しかもズバリ富津沖じゃね?遠くに海ほたるが見えるし。


こっち?!


もうタチウオと言えば横須賀沖と盲信していたのでこの展開には驚く。しかも既に大船団が形成されている!


風が流れてるね

近所の浦安艦隊大集合か?


さてここで冒頭の話。







「それでは始めて下さい。水深14mではドーゾ」



ハァ?!アンダッテ?!


私は冬タチの経験しかないがその際の水深は40~50m前後であり深場からのかけ上がりに沿って船位置を展開してゆく(恐らくネ)
でも多少の水深の上下はあるがさすがに10mクラスってのはない。っかそんなレベルにあの垂直魚が居るの?! 


これじゃ先程100gや130gのジグを購入したのがバカみたいじゃんw


いや一応浅いとはHP釣果情報に書いてあった(らしい)がズバリの水深はなかったんじゃないかな?
     

しかしまさかまさかの15m。PEは1色アリエナイ。


半信半疑どころかゼロ信全疑。ではドーゾじゃねぇよw


それでもヤレと言われたらヤルしかない。新品ジグ100g全身ピンク(通称パー子)をするすると落としてみるが本当に数秒で着底。
そこからワンピッチも入れずタダ巻きをすれば速攻でリーダー結束部である。マヂかよ?


だが答えはスグ出た。


元部長殿が入れたエサ付きジグヘッドに速攻バイトがあり瞬殺でタチウオがヒラリ舞ってます。
※何故ジグではないのかは後述


そしてほどなくして私のパー子さんもフォール中にバイト!おぉとりあえずゼロ回避で嬉しい一匹。
だがいかんせん夏タチは細い。良く言って指4本で5本サイズとは二回りは魚生若者だ。残念ながらここで命運は尽きたがw


写真では悪くないが実際細い


そんな感じで船中もラッシュとまではいかないが今回は釣座関係なく皆調子良く釣り上げている。


特筆すべきは初めて使った4軸バーブレスフック。良く刺さるしそう簡単に外れない優れもの。
口だけでなく近寄って来たタチまで掛けてしまう魔力に似た威力を持つ。


やはり考え必要とされ専用開発されたモノは凄いのね。何でも流用でいい加減に済ませてきた私は反省すべき事かもしれません。


そうゆうギアのお陰で私も数を伸ばしてゆく。だが好事魔多しと言うかそのテンポを乱すようにリールの調子が悪くなった。
クラッチが切れないレベルワインダーが動かない等々のギアトラブルみたいで面倒な事に。


実は四国アカメの際にこの前兆はあったのだが今回の水深10m戦では比較にならない程クラッチオンオフ(数秒レベルでな)を多用しているので
騙し騙しが通用せず一気に使用不能にまで追い込まれた。もちろん予備タックルはあるので交換すれば良いだけなのだが
お客さんの中にはワンタックルしか持ってこない人もいるからその辺のバックアップは注意を喚起する。そう言えば外房でもこんな事あったっけな。


んで上記のエサ付きジグヘッドを初手投入した元部長殿だが実は開始寸前にまさかのメインロッド破壊w
テップ部が諸事情?によりバキリと折れて使用不能となり予備タックルにはジグヘッドが付いていたので急遽そちらを使用したのだ。


残念だがこれは再起不能


そんな事は本当に現場でザラにあるので少なくとも2タックルは必要でありますハイ。


予備ジグもたくさん

YABAI


***


お互い予期せぬ傷を負ったがそれでもポツポツと釣れ続ける。


私は100gのパー子さんから60gのシーフラワーにウェイトを落としたが何の問題もない。寧ろ良い。
そうこうしているウチに朝の時合も終了しそこからは小移動でのランガンスタイル。ある意味タチウオのシューティングゲームとなる。


つまり魚探で群れを探しながらの展開なのだがこれが基本的に数投で勝敗が決まる。


我先で落としたジグが最も狙われ易く(たかが水深15mなので本当は違うだろうが)それで掛けてしまえば2投目以降は確率がグッと下がる。
もちろん我慢してればチャンスは来るのだが徒労に終わるターンが多いのは本当だ。


これが上手なのは元部長殿でひと流し一本は確実に拾ってゆく。対してワラクシは結構ノーターンw
その差はジグの重さか色かはたまたアクションかは判らないがそうゆうのを突き詰めればこのゲームは深いのだろう。せんけど。


だがそんなランガンパニックもやがて行き止まり。


なので文字通り河岸を変えていよいよ本命の横須賀方面へバウを向けた。そんな訳で海上ドライブ中は少し寝ますお休みなさい。


海中から星が釣れた

寝て回復はRPGと一緒じゃ


***


起きるとここは横須賀・・・沖ではない。っか海軍横須賀港じゃね?スグそこにイージス艦が係留されてまんがな。
本当にいいの?と訝るくらい基地湾奥なのだがどうやらここがポイント。
※正確には日本には軍は存在しません



海軍さんに怒られないのかな?

さぁ到着

っかこんなトコでいーの

ミサイルポットなのそれ?






水深13mではドーゾ


・・・どうやら夏タチはそうゆうモンらしい。しかし浅い浅すぎる。冒頭で水深はロマンだと書いたがホントそれ。
オフショアジギングゲームとはあの落としてくジグmeets魚の形をした期待感(←解りずらいが真実)


フォール中のバイトや着底のサイン、現在のジグの姿勢等々の情報を細いPEラインを通して想像するのが醍醐味。
だが水深13mではロマンが形成される隙さえありゃしない。


だから後半戦はやや作業チックになり(ロマンに対し)心閉ざす自分に気が付くw


それでもやる。やり続ける。


沖上りが14時くらいなので残された時間はそう多くない。


マシン化か?

バイト!

毎度あり


その横須賀編もポツポツと釣れるのだが結局サイズは上がらずで比例するようにテンションは下がり続ける。
まぁ簡単に言えば飽きたのだがw


吐いているのではなく飽きているのを体現

ならばガソリン注入中


だがその作業ゲーラストにちょっとだけ面白ありけり。


サイズ同じなのに40gも違う

新品だったのに傷だらけ


***


あいかわらずジグはシーフラワーなのだがいつもとは違い随分上でバイトがある。だがフッと外れてしまう。それが二度三度。
ンン?テンションさえ抜かなければ余りタチウオは外れないんだけどこのバイトはいとも簡単にフックアウトするのだ。


???ナニコレ?


そんな数度のミスバイトがありようやく乗った感触を得たのだが真下に引っ張るタチとは違いナニガシ魚は横に走った。
おぉこれはもしかして・・・


鰆でありました

細タチとの比較差


中々立派なサワラさん。その後船中もう一本出たみたいでミニ群れが来てたのかもしれませんが私がラッキーを引き当てたのは嬉しい誤算。
それまでだだ下がりだったテンションもこれにて溜飲の末、無事クローズし今回の釣行を終えました。


結局元部長殿は20本超で私はそこまで届かなかったけどお互いそれなりの釣果。
まぁタチが細いのはともかくこれにて冬のリベンジ案件は珍しく消化(昇華)したとしましょう。


ありがとうトンキン湾そしてありがとう数多のタチウオさん。またいつかいつの日か。
そして最後になりましたが毒者の皆様長文読解ご苦労様でしたマタライシュウ
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