やんごともなく

日常・・あぁ日常。
ブログに書くこと何もなし。

古い教典に綴られた黒鱒を巡る奇妙な冒険譚と怪しく輝く妖刀が導く最後の聖戦とは如何に?

2014-06-24 00:55:33 | 釣部
今年前半最大のイベントが終了した。


準備を含め短かったよーな長かったよーな私はホンとに行ったのかな?って位不思議な印象。


去年のサロマもそうだったが知らない景色に身を置く楽しさに時間の境界線が曖昧になる。
日常と非日常。数時間後にまたこうやって何事もなく仕事している自分は誰だ?


ふぅ。さてコーヒーを啜って一息つこう


そして疎であり素である記憶を少しづつ解凍しながら
脳内ロードムービーを文章に起こしてみましょ♪


***


それぞれ個人の進化を望んだ発展的な解散を
散開という言葉で表わしたのは1983年のYMOだった。


個人的には大所帯の党派やグループをリーダーとして率いた事はないのだが
それでも大小に関わらず何かの一員としてそんな結成解散を繰り返してきた。


そして極めてミニマムな話だがたった二人だけの我が釣部がここで散開する


***


結成は2008年6月。


この土地では貯金会というシステムが発達しており地元民はそうゆうのが常識だが
アウェーから来たスポクラ仲間である同年代の釣り好き部長と私には友達どころか
知り合いもいない。


そんなこんなで意気投合して貯金会の真似事を始めて
毎月積み立てて遠征しようぜ!って話からの発祥だった。


最初の遠征は1年後の2009年。


場所は関東バス屋からすれば一度は行かないで死ねるか!の滋賀県琵琶湖。


初めてプロガイドサービスを利用。私は(当然)ガックリの貧果だったが
部長は50UP連発!という僥倖でした。


そんな懐かしい記憶からもう5年?結局琵琶湖に4回、野尻に1回、
海にも何回か行きましたね~


そしてこの6期で解散の我が部が最後のパーティ会場に選んだのは
バスフィッシャーマンが憧れて止まない最後の聖地八郎潟だ。


***


最後の聖地と大袈裟に歌ったが実は今は昔の話。


バスに限らずだろうがヒエラルキー上位の生物は初期の段階で爆発的に増加する。
それは他の生物に対しまずは数の優勢により支配権を確立する本能からなのだろうが
ある程度まで行くと今度は減少に転じる。なぜなら食べるものがなくなったから。


小さな池なぞは顕著。誰が決めた訳ではないが個体数も大きさにも
ブレーキがかかるのだ。これも本能行動だろうか?


話を戻すがその爆発的増加の時の八郎では1日100匹とかザラだったので
その当時を雑誌で読んだ私達のメモリにはそうゆうイメージが今でも
残っているのであります。


でも同じ現象は霞ケ浦や北浦などにも伝説としてあるwww


しかし現実には既に過渡期はとっくに過ぎ無限に続く葦っ原でポロポロと釣れるだけとか。



でもね



だけどね



それを実際確かめに行かなくては気が済まんのだよ。



伝説はやはり伝説か?それとも・・・


妖刀ステルス77には関係アリマセン


***


実は私の八郎行きは3回目。ただし過去2回は雷魚で八郎潟周辺に~って感じで
本湖で釣りをした事ない。


ただ道程はほぼ同じなので(その当時は東京在住)あの気絶するよりキツい記憶が蘇る。
とにかく遠い。その距離750km(片道)ファーアウェイ。


ここで一句。



東北道寝ても覚めても東北道(毒神)



***



数字の0は美しい


金曜日20時スタート。


遠征で一番大事なコトはなんでしょうか?
それは釣果なんかじゃなくまず無事帰ってくることだ。


珍道中大いに結構!だが少々無茶はともかく無理は絶対駄目だ。
命あってのレジャーでありプレジャーだもの。


赤兎馬は高回転を維持しながら闇を切り裂いて北上してゆく。立ちはだかる距離750kmの
壁を超えるのは容易ではないが到着するには1kmでも前に進むしかない。


ルートは色々迷ったのだが結局急がば周れで
中央→圏央→関越→上信越→東北→秋田道と東日本縦断走破。


ただ車に関しては途中1回給油で到着する計算だが
我ら生身ドライバーのダメージは計算できない。


なにせお互いオヤジなので若い頃可能だった完徹とかもう超ゼムゼム無理!
ついでに部長は数日前に軽いぎっくり腰になったみたいで長時間運転はキツいかもしれん。


なのでそれも加味してとにかく少しでも助手席は寝ろ!
そしてリフレッシュして交代するのじゃー!と決まり事。


しかしお互い頭ではわかっているのだが遠征への高揚感期待感が睡魔を撃退してしまう。
単調な高速上も全く眠たくない。用意した打破とゼナのドーピングはせず。
栃木福島宮城岩手秋田県と問答無用120km/h巡航!殆ど寄り道ナシ!赤い弾丸~♪



北の朝は早い


「・・・あれ?空が白んでない?」


「ハハまさかまだ3時半だよwww」


「あれれれ?と言っているウチにホントに白んできた。幾ら夏至とはいえ3時半かよっ!」


屍人の顔色

部長は仮死状態


そんな訳で気が付くと750km約9時間。
お互い殆ど寝てないドロドロの状態だが何とか八郎潟ICに到着。


出口で止まったら怪訝な顔をされたが無視

よく耐えたよ赤兎馬さん

釣り人が朝イチにかける執念は凄い

本日も地球お目覚め


そしてそこからスグの今回二日間お世話になる
ボート屋さん「STC」東部の駐車場に滑り込む。


静かな湖面だが静かすぎるかも

ようやくここまでキタ━(゜∀゜)━!


いつもならそのまま昏睡状態になるのだが外はもう陽が昇っていてなんだか
もう気絶してらんねー!それでも無理矢理30分程目を閉じて気持ちと頭をリセットする。


さて希望と夢に溢れるDAYだ!
コメント
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