Nonsection Radical

撮影と本の空間

9月1日 おとなちっく

2021年09月01日 | Weblog
坂崎千春さんの「片想いさん」を読んで、陸奥A子さんの「紙のお月さま」を読み、プライムビデオで韓国映画「男と女」を観る心がジュンっとした一日。
いかに日常がオッサンの権力闘争で殺伐としているかの反動か。

「男と女」はベタな”不倫”映画なんだけど、筋書きはどうでも良くて、”女”役のチョン・ドヨン様が個人的なイメージである韓国女優の色白ノッペリ顔じゃない”普通”のおばちゃん顔をしていて素敵で「いったいいくつなんだ?30代半ばか?」などと想像して観ていたのだが、撮影時は43歳かな?素晴らしいおばちゃんぶりだ。惚れた!
現代においては「おばちゃんぶり」は大変な褒め言葉です。
なかなかおばちゃんぶりを発揮できる女性は少ない。
一方で男はすぐにオッサンぶりを発揮してなんだかなぁと思うが。
映画では、昨今話題になっている家父長制的男尊女卑の印象が感じられないぐらいの”男”の優柔不断さ加減爆発なんだけど現実は違うのだろうね。
ちょっと「冷静と情熱のあいだ」ぽい印象を持った映画だったのは、”男”役のコン・ユが若い頃の中村雅俊と竹野内豊を足したような感じだったからか。
男優はダメ男演技ができて本物だよね。

陸奥A子さんのコミックは70年代の「りぼん」の影響から「おとめちっく」路線にはまったのだが、その後陸奥さんは上の世代の雑誌に活動を移したのだが、そのコミックも読み出して心を鷲掴みされたのですけど、それを個人的には「おとなちっく」と呼んで区別している。
区別はしているが延長線上なんだよなぁ。
少年漫画のけっしてオトナにならないで冒険に出続ける成長譚はうんざりだけど、少女漫画のオトナになっていくのはヒリヒリするんだよ。

昨日検査したPCR検査の結果が早くも通知された。
結果は陰気、ではなく陰性。
これでムスメとマゴの顔を見に行けるかな。

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2 コメント

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陰性 (かいはら)
2021-09-03 19:54:57
陰性で、よかったね。
私はすでに2回目をやり、陰性でした。
もっと多くの人がPCR検査を受けるべきだと思うのですがね。
19日に上海に戻るので、来週もPCR検査を受ける予定。
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同意しますね (satobo)
2021-09-03 20:33:19
仕事場で検査が受けられることを宣伝していますけど、不要論に毒された人が多いので大変です。
凝り固まる思考の人が多いのが最近の傾向ですね周囲という枠で申し上げても。
お元気でらしてくださいませ
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