Nonsection Radical

撮影と本の空間

変化の秋

2009年10月25日 | Weblog
某月某日
昨日は東京・代官山に片岡雪子さんの「定点」を見に行ったのですが、今日はジョシ美の学園祭に行きました。
美大の学園祭のいいところは、将来の有望株を見つけられるところです。
まだ無名だけど、スゴくいい絵を描く人を(絵だけじゃないですが)見つけ出して、将来の進展をオトーサンの目で見守り、もし有名になったら自らの選択眼を喜ぶことに醍醐味があります。

まあ実際は、一学年に一人か、一学校に一人ぐらいしか抜群の力を持つ人はいないのですが、学生時代というのはスゴいもので、昨年の絵と今年とは全然違うということがままあるのです。
若い時から自分を固定化せず、色々チャレンジして変化していく事は当然な事なのですが、その当然な事が出来ないで、いつまでも脱皮しないままの幼虫でいる人がほとんどなのです。
そういう中で去年の私とはチガウというのを見つけました。

展示会場では実演コーナといいますか、実際にその場で絵を制作していくコーナーがあるのですが、あるジョシ、まあ高橋舞子さんというのですが、彼女が実際に制作しているところに出くわし、彼女の制作する背後に置いてある「過去帳」(これまでの作品を写真に収めたポトフォリオ)を見ていたのです。
これまでの年代にそった作品を見ていると、今年になっていきなり変わった!
不思議な事があるのだなあ、と思って、製作中の作品を眺めていると、去年のよりずっとイイ感じに思いました。
心の中で、そうだよこれだよねアナタは。もっと描き込みなさいと思っていたのだが、思っているだけでは済まないのがsatoboで、ツツッーと製作中の彼女の傍らに忍び寄り、「スゴくイイですね」と感想を述べた。
筆を止めてこちらを向いた彼女は「ありがとうございます」と言ったのだが・・・
高橋さん・・・カワイイ・・・

4年生なので今年で終わりなのだが、ぜひとも院生になって来年も変化を見せて欲しいと思います。

全体の評価としては、相変わらず版画はどこの大学でも個性あふれて楽しめます。
日本画は、あるいは洋画もですが、自分が何を描きたいのかわからないで筆を進めている人が大半だという事です。
ほとばしる情熱が絵となって現れる、そんなパッションを見てみたいのです。
これはダンシには求めません。
もう諦めました。
オトコはカスカスになっているようです。
satoboのようにシオシオのパーです。
全員「オットピン」服用ですね。

ところで、おどろいたのは



この給水塔が消滅していました。
ジョシ美の脇にあったのですが、きれいさっぱり。
記録となってしまいました。


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