闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

日本電子産業の再起はあるか? ないね、今のままだと。

2013年12月21日 17時46分02秒 | Weblog
今日のMSNにレコードチャイナの記事が掲載されていました記事を受けて
MSNが、その記事を紹介する形の内容。
赤字額が8000億円に、日本の電子産業は何を間違ったのか?

謙虚さが欠落している人間が多い中国の記事ですから、
さぞかし日本をこき下ろしているのかと思いきや、
記事を読んでみると、中国識者が冷静に日本の電子産業を見ている内容。

その記事の中に中国工程院院士の倪光南(ニー・グアンナン)氏の
発言が掲載されている。

  「科学技術面から見ると、日本企業は基礎研究・応用基礎研究に対する
   投資が不足しており、その革新力は米国の同業者を大幅に下回る。
   日本は技術の安定的な発展段階において、技術と製品に徹底的に
   こだわり強い競争力を示せる。しかし技術激変の時代、斬新な技術・
   製品・サービスの発展が必要な場合、日本の反応は遅れ、流行を
   けん引できず、追随者になるしかない」

実に的を得ていますね。

さらに、日本企業のサプライチェーンの閉鎖性や、日本の優れた製造技術が
コストの足かせとなっている事を指摘しています。

「日本の技術力は今でも世界一だ」という声を、様々なメディアや
製造現場、大企業の関係者、はては零細企業の人たちからもよく聞きます。

私はそれは間違っていないとは思いますけど、アホだと思いますね。
製品を買うお客様は、技術力が高いなぁーって製品を買う訳じゃない。
すぐに壊れないなら、中国製であろうが韓国製であろうが安い方がいい。

結局、日本企業は技術者がよく陥る自己満足に陥ってしまった結果が
現状の一端を担っていると思いますよ。
「素晴らしい技術を投入したものは売れる」こんなの幻想にすぎません。
もしそれが真実だとしたら、マイクロソフトのWindowsなんか誰も買わない

もう一つは、日本人の好きな規則で自分自身を縛ってしまった結果、
余裕が無くなってしまった事でしょう。
規則なんてものはもろ刃の剣です、うまく機能すればまとまるが
過剰な規則は、柔軟性を失うことは誰でも知っている事実です。
にもかかわらず、日本人はそのトラップに陥ってしまいます、
そういう例を見るたびに、日本人はマゾヒストの集団ではないかと感じます

各メーカーとも、現状から抜け出す道を必至に探しているのは事実です、
しかし体質を根本的に変えるようなドラスティックな事はやらない。
そんな状態で、到底再浮上できるとは思いませんね。

もし本当に再浮上したいのなら、グローバルスタンダードな気質を
企業内に根付かせる事でしょうね、でも脳みそが硬化し、
古き良き時代に固執している経営陣では無理だと思いますけど


今日目に付いた記事:
 ・生活保護法が改正 何がどう変わるの?/秘密保護法の陰で成立
  今のマヌケな役人には本当に必要な人を判断できなから
  可哀想な人たちが増えるだけで、何の解決にもならんでしょう

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 大きな代償を払ってでも、日本は体質改善して再浮上するか、
 それともお得意の中途半端さで根本的な体質改善できず沈むか