闘う社長の再起編

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もしJR北海道の経営者だったとしたら・・・

2011年09月17日 21時18分45秒 | Weblog
今日の夕方、ニュース番組の特集で、JR北海道の事を取り上げていました。
JR北海道といえば、現在、社長の中島氏が失踪中で話題になっている会社です。
また、JR北海道は、事故や故障が多い事でも知られていますが、
その原因も、その特集を見て初めて分かってきましたよ。

北海道の場合、他のJR会社とは異なり、特殊な事情があり
なかなか黒字転換できない原因になっているようです。
特殊な事情というのは、もちろん寒さ対策や雪対策です。

他のJR管内でも、雪の降る地域に列車が走っている事がありますが
北海道の場合は全域で雪が降り、その量も半端じゃない。
他のJR各社よりも、除雪や設備の強化に余計に経費がかかるので
なかなか黒字に転換できないのに加えて、高速料金1000円化や無料化実験、
格安航空の出現など、競合する交通手段が台頭してきたことも一因のようです。

もし私がJR北海道の社長だったら・・・と想像してみましたが
なかなか経営的には、他のJRよりも難しい事が容易に予想できます。
多分、本業の輸送部門だけで、黒字転換を図るのは難しいでしょうね。

まぁそこでJR北海道のとった手段が、列車の高速運行化と高速な特急の増発。
それが結果的には、事故や故障の多発につながるわけで、
増発した高速特急の1つが、ちょっと前に発生したトンネル内で火災を起こした
「スーパーおおぞら14号」というわけです。

それ以外にも、多発する線路の亀裂や信号機の故障なども、列車の高速化で
線路の負担が増えた結果、亀裂の発生頻度も増え、ポイントの切り替えなどに
起因する信号機の故障なども増える結果になっているようです。
まぁ平たく言えば、利益優先、安全第二とした結果であると言えます。

多分、人員削減などもかなり行っていたようですから、
先日、乗客の指摘で判明した運転手の居眠り運転という不祥事なども
その無理な人員削減が招いた結果と関係しているのかもしれませんよね。

もし私がJR北海道の社長だったら・・・これは経営を勉強をする上で
なかなか面白いテーマなので、いろいろ考えてみたいのですが、
とりあえず今施しているJR北海道の手段や戦略では、ダメだという事は明白。

とりあえず私が簡単に考えるところでは、もっとJR北海道として
唯一な魅力のあるものにして乗客を増やすか、
本業と本業以外の両輪で稼ぐしかないように思えますね。

とりあえず無駄を削減するのは当たり前として、本業だけで稼ぐなら
通勤・通学以外の乗客を如何にして増やすかの一点しかないでしょう。
それも単なる移動手段としてではなく、移動手段はあくまでも二次的なものだ
という極端な発想も必要だと思いますね。
それに乗客は、国内の観光客や道内の観光客に限らず、海外からみても
魅力のあるものにすれば、外貨獲得にもなるしね。
本業以外で稼ぐなら、いろいろなものが考えられるでしょう。

地元の企業と提携する手もあるし、ライバルの交通手段と手を組む手もある。
それだけじゃなしに、北海道全体としてもっと魅力のあるところにすべきです。
いずれにしても、企業誘致など工業化するのが難しそうですから
北海道全体が一つの観光立国のような状態になる必要があると思いますね。


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