闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

一体どんなテストをしたの?

2011年01月17日 22時28分52秒 | Weblog
今日のヨミウリオンラインの記事...「医療費が4兆円戻ってくる!」

本当は「6497円」の返却のところ、プログラムミスで先頭の「6」を
「+」と誤判断、印字する際は13桁で印字されるので
「4,970,000,000,000円」(4兆9700億円)となり
それが返却する人に送付されたのだそうだ。

プログラムのテストで、どんなテストをしたのかわかりませんが
あまりにも幼稚なバグで、笑いを通り越して呆れてしまいますね。
それに輪をかけて、そんな間違った印字をチェックせず
バカチョンで送付したお役所の事務処理のいい加減さにも呆れますな。

ちょっとした情報でも多くの人の目に触れる様になったためか
最近、どうもこの手の稚拙なミスで大きな問題になるトラブルが
多発しているような気がしてなりません。

以前にもちょっとこのブログで書いたかもしれませんが
私と両親は、同じ住所(番地まで同じ)に住んでいるので
郵便物や宅急便まで、しばしば誤配達があります。
しかし、表札をしっかり見れば誤配達などするはずがない。
にも関わらず、配達する人やその上司などを呼びつけて
次回から注意して誤配達しないようにと叱っても
未だに年に何度かは、誤配達がなくなりません。

このようにいい加減な事が多くなってきているのは
決して私の周辺だけじゃなく、日本全国至る所で発生しているとしたら
日本の将来は、大変暗いように思えますな。
神経質なまでに神経の行き届いた結果、世界の中でも類まれな
高度な工業製品を作り出すことができた訳ですから
神経が行きわたらなくなると、世界で勝負しても負けるのは必至

ここ数日、JR東日本で新幹線が止まるという事故が連発していますが
そのうち1度は、コンピュータ絡みのトラブルだったようですから
プログラムのミスじゃないのでしょうかね?

もしプログラムのミスだとすれば、私がずっと口を酸っぱくして
主張しているように、できるだけ金も時間も掛けない
無理なスケジュールでプログラムをつくろうとする傾向があるので
そのしわ寄せとして、製品の品質が低下してきているのですよ。

元来、コンピュータプログラムは、1箇所のミスもあってはならない
つまり不完全な人間が作るにもかかわらず、完全なモノを求められる。
不完全な人間が作ったモノを、より完全に近づけるには
時間をかけて何度も何度もテストして、間違いを多く見つけ出すしかなく
納期を短縮されると、その工程がどうしても削られ、その結果
上記のような稚拙な不具合が残ってしまうのです。

日本は、バブル崩壊以後、モノづくりの魂の部分を犠牲にして
安易に安価なものをつくる事に終始しすぎましたよ。
では、トコトン安価になったかといえば、中途半端に安価になっただけで
例えば中国製と勝負できるほど安価になってないものも多い。

日本のものづくりを、国民も含めて考え直す時が来ていると思いますよ。


今日目についた記事:
 ・はやぶさの微粒子、初期分析開始…有機物あるか
  有機物が無くても、高分子が見つかれば素晴らしいと思います

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 いい加減、中途半端、自信なし、弱腰 ・・・ 今の日本