3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

ベビーカーをめぐって

2014-04-11 19:09:06 | 女性の地位
※週刊ポスト2014年4月18日号より

 国土交通省が「ベビーカーマーク」を公表し、電車やバスの中でベビーカーを折り畳まなくてもよいとしたことに、一部で反発の声があがっている。こうしたベビーカーに対する“批判の急先鋒”になっているのは、実は先輩ママ、つまり中高年のおばさんたちである。折り畳み式ベビーカーが普及したのは約30年前から。それ以前に子育てをしていた60代前後のおばさま世代は、もっぱらおんぶや抱っこで外出していた。そのせいか、ベビーカーマークを公表した国交省への苦情も、年輩女性からのものが少なくないという。
 
「若い母親を甘やかし過ぎだという女性からのお叱りがほとんどです。“私たちの時代は苦労した”と子育ての大変さが滲み出ていました」(安心生活政策課)
 
 ただ「抱っこしろ」という意見の裏には、「ベビーカーのおかげで出歩きやすくなり、子育て中といえども着飾っている若いママたちへのやっかみ」があるのではないかという、現役母親世代の意見もある。
 
 乳児の予防接種で朝から混雑した電車に乗らざるを得なかったという40代会社員の母親は、こう反論する。
 
「首がすわり始めたばかりの乳児を抱えながら、ベビーカーを畳んで必死に乗り込んだ。片手にベビーカーを持ち、子供を抱え上げて踏ん張って立っているのに、前に座ったおばさんは知らん顔。さらには私のヒール靴を見て舌打ち。この後会社に行くから仕方ないのに、思いやりなんてありゃしない。こんな人たちに何だかんだといわれるのが腹立たしい」
 
 派遣社員として働く30代の母親も頷く。
 
「この国は少子化だと騒ぎながら、子供を産むと本当に育てづらい。それに注意してくるのは、なぜか大体が女性。こちらは十分注意しているのに、“今のママは楽でいいこと。昔はこうだった、ああだった”って話ばかり。あんたの時代とは違うし、手伝ってくれる人もいなくて今だって十分大変なんだって、(喉元を指さして)ここまで出かかりましたよ(苦笑)」

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若い母親が全員だめだといっているわけじゃないが、だいたい、ヒールはいてベビーカーですか?ていうのが多すぎることは確かである。
職場にヒールは置いておき、通勤は安全な靴がよいのではないか。
また、予防接種で込んだ電車に乗らなければならない時は、込む前に乗ればよいだけの話。殺人的なラッシュでも、早朝なら割合すいているし。

ベビーカーをたたんで抱えて、さらに子どもを抱えている汗だくの危なっかしいお母さんをみると席を譲ってあげはするが、もう少し頭使えよなあと思ってしまう。
そんなに荷物持たなくてもよいようにしたらどう?

新米だから仕方ないのだろうか。
子育て中に着飾って・・・に対するやっかみという声とのことだが、やっかみというか、こぎれいにするのはよいが、ヒールはいている暇があったら、ベビーカー使うなと言いたいのである。

雨が降っていて、込んだバス、お年寄りもいて、それでも、りっぱなベビーカーでご出勤というお母さんには閉口する。
で、本人は申し訳なく思っていないところが困るのである。すいませんオーラがないのである。みんな偉そうなのである。
だから反感を買うのである。

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小保方会見をみて 女性の社会進出と男性の脇の甘さ

2014-04-11 12:45:32 | 女性の地位
小保方さんのスタップ細胞、あればいいけど、あったとしてもぐじゃぐじゃで、大発見は誰か別の人のものになってしまう予感がしますね。

小保方さんは見かけからすると女を前面に出してポストを奪取していくタイプに見えます。
立てロールや化粧ばっちりをみると、女性研究者の類型では、女で男社会に食い込むタイプです。
こういうタイプには50歳ぐらいの男性たちは脇が基本的に甘いので、すぐだまされて色香に惑わされおいしい話を持ってきてあげたりして、職場や大学、研究所では困った話になってしまいがちです。

女性が社会でやっていくのは、もちろん使うべき武器である女を前面にだすのも仕方ないのかと思いますが、
すくなくとも筆者は、女を武器にやってきたと思われる人材は採用しません。なぜならトラブルのもとだから。

頭がよくて、仕事ができる女性の場合、どっちかというと「ブス」であることが採用条件です。
男社会で苦労しているに決まっているから、そういう人材こそ、逸材であり会社や社会のためになる埋もれた才能を持っていると思うのですがどうでしょうね。


男女共同参画社会としてやっていくには、男性もわきを甘くしてはいけません。つけ入るすき与えてはならないのですが、男は甘いからすぐにメロメロになり鼻の下を伸ばし、命とり墓穴。

本当の意味で育てたいのなら、厳しく、化粧などどうでもいいので、研究者としての倫理を徹底的に教え込まなければならないことを肝にめいずべきです。

小保方さんの会見で彼女がすっぴんで髪型もふつうにして登場したら少しは同情したくなったでしょうが、相変わらず化粧と高そうなスーツを着て、髪を盛り上げてきたのをみると、研究者としての資質に欠ける印象はぬぐえませんでしたね。
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大学の研究指導力 大学の先生を暇にしなければならない

2014-04-09 15:50:23 | 現代社会論
小保方会見を見ていて思うのは、稚拙な研究手法などをしきりに反省していたが、昨今の大学の研究指導力の低下である。

大学の教員は、院生を十分に指導するような時間を取っていないのが現実のようだ。
昔は、先生はまるでいい加減な授業だったし、それでよかった。誰も攻めなかった。その代り、研究手法や倫理については、同じ釜の飯を食べて徹底的に叩き込んだ。そういう時間があった。
実験のやり方、報告書の書き方や調査の手法、協力者へのあいさつのやり方など見よう見まねで体得するというやり方、そうやって研究者の卵は一人前になっていった。
しかし、今はシラバスをかけだとか追試をしろとか、学生指導をしろとか、文科省をはじめとしてほんとうるさいそうだ。
友人は学生指導と文科省に提出する資料で時間をとられ研究する時間がないし、休講にすれば補講もしなければならず、やりきれないとこぼしている。
学生を本当の意味で育てる体制にはなっていない。
事務や報告ばかりが必要とされ、授業評価など冷たいものが介在するようになった結果、教員と学生の間の暖かい厳しいやり取りが難しくなってしまった。

大学を研究大学にのみに特化し少なくして、限られた人のみ大学で学ぶチャンスを得る、というようなほうがよいのではないかと思ってしまう。
通信の大学などいっぱいあるのだから、そういうのは残して、いつでもそういうところで学びたければ学べるようにしておく。
みながみな、18歳で大学に行く必要はない。

学生を少数にして、大学も少なくし、教員の研究の足しになるような授業をやるように転換しなければ日本は沈む。

大学の先生が学生の遊び相手をしているような日本。
終わっているよね。
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小保方会見を途中まで見たんだが、マスコミの質問があまりに???

2014-04-09 15:41:05 | 日記
小保方さんのスタップ細胞をめぐって、理研の調査委員会は厳しい判断を下したが、それに対して、本人が不服申し立てをしたという。

何回も実験をしてみたんだ、という。

ベースの部分があやふやなままの実験、手順も実験ノートもつけないので不明、という実験系の研究者として初歩的な流儀を身に着けていないと思われ、だから、みんな、疑ってしまう。
仮に本当だとしても、研究者としての流儀を身に着けていないのだから、評価されない。

理研も頭が痛い。

笹井先生は、小保方さんに実験を何百回もやらせていたのだろうか。
それで、結果がある程度でて、発表したのだが、どうも、実験流儀が身についていないものだから、あれこれいちゃもんつけられ、なかったことになってしまったのだろうか?

激しい競争、研究費、女性の若手研究者と中年の男性研究者の関係、などなど、憶測も生みながら、あらぬ方向に動いている。

それにしても、マスコミの質問というのはあの程度なのか?
全員私立文科系みたいに見える。
研究とはなにか、理系の実験系の論文、など全く何も知らない、小学生なみの質問に失望する。
結局、マスコミの罪も大きいのだから、記者もなんとかしてほしいものである。

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子どもの学力と親の経済力

2014-04-01 18:24:53 | 現代社会論
 
文科省の調査結果の記事
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小学6年と中学3年を対象に昨年4月に実施した全国学力テストで、世帯収入や保護者の学歴が高いほど成績が良いことが文部科学省の分析で分かった。また、読書や新聞を読むことが学力向上に効果的であることも示された。家庭の状況に起因する子供の学力格差の存在は教育界では指摘されてきたが、全国規模の調査結果を基に数値として裏付けられたのは初めてという。

 調査はお茶の水女子大(東京)に委託し、抽出校の保護者約4万人へのアンケートと学力テストの結果の関係を調べた。

 家庭の年収では、小学6年の算数B(応用)で「200万円未満」の平均正答率が45.7%だったのに対し、「1500万円以上」は71.5%で約26ポイントの差があった。また、塾など学校外の教育費支出が高いほど学力も高い傾向だった。

 保護者の教育への関与・意識との関係をみると、読書活動(本や新聞を読むことを推奨)▽生活習慣(規則正しい生活)▽コミュニケーション(学校での出来事を聞く)−−などが学力向上に好影響を及ぼしていた。

 一方、家庭の状況が不利であっても学力が上位4分の1に入る児童生徒の特徴を調べたところ、保護者が教育に熱心であることが判明。経済的に不利な環境でも、家庭での学習時間が長ければ学力向上に効果があった。

 家庭背景による学力格差の影響が比較的少ない学校7校を抽出して調べたところ、家庭学習の指導▽校長など管理職のリーダーシップ▽少人数指導や少人数学級−−などの特徴があった。

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家庭の状況が不利でも上位に入る子どもの特徴が興味深い。
保護者が教育熱心で家庭での学習次回が長ければそれなりによいのだ。

金持ちのバカボンより、貧しくても教育熱心で家庭学習をよくする子どものほうが期待できる。

親が1500万円以上というのは、それなりの学歴の階層なので、子どもの教育にも熱心で、親も高学歴なんだと思う。
親が高学歴はほっといてもよいが、そうでない場合は、学校の管理職のリーダーシップや少人数学級などで格差を埋める必要がありそうだ。

金持ち階級でないできる子どもをたくさん輩出することが今の日本には必要。

生まれた家によって将来が決まってしまうとしたら子どもややる気をなくしてしまってつまらない人間になってしまうから。
経済的に厳しくて本などあまり買ってやれなくても、公立図書館を利用したり、学童のボラをやっている優秀な大学生に勉強を教えてもらったりすればけっこう行けると思うのだがどうだろうか。



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