オーストリア大統領選のやり直し決選投票は4日に投開票され、欧州連合(EU)との協調を訴えたリベラル派で「緑の党」元党首のアレクサンダー・ファンダーベレン氏(72)が当選を確実にした。
EU離脱ショック、トランプショックと続き、いやな雰囲気だったが、ひとまずほっとしている。
さすがにウイーンっ子はオーストリアの分断を望まなかったのだ。
ウイーンがオーストリアを代表しているわけではないでれど、いろいろ移民には文句もあるだろうが、
やはり、まともな判断可能であることが判明したような気がする。
緑の党に一票!というところがいいよね。だってウイーンですもの。
リベラルじゃなければウイーンじゃないって。
そういつまで安心していられるわけではないと思う。
フランス、オランダ、ドイツ、この後どのような政治的判断がくだされるか、心配である。
EUの結束、移民対応がきちんとなされることが大切なんだと思う。
排斥してもどうなるもんじゃない。
たしかにお行儀のわるい移民や難民の人もいるだろうが、逃げてきた人に支援をするのが、とりあえず、豊かな暮らしをしている人の使命ではないか。
福島から避難している人に冷たくするのも近いものがあるよね。
困って避難してきているのに、どうしてあっち行けなんていえようか、いえないよね。
だれだって、そういう立場にある時突然なることもあるかもしれないんだし、ね。
私たちはもっと寛容にならないといけないんじゃないか。
厳しく対応すればいいというもんじゃない。厳しくするのはいつでもできる。今やるべきはそれらの人々をとりあえず、受け止めることなんじゃないか。
教育も福祉も医療も日常生活のあり方ももっと寛容な社会にしておいたほうがあとあと楽だと思う。
高齢社会なんだしね。高齢になればあっちこっち痛くなって障がい者になる確率は高くなる。それに年金生活になるんだから、限られた収入でゆとりがあるとはいえない人が増える。
そういう社会に我々はくらしていることをもっと認識すべきかも。