3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

日曜の朝の過ごし方ーEテレ漬けのわたし

2015-06-21 16:56:14 | 日記
日曜日の朝の過ごし方。私の場合、Eテレ漬けである。

心の時代をみる。
あの番組が始まるときの音楽が素晴らしい。癒される。
次にNHK短歌、NHK俳句。
趣味の園芸
日曜美術館という感じである。
合間はニュースと総合の小さな旅。

今日の日曜美術館は尾形乾山。

天才だと思う。
光琳も天才だが弟も天才。

発想の豊かさ。天性の遊び人なんだろうか。

乾山といえば六本木のANAホテルのすしやを思い浮かべてしまうのだが、本家は乾山なのである。

サントリー美術館に人が殺到するんだろうなあ。
この間光琳もNHKに取り上げられたので、そのあとの根津美術館は非常に混んでいた。
根津美術館は美しいのである。隅研吾のデザイン。南青山の一等地にある。東京のど真ん中のオアシスなのである。
大好きな美術館である。尾形光琳がある。


それにしても、日曜日の10時のBSになぜAKBなんだろう。
朝からうるさくて困るのである。
特定のグループを取り上げるのもいかがなものか。
わざわざ日曜の朝に?
中年のおばさんにとって、これだけは許せないのである。
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NHKスペシャル戦後70年 ニッポンの肖像

2015-06-21 16:12:47 | 日記
NHKのNスペ。結構頑張っている番組である。
バラエティー化する最近のNHKと思っていたが、少しは良心が残っているらしい。

オーラルヒストリーや当時の議事録、メモなどをもとに番組を構成している。

もはや戦後ではない、下村治の高度経済成長理論、池田隼人と所得倍増計画など実にリアルに描いていた。
さらに、日中国交正常化、沖縄返還、大平正芳の外交上の奮闘ぶり、従軍慰安婦とアジア女性基金なども大変勉強になった。

当時は私も子どもで新聞やTVなどからの情報は限定的であった。経済成長や経済摩擦、外交上のやりとりなどもこうして振り返ってみるとなかなか面白い。

集団的自衛権など安保法案を考えるとき、基礎的な歴史的事象を我々はどれだけリアルに知っているのかというとはなはだ怪しいのである。
その時代にまだ生まれていなかった人は、判断をするときに、常に歴史をおさえ、安全保障や戦争責任についてさらに掘り下げて考え議論しそのうえで判断をする必要を感じる。

従軍慰安婦の問題も、こうしてみるとどうとらえ考えるべきか見えてくるというもの。

国家の責任に加え民間人が加わった基金の意味、当時はよく理解できていなかったように思うのだが、国家責任だけを声高にいってもよくないのだろう。
民間の人が加わって自国の戦争責任と従軍慰安婦の問題を考え、償う、というアジアの女性基金の基本的姿勢は今となっては評価されるべきことなのだろう。被害者の女性たちにはある種の救いがもたらされている。
オランダの女性の話などを見るとそう思うのである。

いろいろと考えさせられる。議論が必要なテーマがひしめいている。
老若男女、みな、過去を振り返り、特に近現代史のなかの、いくつかの我が国の転換期について、どのような要因によって転換がおこったのか、今考える必要があるだろう。

そういう判断のための基礎資料を提示するという意味において、この戦後70年を振り返るというNHKの企画は素晴らしいと思うのである。
個人、家族、企業、地域社会、その生活の変化と社会の変化を映像を追って表現していくという手法は、社会科学的調査の一つとしてもきわめて効果的であると思うのである。


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