3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

クラウディオ・アバド「80歳ロング・インタビュー」を観た

2015-06-16 15:21:15 | 日記
アバドの「80歳ロング・インタビュー」を観た。
2014年の1月に亡くなったアバド。
その前年、80歳を祝って制作されたドキュメンタリーである。

胃がんに侵されていながら10年間、がんと闘いながら、世界のクラシックファンを魅了しつづけた。
ボローニャの自宅でのインタビュー、ルチェルンの音楽祭の映像などを駆使したすばらしい番組だった。番組の中で演奏されていたマーラーのSymphony No. 9 in D Major: IV. Adagioは圧巻だった。80歳を過ぎ、死を意識するとき、やはりマーラーなのか。


アルゲリッチとの最期の共演のCD(モーツアルト)を買ってしまった。

そしてそのCDに掲載されている若き日の二人の写真に感動してしまった。
美しい二人のその写真。
アバドの冥福を心より祈りたい。

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マリア・カラスの真実:それほどまでにオナシスを愛していたのか。

2015-06-16 15:01:48 | DVDノート
DVDを観た。マリア・カラスの真実。
53歳で亡くなった20世紀最高の美貌のソプラノ歌手。
ギリシャ系アメリカ人。オナシスとの恋。
激しい気性。

どれをとっても伝説。

なぜか惹かれるのはなぜか。
実力があり美貌であり、努力家でもあった。

パリでオナシスを待ち続た。
オナシスが亡くなると後を追うように彼女も一生を終えたのだった。

世紀のオペラ歌手として生きるより、敗れたとはいえ、一つの恋に生き、一途な女としての人生を選択したように思える。
オペラ歌手としてすべてを手に入れたのちにもほしかったのは、たった一つオナシスの愛だったのだろうか。

オナシスの浮気男にはへどがでる。
ジャックリーンもまたその餌食になったのだろう。

成り上がりの男は、名声と家柄がほしかった。
カラスのようなおなじ成り上がりのギリシャ女ではなく、ケネディアメリカ大統領夫の人というステイタスを手に入れたかった。

オペラの楽譜の表紙にカラスの言葉が載せてある。
「歌に関して、私たちは死ぬまで学生である」
死ぬまで勉強し続けることの重要性を説いている。

たぐいまれな天性の才能も謙虚に学び続ける努力のたまものだったということを心に刻みたい。




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