3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

セクシャリティに関する相談を受けるソーシャルワーカーを職場、地域に設置すべきである

2013-06-23 21:26:44 | 女性の地位
妊婦へのいやがらせ、人工中絶の問題、出生前診断のその後の選択、風疹、子宮頸がんのワクチンなど、世の中には、治療ではなく、生活の設計を含め多面的な生活相談が求められている。産婦人科、学校、地域のセンターなどで気楽に相談できる場とソーシャルワーカーがいればよいと思う。
医者が看護という立場ではなく、もっとソーシャルな立場から、相談にのり、生活を支える社会的なサービスに結び付けてくれる、そして女性や男性という関係性に着目しながらの相談、セクシャリティに関する相談に乗ってくれワーカーが必要である。
ソーシャルワーカーは福祉事務所や地域包括支援センターだけでなく、あらゆるところに必要である。
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妊婦を大切にする職場づくり:マタニティハラスメントをなくし働く妊婦を護ろう!

2013-06-23 11:34:57 | 女性の地位
東京新聞の次の記事に胸が痛む。

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働く妊婦いじめ深刻 マタニティー・ハラスメント
2013年6月22日 13時55分


 妊娠した女性に退職を迫ったり、心無い言葉をかけたりする「マタニティー・ハラスメント(マタハラ)」が職場で深刻な問題になっている。連合の今年の調査では四人に一人に相当する26%が経験したと回答。ストレスが流産につながる恐れもある。立場の弱い非正規労働者が増えたことも背景にある。

 東京都内に住むデザイナー恵さん(41)=仮名=は二年前、妊娠を報告した時の社長の冷ややかな言葉が忘れられない。「俺の妻なら働いてほしくない。辞めて家にいなよ」現場のリーダー格だったが、翌日から他の人に仕事を引き継ぐよう求められた。「突然、戦力外通告を受けたようでした」仕事を続けようとしたが「クビにする材料を探している」と社内のうわさ話が耳に入る。精神的に参っていた時、帰宅中に激しい腹痛がした。切迫流産だった。無事に出産はできたが、一線から外され退職を決めた。「子どもを産むだけでこんな目に遭うなんて」。今も納得できない。

 連合が今年五月、全国の働く女性に実施したインターネット調査では、妊娠経験者三百十六人のうち26%がマタハラを受けていた。多いのは「心無い言葉」「解雇や契約打ち切り、自主退職への誘導」。「重いものを持たされたり、目の前でたばこを吸われたりした」との声もある。連合非正規労働センターの村上陽子局長は「女性を苦しめている意識が職場になく、女性も妊婦が法律で保護されていることを知らない。解雇を恐れて声が出せない非正規の人も多い」と話す。
http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/chousa/data/20130522.pdf

 妊婦の体を理解しているはずの医療現場の状況も厳しい。日本医療労働組合連合会の調査では、妊娠中に切迫流産を経験した看護職は二〇〇九年に34%。二十年前より10ポイント増えた。迷惑を掛けたくないと妊娠を隠して働く看護師が多いという。

 「ルポ職場流産」の著者でジャーナリストの小林美希さんは「授かった命を失う人もいる。職場に他人を思いやる余裕がないことが問題」と指摘する。

 母子愛育会総合母子保健センター(東京都港区)所長の中林正雄医師によると、妊娠中は、最も悪いのが人間関係などのストレス。切迫流産の引き金にもなる。「疲れたら我慢せず休める環境にいることが大事」

 
<マタニティー・ハラスメント> 連合は「働く女性が妊娠、出産を理由に解雇、雇い止めをされることや、職場で受ける精神的、肉体的なハラスメント」と定義。セクハラ(性的嫌がらせ)やパワハラ(職場の上司らによる嫌がらせ)と並び、働く女性を悩ませる三大ハラスメントと位置付けている。

 男女雇用均等法は、非正規労働者を含め妊娠、出産を理由とする解雇などの不利益な取り扱いを禁じている。企業には、保健指導に基づき妊婦の勤務負担を軽くすることなどを求めている。

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連合の調査、妊娠経験者の26%がマタハラを受けていた。というのは衝撃である。
「心無い言葉」「解雇や契約打ち切り、自主退職への誘導」。「重いものを持たされたり、目の前でたばこを吸われたりした」
「女性を苦しめている意識が職場になく、女性も妊婦が法律で保護されていることを知らない。解雇を恐れて声が出せない非正規の人も多い」

働く妊婦を護ろう。
禁煙せよ、長時間労働をやらせるな。
結局、妊婦がまともに出産できないような会社はブラック企業なのだから、そういう企業は公表したらどうだろう。
女性社員の妊娠出産率の高い企業=優良企業として優遇したほうがよい。


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東大は秋学期入学、やる気がない

2013-06-23 10:21:39 | 現代社会論
東大はやる気がない。
結局変われない官僚体質の総本山。
教員集団の外国人比率は低いし、女性教員の比率も非常に低い、から、つまり、変われない東大だから、そういう結論になるのは、妙に納得するが、それじゃあ、だめだろう。

http://www.u-tokyo.ac.jp/gen02/pdf/20130618sougoukaikaku.pdf


で、HPのお知らせで、いかにも、まだ、やる気はあるのだというような姿勢を残そうとして、たぶん学長はやる気だったが、副学長はやる気ではなかったようにも読めるが・・・。というか、どうぜなら、審議の議事録を公表したらどうだろう。作業部会でどのような議論が行われたのか、国立大学なのだから、国の機関として、審議の内容を詳細に公表する必要があると思うがどうだ。

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東京大学の秋季入学構想をめぐる報道と東京大学における学部教育の総合的改革について [その他] (本部企画課)
2013年06月19日掲載

 東京大学では、学部教育の総合的改革について、役員会の諮問機関である「入学時期等の教育基本問題に関する検討会議」における答申を受け、7月末までに役員会としての実施方針を決定する予定です。本学としての方針は、その決定後、速やかに公表することとしておりますが、今般、当該答申の内容に関する報道が行われたことを踏まえ、本学における検討状況について正確なご理解をいただくため、答申全文及びこれを受けて学内構成員に発された総長所信をウェブサイトに掲載いたしますのでご参照ください。

 なお、秋季入学について、これを断念したかのような趣旨の報道が一部でなされていますが、秋季入学構想の早期実現を追求していく本学総長の基本姿勢に変更はない点、申し添えます。

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いかにも、秋学期やるぞおー、と、アドバルーンをあげたけど、内部調整が大変で見送ったけど、やる気はあるんだという言い訳が書いてあって可笑しい。やはり、東大は、島国根性、田舎の秀才の集まりにすぎないのである。



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