<笑っていいとも!グランドフィナーレ 感謝の超特大号>
― 感謝のスピーチ ― SMAP 香取慎吾
「・・・・・・32年間、お疲れ様でした。(深くお辞儀) 僕は95年から・・ 17歳の時から、20年間お世話になりました。 この4月でちょうど、20年です。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・なので・・・すごく涙が出そうな思いが・・ 昼間も今日月曜日だったんで(いいともの放送が)あったんですけど・・ 昼で終われれば、あそこで僕 泣いてたんですけど夜もあったからすごい変な一日でした。(苦笑ともつかぬ笑い)」
「ホントは昼間で終わりたかったですけど・・あと、昼間始まる前に・・ (目を閉じ)あの・・あんまり僕、20年行ったことのないタイミングでトイレに行ったら、ちょうどタモさんと一緒になっちゃって タモさんは気付いたかどうか分からないですけど、タモさんは小の方に居たんですけど、そのまま僕、挨拶せずに大きい方に隠れました、すみませんでした。」(笑いが起こる)
「・・・・・・・ちょっとぉ・・・あの・・・・・・大きいです、20年って。 しかも10代からだったんで。・・・・・・・・・・・・・・タモさん・・・は、特に何も教えてくれませんでした。」(笑いが起こり、慎吾も少し微笑む)「でも、ずっとタモさんの背中は見てました。」
「20年、一度も怒られたことないです。 ・・・・ ちっちゃい事でも怒られたことないです。」
「僕、酷かったのが、90年代・・97年か8年ぐらいの頃に「いいともCUP」が始まったぐらい、の、時間。12時50分ぐらいに遅刻して入ったことがあります。 ありえません、すいませんでした。」(と、頭を下げる)
「それ終わって謝りに行った時も 「あぁ ああ、分かった、分かった」って怒りませんでした。」
「・・・・・・・えっと・・・・・・・ 信じられません・・・ まだ・・・」
「答えはいりませんが・・・」(落ち着きなく顔に手をやりながら視線をタモリさんからはずしたまま)
「・・・ちょっと我慢出来ずに言います。 答えはいらないですけど、そもそもなんで終わるんですか。」
タモリさん、フッと笑う。慎吾も「え~・・・」と言いつつ思わず、笑う。
「あのぉ・・(笑)」
「え~・・・・いっぱい言いたいことあるんですけど、ホントに色々考えても ここずーっと、ここんところ考えてたんですけど結局は何も考えずにここまで来ました。」(早口になり)「あの・・つよぽんが凄く仲良くてタモさんちに行ったりするのすげぇーずっと羨ましかったです!!」(一同、笑)
「あと、僕なんか携帯の番号教えたりとかあんまそういうの苦手な人で なかなかタモさんと話す時間もなかったりして で、中居君とかそういうのも凄くするんですけど。で、中居君とか食事よく行ったりしてんのも知ってて 「ああそうなんだ」とか言いながらも僕も行きたかったです!」
(一同、爆笑)
「ま、お前が・・なんか番号渡したらお前が行きゃーいいんだろ、って話なんですけど。そういうのホント苦手で でもっ」
(落ち着かない様子で額を掻き、無言でタモリさんを見つめる。そして、うつむき髪をぐしゃぐしゃと乱す)
「・・・・・・・え~・・・・・・ あと、あのぉ~・・・生放送で、毎週20年間、出させていただいてテレビに出ている僕ですけどぉ SMAPでも 辛かったり、苦しい時があって」(言葉に詰まる)「・・そ・・そんな時に 笑ってなきゃいけないのが辛い時もあって・・「笑っていいともぉ~」って言うのが辛い苦しい時もあったりするんだけど・・」(涙をこらえ、目をぬぐう)「・・始まったら、笑顔になってる自分が居て・・・・ 苦しかったりする時に昼間に「いいとも」見ると、あぁ タモさんやったり、みんなバカやってる・・・」
「・・・・・・・・・・ごめんなさい・・・・ほんと・・・・」
「・・・・・・ほんっとにありがとうございました。」
「タモリさん、これからも 辛かったり苦しかったりしても、笑っててもいいかな?」
タモリさん 「いいとも!」
慎吾 「ありがとうございました!」(涙を光らせながら笑顔になる)
深く、一礼。