(2)の続きです
~CM明け~
(当時の音源をもとに中居君の若い声が流れる 「ツンパ、しだるま!!中居正広のオールナイトニッポン!」)
中居 「 『さて、先ほど20年前にお送りしていた「中居正広オールナイトニッポン」を振り返ってみました。』 振り返ったかなぁ?・・・え~・・これですねえ、最終回の・・テープだけが残ってました。 ・・・・・どんな話をしたのかなぁー・・・まったく憶えてないなあ・・ それでは、最終回の音声。 聞いてみましょう。」
(中居君のオールナイトニッポンの最終回音源)
中居 「1994年!平成6年、10月の31日。今日を持ちまして、わたくし中居正広のオールナイトニッポン・・・えー・・幕を閉じさせていただきます。 1年間、ホントにどうもありがとうございました。 (明るく)2時間元気にいきましょう~!中居正広のオールナイトニッポン!!(ジングル♪)」
(ここから、SMAPメンバーも登場した部分の音源)
中居 「さ、ハガキいきましょー」
木村 「えっと 広島市のピノピノだって・・」(ちょっとけだるそうに)
「(中居君、笑い声。木村くんも声が笑顔になる)えー、質問。 もし、SMAPがバラエティとドラマに・・(慎吾・中居君の笑い声)2つに分かれてしまいました。(中居君、カカカ笑い)・・ま、中居君、ま、香取もね・・(中居君「木村だ!」と嬉しそうな声)」
おぉぉ~! 拓哉、まあ座れよ・・ どうなるんだ、僕は・・などなど
木村くんの声に慎吾や中居君がニヤニヤ 落ち着かないのが伝わってくる・・・
「要は、SMとAPになるわけだな。 ま、オマエ・・バラエティだから「SM」になるわけだ・・(中居君、カカカ笑い)そこで・・」
中居 「勝手に決めつけないで下さい・・・」
木村 「サドとマゾのどっち気があるか?っていう質問なんだな、このピノピノ・・」
中居 「サドと?えっ!?」
木村 「サドと、マゾっ気が・・」
中居 「サドとマゾって?どっちですか?」
木村 「Sがムチで・・」
中居 「Sが叩かれるの?」
木村 「ムチって決まりはないな・・Sが・・じゃあ蝋(ろう)。」 メンバー、一斉にウハハハ的な笑い。若い(笑)
場面変わって。
中居 「次、いきましょー。」
ハガキ 「中居君が好んで、バラエティ番組に出演するのはナゼですか?」
中居 「・・・これはねえ・・ 俺がねえ・・じゅう・・ろく ん時にねえ、ある小・・小説?・・ん~・・なんつったかなぁ?憶えてないんだけどね。 あのー・・喜怒哀楽の中に、「人を喜ばせること」「人を怒らせること」「人を哀しませること」・・・そん中で一番、難しいのは「人を喜ばせる」ことだ。「人を楽しませる」ことだ・・人を笑わせることだ・・みたいのが書いてあった。」
「それで・・それからかなぁ ・・うん。 木村なんか見てると、あー・・やっぱ、かっこいいなぁ と思うよ。 ほんで、そういうの見ると、俺もやっぱ、あーいうになりたいな。ああいう風な感じで行こうかな・・・と思う時あんの。・・うん。」
「あー・・でも、それも・・なんか・・ん・・自分を見失うようでやだな・・・うん・・・」
「人が喜んでる顔を見るのがねえ・・自分の喜び・・であったりするんだよね。 だから、少々の無理したりぃ・・少々、つら・・辛くても・・・ 人が喜んでたり、人が楽しんでたりすると、“人の幸せが自分の幸せ”だったりすんだよね。」
「うん・・ それ、メンバーにも言えるかなあ?・・もぉ SMAPも今年で・・7年目?・・家族より長く居るしさ・・ まぁ、SMAPもさあ、アイドルグループであったりするわけだからさ。・・いつかは、解散するんじゃないか、とかさ・・思ってるかもしんないし。・・でもねえ!・・」
「俺は何とかしてでもね・・うーん・・俺の力じゃ まだ・・こういうような人間だからね、あの・・エラそうなこと言えないけども・・」
「絶対に、SMAPというグループは解散させたくないな、と思うね。・・うん。」
「個々の活動は、個々の活動でみんなやってきてくれればいいんだけども。・・うん・・それ1年にいっぺんでもいいし、半年にいっぺんでもいいし・・絶対、SMAPというグループは、ずーーっと持続していきたいな・・」
「俺なんか、帰るとこ無くなっちゃうんだぜ?」
「・・・「オールナイトニッポン」やってもさ、わ・・「笑っていいとも」やってもさ・・ あぁ~ダメだったな・・と思った時でもさ、その次の日かなんか、SMAP6人だった時さ・・ SMAP6人でいる時の空気っていうかさ・・その雰囲気?・・落ち着き様・・ うん・・ 俺、一番好きなのね。・・うん。」
「どんなことがあっても・・メンバーが迎えてくれる。」
「他愛もない話をしたり・・何にも話さない空気であっても、それで・・まる~・・だったりする。・・うん・・」
(BGMで「My Childhood Friend~鏡の中のRadio」のイントロが流れている)
「SMAPで・・よかったなぁ~と思うなぁ うん。 SMAPであったからこそ、このオールナイトニッポンも出来たんじゃないかな、と思う。」
場面変わって。
中居 「さ!・・えー去年!去年、11月18日から始まった、わたくし中居正広のオールナイトニッポン。 えー・・最後の放送がまもなく後・・1分・・1分、2分・・2分ないかな・・ えー終わろうとしてますが、ホント、1年間ね・・あの~・・色々なことを吸収させていただきましたし、あの~・・これを聞いてる皆さんにも、いろんな、うーん・・中居君が・・えー・・見れたんじゃないかと思っております。」
「えー、今後 僕がどういう活動になるか、分からないですけども、とりあえず、こういう・・ねっ、決断を・・自分に気持ちで・・えー・・決めたことですから、・・悔いの残らないように、今後ともがんばっていきたいと思っています。えー・・末長く、あたたかく、え~・・見守っていただきたいな・・と思っております。」
「ホントに1年間、あの~・・ねっ!・・なんもあの 皆さんのためにも・・ならなかった事もあったかもしれませんが、え~・・ここから・・はお礼を言いたいと思います。 ほんとにどうもありがとうございました! またこの時間、深夜1時から3時の間・・僕が・・うーん・・会わないかな・・」
「二度とこの時間にお逢いすることは出来ないと思います。・・一生、無いかもしれません。 えぇ・・ また今度、次回 どこかで街で見かけたら、「中居ちゃん、コンニチハ」・・・一言、声をかけてやってください。 中居正広のオールナイトニッポン、お相手はわたくし 中居正広でした。 皆様、ホントに1年間、ありがとうございました!」
(最終回の音源を聴き終わって・・・)
中居 「いやー・・・もう・・ダメだなあ・・」
「コイツ、よく20・・ よくここまで来れたよね・・(笑)カッカカ・・」
「・・あ~のコが・・俺、こんなになると思わないもん。(スタッフ 笑) も、多分ね・・・評価のために話してるからぁ・・」
「 “中居君の話、上手だったね”って言われたいがために話してっから、心が無いんだよね(笑)ハッハッハ・・(笑)」
「評価を求めてやってるもんには、心が無いからね。 うん・・“中居君のラジオ、ジワ~ってきたよ”って言われたいのよ、俺。 フハハ(笑) タイミングも読めないし、言葉のチョイスも悪いしさぁ・・深いようで、浅いし・・ 同じような事、繰り返してるね。」
「喜怒哀楽の中で・・人を楽しませることが一番難しい、って 俺、先週話した、これ。友達に(笑)ワハハ・・」
「“中居君ってなんでバラエティやってんの?”・・「いや俺・・昔、本で読んだんだけどさ、喜怒哀楽のこれが一番難しいって言ってるからやってるんだよね」・・同じこと言ってんだ。・・・・SMAP振り返るの早いよね。」
「まだ6年しか経ってないのに(笑) ハハハハッ(スタッフも笑)」
「なーんで、解散、解散、って言ってたんだろ。 たぶんね、光GENJIがね、なんかもう・・解散・・してたのかな?・・解散するか・・解散・・なんか・・しないかみたいな・・2人抜けちゃったりとか・・なんか、そーいうような時期じゃなかったのかな?」
「・・あの頃・・ねっ?・・のスタッフとかね・・怖かったスタッフとかさ、そーいう人、まったく俺の前に出てこないよね。 そりゃそーだよね。 今の聞いてたらさ・・コイツやってけると思わないもんね。(笑)フハハハハ(笑)カカカ・・・ まさか・・ね? そぉりゃ、20年後オールナイトやってる人間とは思わないよね。」
「大穴だよね、俺。」(by中居君)
フハハハハハ(スタッフも笑)
「本命ではないもんな。」
~CM明け~
(当時の音源をもとに中居君の若い声が流れる 「月曜の夜はがんばりましょう!中居正広のオールナイトニッポン!」)
中居 「えー・・『中居正広のオールナイトニッポンということで、20年前の話をアレコレしてきましたが、現在の話をしましょう』 ・・現在の話って・・ だからぁ、これ20年ぶりでしょ? ま、ラジオだからぁ こうやってても、20年経っても、こうやって僕はまあ、普通に・・ね、お仕事してるから、あ~・・って「復活」というか、20年ぶりに出来るんだな・・と思うと、じゃ、これテレビで出来ないのかな?・・と思ってたりして・・」
「テレビで出来るって・・色々と難しいものがあんだけど・・今、僕 40でしょ。 60になって・・だから、60の時に・・・ねえ、同じメンバーで「ATARU」をやったら・・・ もぉ それは気持ち悪いねぇ。 ・・60になってさ・・」
「ねえねえ・・(笑) ・・ねえねえ・・ねえねえ・・・カカカカッ(笑)」
「なんか、そーいうねっ・・ 振り返ることじゃなくて、なんかこう・・現実化されるというのは、ひじょうにやっぱり気持ちのいいものではないかと思いますけど・・」
「さ、オープニングでも話しましたけど、2月の27日にSMAP通算49作目のシングル「Mistake!」「Battery」・・が、発売になります。両A面シングルです。 じゃあその曲紹介・・Battery!」
曲:Battery
~CM明け~
BGM♪ Stand By Me
中居 「さ、久しぶりにオールナイトニッポンやって・・・まあ、でも今年45年?・・・だから、50周年って時は・・僕は45の時か・・50周年になった時、まだ僕がぁ・・このぐらいの・・何?・・この・・SMAP・・売れ行き?・・フハハ(笑)・・売れ行き。 俺がこんぐらい売れて・・ 俺、どん・・どーんぐらいの人が選ばれるか分かんないけど、そこそこまだ、あの・・“ぽく”やってたら・・アイドルっぽい・・売れてるっぽい感じ・・・ま、雰囲気じゃないすか、売れてるって・・フハハ(笑)」
「・・ぽかったら・・出来たらいいな・・と思いますけど・・ さて、オールナイト45時間スペシャルはまだまだ続きます。11時30分からは福山雅治くんの登場です。引き続き、お楽しみ下さい。」
「ということで、この時間のお相手は、わたくし中居正広でした。 それではね、バイバーイ!」
94年の中居君。
今、聞いて そりゃ恥ずかしいよね(笑)・・照れ隠し、どころか自分のこと落さないとやってらない(笑)
自分の20そこそこの時に言ってることなんて、ダメ出し いっぱいだよね~(笑)
でも、「喜怒哀楽」のこと・・・20年経っても同じことを言ってる・・って それは成長していないんじゃなくて・・ブレていない・・あなたの芯の部分だと思うから・・誰が聞いても「素敵だな」と思えるよ
若い声でちょっとたどたどしい感じで・・ でも「熱く」「素直」に語るあなたが
「若いっていいな」 って素直に思える
そう思わせる、成長・・・足跡を残してこれたね。
「なんで、解散、解散って言ってたんだろ」・・・ というひと言。 重いね。
今の若い世代には「?」かもしれないけど・・・SMAP以前の「アイドル」の寿命といえば・・20代半ばがせいぜいで・・その後は路線変更するのが当たり前。
世間一般が抱いていたイメージだって、今よりずっと「軽い」というか・・グレード(格)は低かったと思う。
それを変える、先駆者となったのは やはりSMAPで・・
私なんかに出来ることは
彼らが、行きたいところまで ただひたすら 一緒についてゆくことだけ・・だけど。
中居君の言った・・「振り返ることじゃなくて 現実化されること」・・その大変さを・・改めてかみしめつつ・・「笑い」をいつも忘れず、SMAPとともにゆきたいな。
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