サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

遊びじゃないのよ

2018年06月27日 | サカタだよ
宮古島に行ってきました。どこにあるのか、じつはよく知りませんでした。仕事でどうしても行かざるを
得なかったのです。国内なのに直行便で3時間ぐらいかかります。沖縄のほうだろうとは思ってました
が、機内でフライトマップの表示を見たら、どちらかというと台湾に近いぐらい。


やあ、みんな。サカタだよ……

帽子とサングラスを着用しても、まだ眩しいので眉間にしわがよります。サンゴ礁が隆起して生まれた島
なので、山から海に注ぐ川がなく、有機物が少ない澄みきった青い海が広がっています。ダイビングとか
シュノーケリングにうってつけです。タンカーに乗って世界の海をめぐった東京出身のタクシー運転手さん
に、どうして宮古に住み着いたのか聞いたら、ここの海がいちばん美しいからという答え。


そういわれるとそうなのかも?

わけありだからじゃないのかと思ったけど聞けませんでした。オレがコレなもんで。昨日の今日なもんで。
おそらく『ターザン』では初めて、ほとんど丸1冊インタビューばかりの「動機と継続 我らを駆り立てるもの」
(仮)という特集で、スキージャンプのレジェンド葛西紀明さんにアポイントを入れたら、宮古島合宿にきて
くれたら取材を受けるという返答だったんですね。遠いからライターさんとカメラマンさんに行ってもらおう
かなーと思ったんですけど、編集長に相談したら「サカタさんが行って原稿を書くのが面白いと思います」
といわれたので、そんなら行ってくるかと重い腰を上げました。


レジェンドどこにいるのかな?

空きがあったので選手と同じホテルに泊まり込んで、朝から晩まで練習に密着します。同行した腕利きの
カメラマンさんが、到着したら体調が悪くなり、おっとこれは撮影できない場合の誌面構成も考えなければ
と天使のサカタが出てきたり、体調が悪くても撮れるだけ撮ってもらわなきゃと悪魔のサカタが囁いたり、
いえいえページは一発だけどカメラマンさんは一生だから無理させられないと天使のサカタが出てきたり、
本人のプライドもあるから負担を小さく効果を大きくする方向でトライだよと悪魔のサカタがつぶやいたり、
穏やかな空と海と風に包まれながら心を波立たせつつ結局やってみるのでした。遊びじゃないといっても
本当にそれでいいのか、自問自答しながら。


早朝ランニングの葛西さん一行

およそ10月から3月まで1年の半分を雪山を過ごす生活を、30年以上も継続するには、陽光の降り注ぐ島
での合宿が欠かせないということで、15年も宮古島に通い続けている。4月からのオフが明ける5月の半ば
から3週間、所属チームであり監督も務めるチーム土屋を率いてこの地へ。


ランニングのあとは瞑想の時間

海に向かって瞑想(イメージトレーニング)を行うレジェンドと、チーム土屋のみなさん。ターザンの他に
テレビが2社と、LINEニュースが取材にきています。宮古まで、はるばるお疲れ様です。あまり人のこと
いえませんが。


ジャンプは真上に跳ぶんだな

朝食後、午前の練習を見学し、昼食後、午後の練習を見学していると、中にはレクリエーションのように
見えるメニューもあるけど、それが遊びであって遊びじゃないことに気づく。思い込みだといけないから、
インタビューのときに確認して、あとで記事にまとめました。40代で成果を出し続けるレジェンドの工夫と
日々の洞察は、きっと一般の仕事にも役立つとサカタだよは思いました。6月28日発売の『ターザン』で
そのあたりのことを読んでいただけたら幸いです。


夕食後もトレーニング

縄跳び1600回、二重跳び200回。これだけやれば十分ハードですが、若いときは無限の体力を信じて
もっとストイックな練習で自分を鍛え抜いていたそうです。だけどオリンピックでメダルがとれなかった。
そのころに比べて加齢と共に体力が落ちている(ハードに鍛えると故障する)いまのほうが成績がいい
のは、結果を出すために必要なものが体力だけじゃないということ。


では何が必要なのか?

いくら努力しても結果が出ないのは、努力の仕方がよくないのではないか。あるいは長く続けられない
ようなことを自分に課すのは、先を見据えていないということではないか。40代でも、50代でも継続して
モチベーションを高めていくには、実際問題どうすればいいのか。


若い選手たちも考えています

今回いろいろな方にお話を聞きましたが、どの選手も深く自問自答しつつ日々の鍛練を続けてるのが
よくわかって、あらためて驚きました。平昌オリンピックで金・銀・銅メダルに輝いたスピードスケートの
高木美帆選手しかり。


根性だけでは続かないようです

ボクシングで3階級制覇して、現在は世界チャンピオンじゃないけれど、現役続行して次のチャンスを
狙う八重樫東選手しかり。アスリート以外では、お笑い一筋に生き続ける志村けんさんも取材しました。
アイーン!そうです私が変なおじさんです……だっふんだぁ!遊んでるように見えるかもしれませんが、
遊んでいないとはいいませんが、長く続けてるということはそれなりに工夫も洞察もあるのですよ。


カラダは甘やかしてますけどね
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