サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

絵馬7

2014年03月26日 | サカタだよ
絵馬めくり歴2年にして、ようやく悟りましたよ。一応ことわっておくと、実際そんなに絵馬めくることは
なくて、表に出てるやつを一通り眺めて気になる部分だけ2~3枚めくるだけ……本当のことをいうと
5~6枚、もしくは7~8枚めくると疲れて帰りたくなります。中古レコードを掘るように片っ端からめくる
根気なんか、ぼくにはありません。



で、絵馬めくり歴2年にして何を悟ったのかというと、おもしろい絵馬が豊作なのは全国的に年末から
初詣にかけて。それを過ぎると合格祈願の絵馬ばかりでバラエティに欠けてくる。12月~2月が絵馬の
繁忙期で、あと9か月はずっとぼちぼちでんな。神社の収入も冬に集中しているのでは? 例大祭とか
式年祭とかは別にしても。



七五三っていうのもありますね。七五三っていうのは徳川家五代将軍の綱吉のころから広まった風習
だそうで、それほど古くもないんですね。桃の節句や端午の節句と比べたら、最近の流行みたいなもん
というのはいいすぎかもしれませんが、いまいち日にちが明確でないのも新しい行事だからこそ?


横っちょに書くなよ

とかなんとかいうてますけど、道楽でやってる「スポーツの神々を訪ねて」というミニ連載から派生した
絵馬ネタも7回を数えます。だからどうということもなく、いつものように適当に並べますよ。これまでの
ネタは例によって、いちばん下のリンクでたどることができます。


のりこさんの……2回書くなよ

どこになにを書いてもOKだろうと、基本的には思いますが、それにしても時々おいおいって言いたくなる
やつがぶらさがってます。たとえば、これなんかも「あゆみへ」って呼びかけたあと……


すぐ返事すんなよ

なになに? これから先どんなことがあってもあゆみと一緒なら (中略) 結婚してください? それで
あゆみがすぐ 「はい。よろしくお願いします♡ 」って返事しちゃってるよ。神様かんけいなくね? よそ
でやればよくね?


あいあいがさ……地味じゃね?

とても昭和の香りがする。昭孝と和美だけに、生まれてくる子は「昭和」……そんなわけないのになぜか
そんな気がしてならない。余白いっぱいあるのに、みみっちく書くのはどうして?


これくらい豪快に!

黎明期! ……なにを願っているのか、よくわからないけど、どうせならこれくらい堂々と書いてほしい。
字面のイメージとしては、人類が初めて火をつかい、石を打ちつけて尖らせた武器で獲物をとらえては
食べる、あのころに戻りたいといった願い?


人生の流れを変えて平凡な道へ

どのように波乱万丈な半生を、あなたは歩いてこられたのか。人生の流れを変えて、というから成功とか
ツキとか、なにか大きな望みがあるのかと思えば、平凡な道へ導いて下さいという。平凡な道はどこにも
存在しないのではないだろうか。いえ、いってみただけ。


かっこいいぞ!!

どんな苦難にも人間は負けない……うってかわって、かっこいいぞ!! もっとも、「復興への祈り」って
お題が出てるから、しょうがないか。これだと、苦難を与えているのが神で、人間が団結して神に逆らう
みたいに読めなくもないけど、そういうことでないのは重々わかってます。


復興への祈りだよ

同じお題でも、「にんげんはおじいさんになっていくんだよ」って書く人もいる……では、おばさんは?
おばさんも、おじいさんになっていく?


家族そろって営業

ものまね家族とか、サーカス一家とか、一瞬そういう芸人ファミリーを思い浮かべてしまいましたが、
そういうのでもなければ営業マン一族でもなく、きっとお店やってるんでしょうね。


お笑い芸人志望はこっち

おわらいげいにんになれますように……しかも、女芸人? 出た出た、お笑いに命かけてます~とか
いうてたのに、男できた途端かわいぶってボケもツッコミも甘くなるねん。そんなん絶対あかんねん!
(よくみたら、まだ子供だった)


なにぃ! 豊臣秀吉の秘密?

重版願ということは、本かなにか出したんですかね? 永司千力さん。アマゾンで検索してみたら……
ありましたよ。2010年12月1日文芸社刊、ソフトカバー220ページの本が。



内容紹介を読んでみると、「秀吉の本当の父親は誰か、蜂須賀家との関係、本能寺の変の真実……。
天下統一をなしえた男にまつわる数々の逸話・・・。ここは大阪某所にあるマンションの一室、初めて
顔を合わせた6人の男――。熱い論戦を繰り広げる彼らは……ただの秀吉マニア!?一風変わった
歴史ミステリー挑戦型小説第2弾!ジクザク推理の果てに彼らが導き出した真相とは?

小説だったのか!


母のガンがイデンしませんよう

そこは母のガンが治りますようにって書くとこでしょう、「移転しませんよう」にとか。なのに自分に
「遺伝しませんように」って祈るとは……ハッ! もしかしてイテンと書いたのに誰かが点々つけて
イデンにしちゃったとか? 絵馬にいたずらするとは不届きな。まぁでも、本人が普通に書いた点々
に見えるから、やっぱり自分の安全を祈願してるのかな?


うま年だけに、うし

お届けしてまいりました絵馬7、いかがだったでしょうか。まだまだネタがつきませんので、いずれ
また絵馬8を書きちらかしてご覧に入れたくぞんじます。ちなみに、明日(3/27)発売のTarzan
おなじみ「スポーツの神様を訪ねて 西へ東へ――」のコーナーは……


……どこから義経は上陸した?

平泉中尊寺で命を落としたことになっている源義経や武蔵坊弁慶たちが、岩手から海路で青森に
逃げてきて、やがて北海道に渡ったという「義経北行伝説」の足跡をたどりました。その中でも主な
神社を3か所、紹介しています。立ち読みしてみてね! バイバイ!

関連記事: 絵馬6 ( ← 過去の絵馬ネタはこちらから)
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奥付の鑑賞

2014年03月19日 | サカタだよ
仕事でカラーの雑誌を作ってきたせいか、読む本が半ば電子書籍になったせいか、たまに黄ばんだ古本を
読むと心が癒されます。ゆるいネタほど幸せになりますね。上は昭和51年ぐらいのガンダム本に載っていた
段ボール製のズゴックなんですけどね、人が入ってますよね明らかに……! しかも2体いるし。ちなみに、
そのすぐ下に写ってるグラサンの男は (どこも似てないけど) ギレンだそうです。


ケイブンシャの大百科は鉄板

いまはもう存在しない、勁文社という出版社がシリーズで出していた文庫サイズの分厚い大百科などは
どれもタイムカプセルみたいで、ページをめくると (いい意味で) めまいがします。このシャア日記って、
内容も雑ですが……

私もよくよく運の悪い思だ

 に おとこ とルビをふってあって、すごい。ケイブンシャの大百科は、古書店でかなり高額に
なっていたりしますが、たまに手頃なやつ (500円前後?) あると買って読んじゃいます。マガジンハウス
の雑誌も、いつか古書店で掘り出されて人の心を癒すときが? (いまもあるかな)


こぼれ話なども

ネタがいっぱい載ってるこぼれ話の本とかも、100円から300円くらいなら買ってって、すごいなと思う話が
3つぐらいあればいいなと期待しちゃいますね。これは確か『世界史こぼれ話』っていう角川文庫だったと
思いますが、こぼれ話でも何でもないネタが混入していて……

ある人が哲学者のディオゲネスにたずねた。 「 貴方はどこのお酒が好きですか。コリント産のですか、
それともアテネ産のですか」 ディオゲネスは答えて 「なに、ひとさんのお酒が好きですよ」


……こぼれ話というより、ただのダジャレ!


この本どうかな?

ひどく茶色くて目の粗い紙の、正宗白鳥の『古典文学論』という直球なタイトルの本を 1000円はたいて
買い求め、こぼれ話をさがす態度で読みました。紙魚だらけなのに、写真に撮ると実物より若干きれい
な見え方……写真って嘘をつくんですね。


奥付を見てみる

奥付(おくづけ)というのは、どんな本にも大抵いちばん後ろにある、印刷年月日や発行年月日、書名
や定価や著者、発行者などをクレジットするページです。 いつの本だろうと思ってチェックしてみると、
昭和二十一年九月二十日印刷、昭和二十一年九月二十五日発行と書いてあるから、戦後すぐこんな
腹の足しになりそうもない本が作られたわけで……なかなかびっくり。


著者の名前で検印が捺されてる

いまは検印廃止した本のほうが多いから、検印って何のためにあるのか、いまいちピンときてなかった
んですが、これを見たら大体わかりましたよ。品質検査の印じゃなくて、印刷部数の数だけ著者が判を
捺して、出版社が著者にナイショでたくさん印刷して利益を独占するのを禁じる手段ですね?


当時の定価 16円

10年ちょっと前、さる高名な占い師の事務所を訪ねて打ち合わせしたとき、その方の著書が重版してる
(増刷された)ことに本屋さんで奥付を見て気づき、その件を「あ、重版おめでとうございます」みたいに
なんの気なく伝えたら、「えっ! 重版? こちらには連絡が来てませんけど、本当ですか? ちょっと、
出版社に確認してみないと……」っていう流れになりました。印税なしで重版(増刷)するのを防ぐために、
昔はわざわざ検印を捺した紙片を本の奥付に手貼りしたんですね。部数がそんなに多くないからできる
手続きですね。検印の紙片が斜めになってるのも、いちいち手貼りするからこそ。


版元は三笠書房

へぇ~、三笠書房といったら「知的生き方文庫」とか「王様文庫」のイメージが今は強いけど、昔は
文芸書を (それも戦後の焼跡で) 出してたんだ……Wikipediaで検索してみたら『風と共に去りぬ』
がこのあと大ベストセラーになって、莫大な利益をもたらしたとか。海外文学の翻訳出版社として、
1933年に創業したのか……そりゃ、正宗白鳥の『古典文学論』を出すのも当然。

(本書の定価は暫定的です。紙価・工賃その他物価安定の際は平常に復します。)

と、奥付の左端に注意書きしてある。定価 16円っていうのは、当時にしても安かったみたい。それとも
ヤミ値の影響で、むしろ高かった? 戦前の本の値段、たまたま手元にあるやつ見たら、もっと立派な
装丁でページ数も多い文芸書が、1円30銭……ということは約10倍に本の値段が高騰していた!


『ターザン』を 5000円で売る感覚?

紙が悪いのかインクが悪いのか、どっちも悪いのか、字がかすれて見えにくいところあったりするし、
穴があいて読めないところも少しあるけど、貴重品。 1000円じゃ安い! (そんなこともないか)

関連記事: 戦前の本
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関節日記

2014年03月12日 | サカタだよ
2013年11月29日(金)
いつものように企画会議のお知らせがメールで送られてきた。でっかく
関節
と書いてある。「今回は、お題だけで、後はフリーハンド」だって? めずらしい。カメラのYさんの提案だと以前に会議で話してたから、編集長も今回は長い説明を省いて、みんなに委ねるつもりなのかもしれない。それなら提案した人が意図を説明したほうが本当はいいと思うけど、結局だれかの意図なんて関係なく企画を練るわけだから、考えてみれば省略しても問題ないプロセスかも。毎回、お題だけで、説明なしの編集部もあったし、それで面白い企画が出てたし。

2013年12月4日(水)
練りに練った(?)企画を班の会議で発表。めぐり合わせで1年ちかく筋トレの撮影が回ってこないから、関節がトレーニングにいかに重要か、誰にも真似できない密度でみっちり撮影するのも悪くない。そう思って「筋肉ではなく、関節を意識すれば筋トレは最大限に効く!」という企画をメインに、他に小ネタをいろいろ出す。単関節と多関節の筋トレのちがい、個別の種目がどっちにあたるか、など。

2013年12月11日(水)
先日の会議を受けて編集長が台割を作り、副編ともんで担当を割り振ったので、また班で集まって会議。どんな方向性でいくか、個々のページの内容など、あらためて編集長が詳しく述べる。なんだけど今回は流動的で……

一通り説明があった後で調整が行なわれ、あれよあれよという間に「単関節トレ4P」「複合関節トレ4P」「護身に使える関節技3P」「関節に効くサプリ2P」「テープとタイツの歴史4P」と、いろいろやることに。全部で何ページか、落ち着いて指折り数えると5テーマ計17P……こまごま面倒だけど大したことない。最後の4Pは、もしかしたら「軟骨料理4P」に変わるかもっていう話で、どっちでもいいから来年まで放置! 年内はランニング特集の取材7件やって終わり。(といいつつ関節の仕込みやっとく)

2013年12月12日(木)
スメイホウ(そんな発音ない)が故障して機種変更したら青いやつになっちゃったので、すんごい昔の職場のストラップを家の引き出しの奥から出してきて、青系で揃えてみた。ターザンの関節ストラップ作ったらウケるかも?


2013年12月13日(金)
そういえば関節の特集を発案した人って、4日の企画会議にも、11日の詰め会議にも、どっちも出席してなかったな。

2013年12月16日(月)
編集部の内輪の忘年会。当日、翌日と業務は縮小の流れ。もちろん誰もまだ関節どころじゃないはずの空気を読んで、そろそろスタッフを決めようとか余計なことは口にしない。全部もう来年でいいやと割り切って飲む。

2013年12月20日(金)
週も終わりなので試しにスタッフの希望が出つつあるかどうか上司に聞いてみる。巻頭の人から希望を出す慣習。まだ全然とのこと。やっぱり持ち越し、世間は三連休へ。



2014年1月10日(金)
お正月休みをはさみ、台割できて約1か月……何をどうする気だったか忘れかけたところで、ぼちぼち関節技3Pならびにサプリ2Pをお願いするライターさんと打ち合わせ。「すごい組み合わせですね」といわれる。たしかに笑! そこも含めて17P分、コンテを描いてみる。

2014年1月14日(火)
暮れにも三連休あったけど、お正月の松が取れてすぐ三連休に襲われる。明けて、午前中から単関節や多関節(複合関節)のトレーニングの打ち合わせに、フィジカルトレーナーの坂詰さんにお時間いただく。このページはライターなし、自分で構成して書く。午後からは、前の号(ランニング)のタイアップ撮影。つまり年末年始、関節を放置しながらもランニングの作業を回していたことが、これでわかるだろうか。(誰に聞いてるんだか)

2014年1月15日(水)
前の号のレイアウトを回して、関節のコンテをもとに編集長らと内容を詰め、軟骨料理ページのロケハン(下見)で管理栄養士の美才治さんと伊勢佐木町へ。牛のアキレス腱、または膝関節の周辺を食べる。


2014年1月16日(木)
今日も編集部を出たあと、夜回り。豚の軟骨を使った料理を求めて東中野へ。いつも材料あるわけではなく、空振り。おとなしくシンハー飲んで、パッタイ食べて帰る。


2014年1月17日(金)
軟骨料理のページにライターさんを立てて、打ち合わせ。夜回りは上野広小路へ。ドガニって、牛の膝蓋骨(ひざの皿)の周辺といったり、アキレス腱といったりするのは、ふくらはぎの筋肉の上下の腱をどっちも使ってるから表現が分かれるのでは? ふくらはぎの他にスネの腱も使うだろうし、直立してないから後ろ脚とおなじように前脚だって使いそう。上野広小路、ちょっと外国気分。歩いてるのは9割、男。


2014年1月20日(月)
どかどか入稿して、ちびちび校正戻して、そっと東新宿に夜回りに出る。ドア開けないと、どんな店かわからない。入店してみたら軟骨料理いろいろある。フフ……


2014年1月21日(火)
校正とアポ入れの合間に、新木場で催されたドーム・キック・オフ・パーティ(アンダーアーマーとかDNSとかの会社の新年お披露目式)へ。これって関節に関係ないなぁ!


2014年1月22日(水)
関節の次の特集の企画会議あり。また校正とアポ入れの合間に、銀座の資生堂パーラーで催された1月・2月生まれ社員のお誕生会(初の試み)へ。これも関節に関係ないなぁ! 最年少のブッチー(Tarzan新人)が乾杯の挨拶を仰せつけられ、アカペラで朗々とHappy Birthday To You~♪ 歌いきる。


2014年1月23日(木)
関節技ページの予習で『平直行のリアルファイト柔術』を編集部で読む。夜回りに出て軟骨料理ページのネタふたつ見つける。韓流のママと連絡つかない。反日ってわけじゃないと思うけど、3度目の電話で「2月に電話くれ」っていわれたから、それまで他の店も探しちゃうぞ。


2014年1月24日(金)
もうすぐなくなる国立競技場に、ふらふら立ち寄って、秩父宮記念スポーツ博物館に入る。そしたら競技場を見学させてくれた。そんなつもりじゃなかったにもかかわらず、博物館でコラムのネタを3つ4つ思いつく。編集部で打ち合わせ、モデル選び。プチ同窓会でひつじ料理屋さんへ。羊の軟骨を使った料理、あるかどうか尋ねてみたら、なかったので来週また探さないと……。


2014年1月27日(月)
日本語あまり通じない取材その1(タイ編)……「おもしろい」「おもしろい」と店長がいうので「おもしろいのはいいことだ」と曖昧にうなずいたら、しばらくしてつぎつぎと撮影目的とちがう料理がでてきた。虫ばかり。店長とても楽しそう。タイってそういう国? 出発前、羊が見つからないので取り寄せで一部コラムを設けることに、ころっと考えを変更。それにより本日で関節のアポが全部とれた。あとはやるだけ。


2014年1月28日(火)
次の特集の台割を渡されるとき、「サカタ祭にさせていただきました」っていわれた。サカタ祭?

2014年1月29日(水)
鶏軟骨は高タンパクでコラーゲン豊富、低カロリーでカルシウムが多く、火が通りやすい。ビタミンCなどと一緒に摂るとよい。塩分が多い。といった取材をして、次の特集の台割を見ながら会議。前の特集もタイアップも、連載も校了したので心おきなく帰る。

2014年1月30日(木)
10年近く、ときどき通っている焼鳥屋さんで取材・撮影させてもらう。ただの客でいたかったけど素性が明らかになってしまった。まいっか。

2014年1月31日(金)
鶏軟骨に比べると豚軟骨はかなり脂質が多くてカロリーも高いらしい。牛なども鶏よりか豚に近いはず。しかし軟骨については栄養成分のデータが乏しいこと自体が盲点。このページいちばん手さぐりだな~(料理ページだけどルポルタージュ風にまとめるか?)

2014年2月1日(土)
ずっと軟骨ばかり追っていたかのようだけど、軟骨は4ページで「関節を理解すると筋トレ効果が上がる!」といった企画は8ページ。筋トレをマシンジムとスタジオで撮るべく、スタッフとロケバスでいざ横浜方面へ……あれ? ライターさんがいないと思ったら、自分で書くページだった。トレーナーの坂詰さんが週2か週3で通うというお店でみんな揃ってランチ(しかもなんと支払い済み……)してから、各種トレーニングを関節と関連づけて詳しく撮影。デンマーク人のモデルくん空手やってるそうなので、帰りがけに「克」と刺繍したお守りをあげる。


2014年2月3日(月)
サプリと関節技をお願いしているライターさん、真新しい自転車で新宿の現場に到着。グルコサミンやコンドロイチンを経口で摂取して関節に効くかどうかなど詳しく聞いていたら、それどころかサーチュイン遺伝子をONにするとか、オートファジーを誘導するとか、アンチエイジング効果があるらしい………なんということだ~!

2014年2月4日(火)
ふたたび伊勢佐木町へ。日本語あまり通じない取材その2(韓国編)になるかと思ったが、社長の徐さんがお店に来ていて取材も撮影も順調そのもの。終わって外に出ると雪だった。料理のページは取材完了。あとは関節技のページだ~!


2014年2月5日(水)
取材も撮影もないので、土曜に撮った写真を整理して「単関節≒マシン」「多関節≒自体重」のトレーニング計8ページ、レイアウト回す用意をしておく。明日は撮影で回せないから、回すのは明後日だ~!

2014年2月6日(木)
スタジオで物撮りして、大塚のゴールドジムへ。『グラップラー刃牙』のモデルになった格闘家、平直行さんに関節技の指導をお願いする。編集部新人ブッチーが暴漢となって、殴りかかる、蹴りかかる、掴みかかる……そして技をかけられる様子を撮影し、護身術の参考にしようというページ。なかなか奥が深い。ブッチーが将来もし編集長になったらお宝写真だ~!


2014年2月7日(金)
レイアウト回し(おととい準備したやつ)をやって、安ケ平正哉さんと神保町でイラスト打ち合わせ。なんで神保町かっていうと待ち合わせ前に古本などを見ることもできるから。

2014年2月8日(土)
東京に大雪。あとで聞いたら前の晩いっしょに3軒はしごした安ケ平さん、インフルエンザで撃沈したらしい。ぼくは平気。うつしたわけでもないと思うけど、なんとなく申しわけない……。(しめきりは守ってくれた)



2014年2月12日(水)
「護身術」のページをレイアウト回し。(※レイアウト回しとは、写真やイラストや文字要素などをデザイナーさんにごそっと渡してページをデザインしてもらう申し送りの儀)

2014年2月13日(木)
「軟骨料理」のページをレイアウト回し。

2014年2月14日(金)
「サプリ」のページをレイアウト回し。

2014年2月15日(土)
先週に続き大雪……午前中、用事で出歩き、靴や靴下が濡れてうんざり。午後ふて寝。むくりと起きて夕方から原稿書き。どうせ外に出ても不愉快な思いをするだけだからと、はかどる。



2014年2月17日(月)
「関節を知って筋トレ効果UP!“単関節”で効率よく鍛える、マシントレーニングの要点。」4ページと、おなじく「“多関節”でカラダを動かす、自体重トレーニングの要点。」4ページを入稿。それから、「関節の動きは心の動き!? 頭に入れておきたい護身術」3ページを入稿。

2014年2月18日(火)
関節関係ないけど前の号(ランニング特集)掲載の記事が東京マラソンEXPOで配布するタブロイド判として刷り上がった。バイトくんに頼んで監修の牧野さんに届けてもらう。


2014年2月19日(水)
「本当に効く? 効かない? 関節サプリメントの謎に迫る!」2ページ入稿。そのあと校正を見た編集長が、もっと煽らなきゃダメだといってタイトルを変更し、「裏付けデータがないって本当? 関節サプリメントの謎に迫る!」となる。

2014年2月20日(木)
関節関係ないけどビッグサイトの東京マラソンEXPOひやかす。原稿を待ちながら本4冊。


2014年2月21日(金)
「関節を知ると食べたくなる!? ちまたの軟骨グルメ探訪記」4ページ入稿。

2014年2月26日(水)
校了。(作業終了ということ)

2014年3月13日(木)
『ターザン』関節特集、全国発売。

ちなみに、いつもやってる「スポーツの神様を訪ねて 西へ東へ――」のコーナーは、大阪の堀越神社にいってまいりました。四天王寺のすぐ近くにあって、聖徳太子がつくったといわれていますが、さてさて……?


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カレー部のこと

2014年03月05日 | サカタだよ
卒業シーズンがちかづいてくると、思い出すのは高校のころから非公式で活動しているカレー部のこと。
カレー部なんて申請しても職員会議で認められないので、表向きは化学部ってことにして白衣を着用し、
あたかも薬品を調合するような仕草でスパイスの加減に熱中した当時がなつかしい。ウコン、カルダモン、
ナツメグにクミンと……えーと、それからクローブとコリアンダーと……あっそうそうジンジャーパウダー!
やったわ、やった……。


なつかしいな~!

もちろんカレーばかり作っていては、いくら白衣など身にまとっても、化学部として認知してもらえない。
あくまで顧問の目をあざむくために、ときには黒色火薬も調合したし、白色火薬も調合したし、エポキシ
樹脂を使ってスペースシャトルの燃料とおなじ火薬を調合したり、それを用いて小型のロケットを飛ばす
実験をしたこともある。ワイヤーでロケットを誘導して、学園祭のキャンプファイヤーに点火したことさえ
昨日のように思い出せるが、あれから四半世紀もたつとは光陰矢のごとし。


スパイスは金なり

こっそりカレーを作っていて、ダミーで水素を発生させていた三角フラスコが爆発し、すぐそばの部員は
誰ひとり負傷しなかったのに、爆心地から最も遠く離れた窓辺に立ってた会計の部員が、なぜかアゴに
ケガして救急車で病院に運ばれたことも。なぜかというのは、破片が飛んだにきまっているのでケガの
原因のことでなく、アゴのケガなら歩いて病院にいけるのに救急車がきた不思議について首をかしげる
ということ。もしかしたら状況がよく把握されてなかったのかもしれない。他に負傷者がいないことの方が
不思議といえばすごく不思議。


カレー部の奇蹟

もとより非公式の活動だから、卒業しても公式には引退するチャンスがなく、ずるずるとワンマンカレー部を
続けていた二十歳の夏休み、イラクがクウェートに侵攻した日はギリシャのペロポネソス半島にいたらしい。
新聞の一面を戦争の話題が占めているのは何となくわかっても、詳しく読めない上に興味もあまりなかった
ので、クレタ島などに寄って小アジアを北上し、ボスポラス海峡を渡ってアテネに戻るまでずっと他人事だと
思っていた。アテネからパキスタン航空で日本に帰ろうとしたら、乗ってる旅客機が急遽サウジアラビアに
クウェート難民を保護しに向かうことになり、カラチで降ろされてしまった。ブロック塀の宿泊所に案内されて
困ったな。いつになったら帰れるんだろうと途方に暮れたあのとき、食事の時間になると出されたカレーは
おいしかった。飛行機から降ろされるのはイヤでも、あのカレーだけまた食べたい。


それが湾岸戦争のはじまり

翌年の冬、多国籍軍がイラクに対して空爆などを行ない、春に停戦するまで連日テレビに戦争の映像が
ゲームのように流れた。10年後の秋、今度はニューヨークの高層ビルに旅客機が激突して、その映像が
ニュースでまるでフィクションのように流れた。結局は存在してなかった大量破壊兵器のために、イラクが
再び攻められてサダム・フセインが処刑されるのを、あれよあれよと眺めているうちに歳をとってしまった。
先日、母校の文化祭に足を運んでカレー部……もとい、化学部がどんな活動をしているか見物したところ、
どう見ても化学の実験ばかりでカレーを作っている様子はなかった。しかし、考えてみれば当然のことで、
自分が現役のころも表向きはあくまで化学の実験に励みつつ、裏でこっそりカレー部として本来の活動に
いそしんでいたのだから、いまもきっとそうにちがいない。


本当はカレー部
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