これは布です。正確にいうと布袋です。この布袋の読み方はホテイじゃなくてヌノブクロです。
(それはいわなくてもわかるか……)
布袋に入っているものは、布です。何に使う布かといったら『ターザン』に毎号必ず載っている、
あのコーナーに使う布です。どのコーナーかといえばですね、
このコーナーです!
選手の背景に、布が張ってありますね。撮影に使う布で、その名もバックドロップといいます。
たたむと折り皺がつくので、クシャクシャに丸めて布袋に入れて運ぶのが作法です。
作法に従って運びます!
けっこう重いんですよ、この布袋。でも、20年以上も前から先輩編集者が代々この布を担いで
日本全国津々浦々へ(ときには海外まで)アスリートの練習場所にインタビュー撮影するため
足を運んだことを思えば、重いとかダルいとか面倒だとか絶対いえません。
いろんな色があります!
ラグビーの聖地、花園にも布を担いでいきました。陸上選手が高地トレする2000mの山の上にも
布を担いでいきました。馬が2000頭も行き交うトレーニングセンターにも布を担いでいきました。
熊本の高校にも日帰りで布を担いでいきました。
とある県警の剣道場にも
とある名古屋の女子大にも布を担いでいきました。3月11日の地震のあと原発事故で関東から
避難したアスリートも多くて、取材ができなくなってしまって奄美大島まで布を担いで追いかけた
こともありましたっけ。アッハッハ!(さすがに日帰りできなかった)
今回の布はブルー系です
新幹線に乗るために、これを担いで会社を出るとき、ばったり会う人がみんな「サンタ?」とか
「泥棒?」って声をかけてくれます。毎度ありがとうございます。
今回の機材たちです
編集者はせいぜい布を担ぐだけですが、カメラマンは機材をいろいろ担がなくちゃいけないので
たいへんです。近鉄特急の車内の隅っこに固めて、人間は近くのシートに座ります。
現場に着きましたよ
天気もいいし、風もないので、屋外で撮影することにしました。電源を確保しなくてもいいので、
なかなか好都合です。さっそく布を広げて撮影準備に入ります。
きれいなブルーですね~!
そのあいだにライターさんがベンチでアスリートにインタビューします。ミネラルウォーターでも
自動販売機で買って、編集者らしく差し入れしようかな……。
スタッフが優秀だと編集者はすることがない
インタビューが終わったら、用意した布のところで全身を撮影します。あとは顔のドアップを、
座ってリラックスしてもらって撮ります。
それを編集者が横から撮ります
余計なことばっかりしています。今回のアスリートは日本人初のプロのラクロスプレイヤー、
山田幸代選手です。ラクロスの本場オーストラリアのリーグで大活躍し、シーズンが逆なので
日本のリーグでも大活躍。つまり年間を通して競技に参加し続ける、稀有な存在です。
今週のターザンに掲載!
取材後、練習が始まるまでにコンビニでおにぎりを買ってきて、ぱくぱくモグモグしていたら
ラクロスチームのみなさんが何やらささやいたり、どよめいたりしています。後で山田選手が、
「みんなで“おにぎりが似合うわ~”いうてたんです」と大阪弁で教えてくれました。
そういうことだったのか……
おにぎりだけじゃなくて布を担ぐのも似合うんですよ、なんつって。ポカポカ陽気の空の下、
球技の練習を見ていると幸せな気分になりますね。
担いで帰ってきた布
へい、よいしょっと! 現場から編集部まで長い道のりをトンボ帰りして、布を所定の位置に
戻したら1日も終わりです。幸い日曜日だったので雑用に追われることもなく、まっすぐ家に
帰ってお風呂に入ってビールを飲んで『GetSports』で「カラダの教科書」を見ました。
(それはいわなくてもわかるか……)
布袋に入っているものは、布です。何に使う布かといったら『ターザン』に毎号必ず載っている、
あのコーナーに使う布です。どのコーナーかといえばですね、
このコーナーです!
選手の背景に、布が張ってありますね。撮影に使う布で、その名もバックドロップといいます。
たたむと折り皺がつくので、クシャクシャに丸めて布袋に入れて運ぶのが作法です。
作法に従って運びます!
けっこう重いんですよ、この布袋。でも、20年以上も前から先輩編集者が代々この布を担いで
日本全国津々浦々へ(ときには海外まで)アスリートの練習場所にインタビュー撮影するため
足を運んだことを思えば、重いとかダルいとか面倒だとか絶対いえません。
いろんな色があります!
ラグビーの聖地、花園にも布を担いでいきました。陸上選手が高地トレする2000mの山の上にも
布を担いでいきました。馬が2000頭も行き交うトレーニングセンターにも布を担いでいきました。
熊本の高校にも日帰りで布を担いでいきました。
とある県警の剣道場にも
とある名古屋の女子大にも布を担いでいきました。3月11日の地震のあと原発事故で関東から
避難したアスリートも多くて、取材ができなくなってしまって奄美大島まで布を担いで追いかけた
こともありましたっけ。アッハッハ!(さすがに日帰りできなかった)
今回の布はブルー系です
新幹線に乗るために、これを担いで会社を出るとき、ばったり会う人がみんな「サンタ?」とか
「泥棒?」って声をかけてくれます。毎度ありがとうございます。
今回の機材たちです
編集者はせいぜい布を担ぐだけですが、カメラマンは機材をいろいろ担がなくちゃいけないので
たいへんです。近鉄特急の車内の隅っこに固めて、人間は近くのシートに座ります。
現場に着きましたよ
天気もいいし、風もないので、屋外で撮影することにしました。電源を確保しなくてもいいので、
なかなか好都合です。さっそく布を広げて撮影準備に入ります。
きれいなブルーですね~!
そのあいだにライターさんがベンチでアスリートにインタビューします。ミネラルウォーターでも
自動販売機で買って、編集者らしく差し入れしようかな……。
スタッフが優秀だと編集者はすることがない
インタビューが終わったら、用意した布のところで全身を撮影します。あとは顔のドアップを、
座ってリラックスしてもらって撮ります。
それを編集者が横から撮ります
余計なことばっかりしています。今回のアスリートは日本人初のプロのラクロスプレイヤー、
山田幸代選手です。ラクロスの本場オーストラリアのリーグで大活躍し、シーズンが逆なので
日本のリーグでも大活躍。つまり年間を通して競技に参加し続ける、稀有な存在です。
今週のターザンに掲載!
取材後、練習が始まるまでにコンビニでおにぎりを買ってきて、ぱくぱくモグモグしていたら
ラクロスチームのみなさんが何やらささやいたり、どよめいたりしています。後で山田選手が、
「みんなで“おにぎりが似合うわ~”いうてたんです」と大阪弁で教えてくれました。
そういうことだったのか……
おにぎりだけじゃなくて布を担ぐのも似合うんですよ、なんつって。ポカポカ陽気の空の下、
球技の練習を見ていると幸せな気分になりますね。
担いで帰ってきた布
へい、よいしょっと! 現場から編集部まで長い道のりをトンボ帰りして、布を所定の位置に
戻したら1日も終わりです。幸い日曜日だったので雑用に追われることもなく、まっすぐ家に
帰ってお風呂に入ってビールを飲んで『GetSports』で「カラダの教科書」を見ました。