サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

壁になる

2016年09月28日 | サカタだよ
スマホを見ながら歩いてる人がぶつかってくること、よくありますね。なるべく半身になって
よけてあげるようにしてますが、加齢にともなって俊敏性が損なわれているのか、それとも
肥満にともなって車幅感覚がおかしくなってるのか、よけきれずに摩擦することがあります。
それでも正面衝突するよりマシなので、歩きスマホしてた人がハッと気づいて
「あっ、すみません」
ぐらいマナーよく言い残すことも、あるにはあります。しかし、無言で立ち去るケースも多い。
よけてもらったとも思わず、ぶつかられたって顔する人も少なくない。
「ったく」
「…んだよ」

よけても、よけても毒づかれるなら、よけるのをやめて壁になろう。



よけ損です。よけ損だから、よけないで壁になると決めました。誰かさんのように
「退かぬ! 媚びぬ! 顧みぬ!」
制圧前進あるのみ、とまでは意地を張りません。立ち止まる程度のことは、相手が下郎でも
してあげます。ただし、よけない。スマホ下郎がぶつかってきたら壁になる。
アメフト部やってた友人や先輩が大勢いるんだ、なめんなよ!



よけても、よけなくても反応は変わりません。ぶつからないと相手は気づかないのです。
何か起きてからの状況把握しかない。あるのはアタリとハズレだけです。
「あっ、すみません」
このように、かたちだけでも謝罪するのは人間としてアタリのほう。内心、舌打ちしてるかも
しれませんが、こっちだって内心してるのでおあいこです。
「ったく」
「…んだよ」

壁になってるとはいえ、少しは勢いを逃がしてダメージを和らげているのに毒づいてくる。
こういう下郎のみなさんは人間としてハズレです。意外なことに、若い人より年配のほうが
人間としてアタリよりハズレが多い。男性より女性のほうがアタリよりハズレが多い。
(個人の感想です)
「ハァァァーー!」
まるで暴漢にでも襲われたように、両腕と両脚を内側に丸めながら胸で浅く息を吸い込み
身を固くして動きを止めます。くりかえしになりますが、ぶつかってきたのは向こうですから、
こちらは悪くありません。止まってたんだし、すみませんぐらい言ったっていいのに、なぜか
被害者みたいなリアクション。それでもハズレだから、まだマシです。



ハズレの下の大ハズレは、たちが悪いですよ。歩きスマホで周囲が見えてないはずなのに、
こちらがよけないで壁になると、肘をくりだしてきたり、肩でぶつかってきたり、あからさまな
攻撃を加えてくる凶悪な人間が一定の割合で存在します。



おそらく暴力的な犯罪をおかすのは、このタイプが多いのでは? 身の危険を感じたので、
もう壁になるのをやめました。以前のように、なるべく半身でよけています。

よい子はマネしてもいい
けど、気をつけてね!
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天使の羽根

2016年09月21日 | サカタだよ
天使を見かけることが増えてきました。見かけるたびに思うのですが、背中についてる鳥の羽根
のようなものは、あれはどういう骨格と筋肉で機能するのでしょう? 鳥の羽根なら、人間でいうと
両腕にあたる部分の骨格と筋肉が羽根を動かす役割を果たしてるわけですが、天使には両腕が
備わっています。両腕とは別に羽根がついてるけど、どうやって動かすんだろう?


肩甲骨で羽ばたくの?

両腕には肩、肘、手首、指の関節があって、それらを複雑に動かす筋肉もあるから腕に相当する
鳥の羽根で羽ばたきが可能なのはわかります。が、天使の羽根には肩もなければ肘もなく、手首
や指の関節もなさそう。肩甲骨から、ただ生えても、羽ばたけなきゃ飛べない。


ミュータントも飛んでたな……

いくら突然変異したって、両腕の代わりに翼があるデザインでなければ、とってつけたような翼が
どんなに大きくても飛べやしないのでは? そんなことを思うわけです。


羽根なんか飾りです、とでも?

揚力とか推力とか、空を飛ぶ力を羽根で得ているわけじゃなくて、あくまで羽根は飾りだというなら
そんな邪魔なもの……しかし、これなんかも羽根で飛んでるにしては向きおかしいから、やっぱり
こけおどしの飾りで羽根がついてるのかなー?


あーくまのちから手に入れたー

この羽根なんか羽ばたく素振りもないし、凧揚げじゃないんだから飛ぶとき邪魔になるんじゃないか
と気になってしかたない。使わないとき体のどこに仕舞ってあるんだろう? どうやって?


フライドチキン無性に食べたい

羽根のことばかり考えてたらフライドチキンが食べたくなってしまい、ケンタッキーに行ってきました。
大体おいらは2ピースか3ピース、オリジナルチキンだけ頼んでポテトもビスケットもコールスローも
つけず、ペプシかウーロン茶を飲みます。すると必ず1ピース、みじめなやつがきちゃうんですよね。
上の写真でいうと左下のような、ひねくれたチキンが。


ウイングがひねくれやすい

いちばんうまいのはサイですね。キールはパサパサしてる。リブは骨が多くて食べづらい。ドラムは
身離れがよくて、おいしいけど食べるとこ少ない。ウイングがいちばん余り部位っぽい。


ウイングなんて食べるとこない

つまりこれが羽根なんですよね。手羽ともいいますね。写真の手羽は肉付きがよくて立派ですけど、
実際はもっと痩せて貧相なことが多いです。ハズレ感を否めない。関係ないけど、リブを食べてると
よく脳みそのような小さい物体がへばりついてますね。


なんかこんな謎の物体ついてる

レバーみたいな脳みそみたいな得体のしれない小さなものは、鶏の腎臓なんだそうです。食べても
平気だから (好きな人もいるから) ついてるとか。個人的にはチキン3ピース頼んだら、サイとリブ
とドラムがいいけどお店の人の気まぐれか、マニュアルがあるのか、ウイングが混ざりがち。

…ちぇっ!

とまあ、あたまからしっぽまでヨタばかりお届けしてまいりましたが、ふと気づけば今週の土曜日は
クロワッサンの発売日じゃありませんか。25日が日曜日だから前の日に繰り上げです。この号から
おいどんは毎月25日発売号のデスクに席が移りました。おいどん美容班でごわす。


ARTのページでは

現代美術のコレクションもしている女優さんにお会いしてお話をお聞きしています。とてもやさしい。
女優さんがみんな、こわいとは限らないんですね……息の長い女優さんほど、こわいかやさしいか
どちらかハッキリしていて中途半端じゃありません。こわかったのはだれか?

それはまたそのうちに。。。
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おじいさん

2016年09月14日 | サカタだよ
ビジネスホテルに泊まると朝食のバイキングがついていることがありますよね。

6時から9時半までとして、8時45分くらいに朝食会場に行ったとしましょう。

おばさんが立ち働いているケースが多いようですが、おじいさんが働いていました。

空いているのに気づいてくれない……けど要領わかるのでお盆を持って料理をとります。

おじいさんはキビキビと動いていますがキビキビが目的化して、周囲が見えてない。

「あっ、おはようございます! こちらへどうぞ!」と急に気づいて大声であいさつし、

手近な席に引っぱって行こうとします。料理をとっている最中なのにお構いなし。

ガラガラだから好きなところに座らせてくれてもいいのに、それはよしとしよう。

つまらないことに朝から目くじら立てたくない。着席して再び料理のコーナーへ。

食べはじめると9時をまわります。なんとなく、おじいさんのことを見ていると

やっぱりお客さんの快適さよりも自分の作業の都合を優先しているみたい。

まばらに入ってくるお客さんを放置したり、急に必要以上の大声で応対したり。

そのうちに「オレンジジュース」とか「サラダ」とか「味噌汁」とか「納豆」とか

説明の書いてあるプレートをガチャガチャ寄せ集めて、さっさと下げ始めます。

まだあと30分近くバイキングの時間があるのに、それは不親切なのでは……?

テーブルの上の醤油や塩こしょう、つまようじなどのセットも撤去していきます。

その後もお客さんが入ってきて、おじいさんが気づかないので席につきますが

セットが元に戻ることはありません。おじいさんキビキビ動いて無視してる。

一所懸命っていうのも、いいことばかりじゃないなと思ったある日のことです。



旅先でポッカリ時間が空いちゃって、本屋さんに足を運ぶことってありますよね。

文庫本でも1冊買って読み捨てようと思って、棚差しの背表紙を順に眺めていると

チイチイ、チイチイと音がします。おじいさんが歯の隙間を一緒懸命に吸う音です。

はさまっているモノでもあるのでしょうか。入れ歯の収まり具合が悪いのかも?

チイチイ、チイチイと鳴り続けるので、だんだん気になっちゃって本が選べません。

もう文庫本はあきらめて、単行本のコーナーまで移動して新刊書でも眺めます。

チイチイ、チイチイ、チイチイと歯の隙間を鳴らす音がこっちへ近づいてきます。

やめろとも言えないので雑誌のコーナーまで退却しますが、それでも近づいてくる。

逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、立ち止まってチイチイをやりすごすんだ……。

チイチイ、チイチイ、チイチイ、チイチイ、休みなくチイチイするおじいさんが

本屋さんから出ていくのをひたすら待ちつつ、ドップラー効果を確かめました。

敬老の日も近いということで、おじいさんに悩まされた日のことをメモりました。

自分がおじいさんになったときは、なるべく周囲に気を遣おうと今は思っています。

どうなるかわかりませんが。
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色と金

2016年09月07日 | サカタだよ
席に戻ると丸で囲んだ「色」と「金」の文字がポストイットで貼ってありました。何だろう「色」と「金」って?
高度経済成長期の雑誌はクルマとオンナの記事を載せれば100万部売れたと聞いたことありますが、
「色」と「金」で連想するのは賄賂とか疑惑とか醜聞とか文春とかそっちのほう。

これ自分で書いた字だよな~

しばらく見つめて思い出しました。色校が金曜に出ると広告の担当に電話で連絡しながら何の気なしに
手元でらくがきしていたか、連絡する前にメモ書きしたか。どちらにしても「色」と「金」にまみれようという
悪徳な記録じゃなくてよかったよかった。

クロワッサンにやってきてそろそろ1年になりますが、自分のいるデスクはファッション班だったようです。
もうひとつビューティ班というのがあり、そういえば異動してくるときファッション班とビューティ班どっちが
いいか編集長が迷ってたっけ。見た感じファッションでもビューティでもないけどアンアンにいたことある
から特集でファッションもビューティも繰り返し、好き嫌い関係なく担当してたなあ昔。


坂田様~~~~~~~

春のファッション特集のとき休暇を取って南米に行ったので、秋のファッション特集でやっとファッション
らしいページを作りかけていたら、また会社に人事の風が吹いて、そのあおりでビューティ班に部内で
どっこいしょっと移ることになりました。

ビューティというよりビーストなんですけどね。それでまあ移りがてらファッション班とビューティ班の号を
並行して進めるお手玉な状況になり、どうしようかなと思ってたら写真のように

坂田様~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

というメールがPCの画面に表示されました。なんだこれは!? と驚きながらメールを開封してみると、


坂田様


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


平素は大変お世話になります。実は弊社に世界的なバレリーナ、加治屋百合子が所属しておりまして、
アメリカを拠点に活躍をしております。このたび来日をするのですが、取材のご相談ができるものか




こんな感じで余白をとってある、とても読みやすいメールだったんですが、Gmailの表示の設定の加減で
受信メールの一覧だと

坂田様~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

あたかも急を告げる書き出しに見えるのでした。面白いから写真を撮ったうえで、内容をよく読んで今度
ビューティ班ではじめて担当するページで取材したらどうかなと思い、上司に相談したらいいよってことに
なったので、進行中のファッション班の撮影よりも前倒しで取材することになりました。お手玉というのは、
つまりこういうことなんです。昨年の異動のどさくさに比べれば平気ですけどね。

7月18日(月)海の日で休み

7月19日(火)ビューティ班  9月24日発売号の撮影



7月20日(水)ファッション班 9月10日発売号の撮影



7月21日(木)ファッション班 9月10日発売号の撮影



7月22日(金)ビューティ班   9月24日撮影号の撮影下見



このあとの週も同じように予定が重なってきます。そして、お手玉だから仕方ないんですが夏休み中に
取材とか撮影とか入ってしまい、どうも昨年あたりから夏休みに縁のない運気に突入しております。ま、
適当に脱力しながら勤労してるので大丈夫ですが、ただ……ただ……

落としたらゴメンなさいよ~
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