サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

誰のお父さん?

2018年07月04日 | サカタだよ
せっかく仕事で宮古島にきたので、ちょっとだけ散歩しようと思ったんです。平良と書いて、ひらら
と読むんですね。飛行機が行き交うようになる前(50~60年前)まで、この港で人が宮古に出入り
したそうです。


漲水御嶽が出迎えます

おそらく本土というか内地というか、やまとんちゅーがやってくる以前から祀られている社でしょう。
寺社めぐりが好きなもので、宮古の御嶽にきてみました。すぐ近くの高台に、御嶽を見下ろすように
大和の連中が建てた宮古神社があります。


もちろん御嶽より大きく作してある

参道の石段で女の人が横になっていました。暑いので気持ちはわかります。散歩に出たのはいい
としても、熱中症になりたくはないので、平良の市街地をうろついて琉球銀行の待合室で涼んだり、
土産物の店をハシゴしながら涼んだり、そのうち涼む場所がなくなって図書館に行きました。


郷土史の本でも探そうかな……

そこにはなんと意外なものがありました。新しくなったターザンの、BE HANDSOME!宣言は島にも
届いていたのです。


油断していたら遭遇してしまった

ところで郷土関係の資料はどこだろう? せっかくの機会に『ターザン』読んでる場合じゃないので、
宮古を知る手がかりになる文献を探します。


分館に移されてしまったらしい

CD・DVDと書いてあるのが引っかかるけど、きっと文献も一緒に北分館とやらに移されたんだろう。
ここへは涼みにきたんだけど、郷土関係のものが見たいから北分館をさがして歩く。小さい子どもが
路上で接近してきた。ランドセルを背負っている。小学1年生か、2年生ぐらい。

子ども 「こんにちは!」
サカタ 「こんにちは……」
子ども 「ねぇ、誰のお父さん?」
サカタ 「遠くから来てるから、誰のお父さんでもないよ」
子ども 「ぼく、お父さんいないの……」
サカタ 「そうなんだ~、お母さんといっしょ?」
子ども 「うん、何のお仕事してるの?」
サカタ (子どもが絵本を抱えてるから)「本を作る仕事だよ」
子ども 「いくらもうかる?」
サカタ 「いくらかな~、本が売れるかどうかで違うから」
子ども 「お母さんは会社で働いて、4000円もうかるよ」
サカタ 「4000円か、いいなあ」
子ども 「ぼくは飛行機に乗る仕事して、英語を勉強して、たくさんお金もうけるよ」
サカタ 「たくさん本を読んで勉強しないとね」
子ども 「中学生になったら、お母さん病院に行って、お母さんいない」
サカタ 「……(そんな先のことがなぜ?)」
子ども 「どこに行くの?」
サカタ 「図書館を探してるんだよ」
子ども 「図書館すぐそこだよ。だけど壊れてるんだ」
サカタ 「ありがとう。行ってみるよ」
子ども 「じゃあ、さようなら!」
サカタ 「うん、さようなら」



壊れてるというか閉鎖になってる

当館(北分館)は平成29年度末をもって閉館いたしました。
宮古関連の一部郷土資料は平成30年4月以降に城辺図書館でご利用になれます。
新館移転開館は平成31年7月予定です。


なぜ、そのことを本館に掲げない? 炎天下たらい回しになる利用者がここにいるではないか。
平成31年7月なんて存在しないことは、すでに平成29年度末には明らかになっていたと思うが
どうして平成31年7月なんて堂々と書ける? いろいろツッコミどころのある役所仕事だけれど、
おかげで面白い子どもと束の間おしゃべりできたから……

まいっか
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