サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

デビルマンのかえうた

2023年11月23日 | サカタだよ

あれは岸田 岸田 岸田
あれはデビル
デビルマン デビルマン

増税メガネの 名をうけて
権益のために たたかう男
岸田ノートは まっしろけ
岸田イヤーは 聞いてない
岸田イベントは 国葬儀
岸田アラートは 自演乙
カルトの力 身につけた
悪魔の代表
デビルマン デビルマン

はじめて知った 税の味
そのおいしさに めざめた男
岸田の外交 ばらまき力
岸田の害悪 インボイス 
岸田の家族は 破壊力
岸田本人は 国くだく
総理の力 身につけた
悪魔の代表
デビルマン デビルマン

あれは岸田 岸田 岸田
あれはデビル
デビルマン デビルマン

裏切り者の 名をうけて
国民だまし ぶん取る男
マイナ保険証は 役立たず
爆買いミサイル 役立たず
爆買いワクチン 役立たず
バカなブレイン 役立たず
カルトの力 身につけた
悪魔の代表
デビルマン デビルマン

 

 

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ミュンヘンのとき

2023年11月15日 | サカタだよ

野菜が食べたくなったのでビアホールに入ってシーザーサラダとホフブロイハウスのラガービールを注文したら、1995年12月31日のミュンヘンを思い出した。年越しにビールを飲みながらカウントダウンして、1996年1月1日を迎えたビアホールも、確かホフブロイハウスだった。あのときと同じビール。同じ味かどうかは覚えてないけどうまい。うまければ何でもいいんだ。

いま勤めてる会社に入ったのが1994年の春だから、2年めの年の瀬から新年にかけてドイツに行ったんだ。直前に異動の辞令が出て製作部という業務の部署から女性誌のアンアン編集部に移ることになったばかり。総務部にいる同期が海外旅行したことないというので、じゃあ一緒にドイツにでも行ってみるかと連れ立って出かけた。

大晦日の晩、せっかくだからホフブロイハウスかどこかで年越しをしようと誘ったんだけど、大晦日の晩だからこそ何があるか分からないと同期がへんなこと言い出し、今日のところはホテルの部屋でおとなしくしてると言い張るので、しかたなく1人で街に出て喧騒のビアホールに落ち着いたんだった。あのときと同じビール。

HBのロゴを見て入った有楽町のこの店もホフブロイハウスというのかと思ったが、ふとメニューをみると Baden Baden - SINCE 1980 - と書いてある。バーデンバーデンはミュンヘン近郊の温泉保養地で、ドイツに着いたらミュンヘンに行くより先にまずバーデンバーデンに行ってみた。温泉といっても日本の温泉とは様子が違って、どちらかといえば室内プールという趣き。

そこらへんまでは同期も普通に行動していたし、ドイツまできて Mac(バーガーではなくPCのほう)のショップを興味津々でのぞいてたのに、ミュンヘンに着いたら疲れが出たのか何なのか、大晦日の夜は街に出ると危険だからホテルの部屋に留まると言い出した。あとで聞いたら、そのタイミングで新年のお祝いメールを受け取った社員が何人もいたようだから、おそらく部屋で充実した時間を過ごしたんだ。

ミュンヘンといえばビール純粋令のお膝元で、ビールと呼べるのは麦芽とホップと水だけを原料としたもの。日本のビールの多くは米やコーンスターチを使っているからビール純粋令の尺度ではビールじゃない。あのころ出回り始めた発泡酒とか、第3のビールとか新ジャンルとか呼ばれる酒もビールじゃない。そんなことを思いながら、本物のビールを好きなだけ飲んだ覚えがある。

ホフブロイハウスの他にも地元のビール会社が営むビアホールが何種類もあり、どこのビールがおいしいか、年が明けてから帰国するまで同期も連れて飲み歩いたように思う。Pで始まる長い名前のビール会社の生ビールがとくに美味だったので、覚えておいたらずいぶん後で川崎のオクトーバーフェストに出店してるのを見かけ、懐かしく思いながら飲んでみた。20年は軽く経っていた。こんな味だっけと思った。

シーザサラダを完食したら食欲が湧いてきたので、カリーブルストも注文した。ビール純粋令は、材料に麦芽とホップと水だけ使えば何でもいいわけではなく、約200年の間は小麦を使うことを禁じていたという。小麦は食べるもの、ビールは大麦の麦芽で十分とか、きっとそういうことなんだろう。いまでも大麦で十分な気がする。

ミュンヘンのホフブロイハウスでは詳しいことを知らずラガーしか飲む機会なかったように思うけど、ビール純粋令が出て約200年後からホフブロイハウスが領主の許しを得て醸造するようになったヴァイスビア(小麦の白ビール)が、有楽町のバーデンバーデンにあった。せっかくだから飲んだ。つまみなしでゆっくり飲むのにいいから1995年の大晦日に知ってたら飲んだのに。

スマホの手元が狂って写した写真。まいっか。同期は今年の春に会社をやめた。噂を聞いたとき、すでに長期の休みに入っていたので、とりあえずメールで「やめると聞いたけど本当?」という短文を送ってみた。驚いたことに「ほんとう」という返信が同期の上司から届いた。なんで上司から?

上司に尋ねてみたら、業務の引き継ぎのために同期あてのメールがすべて上司に転送されており、それを目にした上司自身も同期と同じ日に会社をやめる決心をしていた時期なので、つい自分あてに「やめると聞いたけど本当?」というメールが届いたと思って「ほんとう」と返信してしまったそうだ。

ミュンヘンのときを思い出しながらビールを飲んでいたら、こんがらがった事情まで思い出してしまった。詳しいことは知らないが、ちょっとしたメールのやりとりにもいろいろと不思議なことがある。あまり詮索するのも何だからと、深く考えないようにしているうちに忘れてしまった。同期とその上司は、いまどうしてるんだろうか。昼は忘れても夜ミュンヘンのビールを飲むと、また思い出しそうな気がする。

 

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カラマーゾフの兄弟とぼく

2023年11月01日 | サカタだよ

面白いから何度も読んでいる。19世紀の長い小説で「三大お気に入り」を挙げるとしたら、これと『嵐が丘』と『ボヴァリー夫人』がすぐ思い浮かぶ。何か忘れてるのがあるかもしれないし、どちらかといえば短いのが好きだ。一切の無駄がない文章表現に憧れる少年のころ、初めて読んだ『カラマーゾフの兄弟』は文体が冗長そのものに思えた。推敲してないんじゃないのか、これで名作なのか? と。

言い訳めいた長い序文が済んで「そろそろ本題に入ろう」といってから、本題らしい物語が動き出す前にまた前提を長々と読まされるのがツライ。そこに出てくる人物の名前がまた長いの長くないのって、読み進めながら覚えられる気がしなかった。フョードル・パーヴロウィチ・カラマーゾフが重要なのかと思ったら殺害され、その3人の息子たち(先妻の子1人、後妻の子2人)と、私生児ではと噂される使用人を含めて4人の「真犯人かもしれない異母兄弟たち」の疑わしい言動の数々がいよいよ長い本編となる(しかも未完)。関わり合う人たちの名がまた長すぎる。

未完と知りながら読むなんて無謀なのでは? 無謀なことがしたい盛りの少年時代にいちど読んで面白かったもんだから、その後もときどき読み返したくなる。そうじゃなきゃ読む機会が一生なくても不思議じゃない。あっそういえば、いま勤めてる会社(マガジンハウス)の入社試験の会場で、こんな珍事があった。

これは30年前のある日、私が実際に体験した出来事です。入社試験の会場で当日のスケジュールと概要を説明した採用担当の社員が、そこに集まる入社希望の学生らに質問して挙手を求めたんです。「この中にドストエフスキーの小説『カラマーゾフの兄弟』を読んだことがあるっていう人はいますか?」……試験と何の関係がある?

文芸出版社ではないから、あんなもの読んでいようと読んでいまいと関係ないだろうが、たまたま自分は読んでいるし、他にも読んだ人ぐらい大勢いるだろう。真っ先に手を挙げるのは恥ずかしい。ある程度、手が挙がったら自分も目立たぬように挙手しよう。そう考えて周囲を見回しても、ひとりも手を挙げない。まさか……まさか誰も読んでないのか? しかたないから自分ひとり挙手した。

雑誌のテキストなんて、わかりやすく短く面白くまとめなきゃ読まれない。ドストエフスキーのように、ややこしくて長ったらしくて何がいいたいのか根気よく通読したところで、わかるような、わからないような、しかし深淵をのぞくような気分にさせられる文章は失格だ。しまった、『カラマーゾフの兄弟』を読んだことがあるなんてバレたら入社できないのでは? 違うんです……『罪と罰』も『悪霊』も『白痴』も『地下室の手記』も『虐げられた人々』も『死の家の記録』も『賭博者』も手あたり次第に読んでるけど、『カラマーゾフの兄弟』なんて2回も(当時)読んでるけど、どちらかといえば簡明で平易で誤解のない、短くて面白い文章が書きたくて人知れず鍛錬してるのに。

幸か不幸か、悪書の耽読がバレて入社できない結果に終わることはなかった。あれから30年。その間に光文社の新訳が話題になったこともあるし、いま会社にいる人の中で『カラマーゾフの兄弟』を読んだことがある人の割合はどれくらいだろう? とたまに思うことがある。あの人は明らかに読んでない、あの人はことによると読んだ経験はあるかもしれないがどうだろう……廊下ですれ違った後や、同じエレベーターに乗り合わせた後などに、ふと考えることもある。自分ひとりだけだったら嫌だし、どうでもいいことなので問いかけることはない。

 

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