サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

五輪

2021年07月30日 | サカタだよ
北島三郎がうたう「与作」のかえうたが、
やめよう…やめよう…と思っているのに
メタルを聴いてたら出来ちゃいました。
なんでそうなるの…
 
 
 「五輪」
 
五輪が血を吸う
ヘイへいわ〜
へいヘイわ〜
コロナが蔓延する
ドンドンドン〜
ドンドンドン〜
灼熱地獄だよ
ゲロゲロゲ〜
ゲロゲロゲ〜
中抜き天国だよ
ショボショボShow…
ショボショボShow…
五輪 五輪
日本は日が沈む
五輪 五輪
滅びが呼んでいる
ヘイヘイ
ヘイヘイ
 
 
関連記事:   汚職
 
 
 
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次の日

2021年07月24日 | サカタだよ
あるかどうかわからないオリンピックの開会式がどうやら昨夜あったようだ。
 
まだわからない。

実際この目で見たわけじゃないのでフェイクニュースかもしれない
 
とても本当だとは思えない運営の杜撰さ、演出の稚拙さ、ネットに渦巻く黒い評判の数々……まさか、そんな恥を世界に晒して日本が平気なはずない。
 
街を歩く人の顔を見る。
 
何事もなかったような表情で、あの人もこの人も歩いてる。
 
無関心なのか、あきらめてるのか、それとも「外面如菩薩内面如夜叉」でみんな腹わたが煮えくり返っても表に出さないのか?
 
少なくとも楽しそうではない。
 
幸せそうでもない。
 
勇気づけられたり希望を与えられた様子には、まったく見えない。
 
どちらかというと絶望に近いようだけど思いすごしかもしれない。
 
今日もやっぱり屋外で運動したら危険な暑さなので、少し歩いて喫茶店で休む。
 
こんなにたくさんクリームとシロップとスティックシュガー(上の写真)つけてくれても、ぼくはブラックだから1個も使わない。
 
いつもならそうなんだ、そうなんだけど何となく魔が差して全部ぶっこみたくなってきた。
 
自分で自分をアンダーコントロール状態にしてクリームとシロップを2個ずつ、黒い液体に注いでスプーンでかき回し、おそるおそる口に運んだ。
 
ぬるくて甘ったるい。
 
なにかの比喩みたいなので、声を出さずに笑った。
 
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秘密

2021年07月11日 | サカタだよ

わたしはいま、25年ぶりのフロアでデスクトップPCを立ち上げ、原稿を待ちぼうけながらGmailをひらいて何ごとか入力する態勢を装いつつプライベートなBlogの下書きをしている。25年前、この3階から6階の部署に異動し、4階、6階、5階、4階、6階、5階を転々として3階に戻ってきた。不在の時を封印する玉手箱が開いた。

 
25年前もそうだったが、外出することが基本的にない部署なので1日8時間ほぼ座っている。25年前は若さゆえ平気だった座り仕事が、25年後のいまや体にこたえる。つとめて職場を抜け出して歩く時間を作るようにしても、体力の低下は食い止められないし、気温と湿度が上がるにつれて徘徊が苦痛になる。
 
 
ここまで書いたところで、待ちかねた原稿がサーバーにアップロードされたのでダウンロードして作業を行い、別のサーバーにアップロードした。そんなことを繰り返し、無事校了したので帰宅して、いまは自宅のノートPCでつづきを入力している。Gmailは下書きが自動保存される上、どこにいても手軽に打ち込めるので少しずつBlogを書き継ぐのに便利だ
 
 
しかし、ノートPCは熱を持つので梅雨から夏にかけて扱いづらい。そこでタブレットを起動して、やはりGmailでつづきを書く。このほうがノートPCより、いくらか涼しい気がする。それにしても1日8時間ほぼ座り通しだと、足腰及び脊柱と肩と首にダメージが蓄積する。こんなの、3階の人たちベテランになるほど耐え難いのでは? と想像するが、人の心身はわからない。もっとも、座り通しの業務の人は全体の中で少数派にすぎない。
 
 
半年近く、体力の損耗と引き替えに仕事の要領を飲み込んだので、そろそろ無理のない範囲で運動の習慣を取り戻し、体調を整えつつルーティンワークを着実に処理できる生活サイクルを構築していくのが得策だろう。ではジム通いか? 15年以上も通った大手のジムが昨年、緊急事態宣言の前から過剰な自粛の要請を受けて臨時休業になったとき、退会して早1年あまり。
 
 
座り仕事の部署に異動して半年たらずで、歩行の際に大腿骨の付け根が軋む。ひかがみがかっくんとなる。胸椎が回旋しにくい。こうした症状を緩和するには、プールに入って地球の重力から解放され、ダイナミック・ストレッチを兼ねたウォーキングやスイミングを行うにかぎる。経験上、そのように感じるのでプールのあるジムを見学した。15年以上通った大手のジムに比べると家にずっと近い。
 
 
今年も緊急事態宣言が出て、GWから臨時休業していたという。6月に時短営業を始めて、夜20時まで利用できるというが、20時では仕事帰りに立ち寄れない。諦めようかと思ったけど、家に近いから朝飯前にジムに行き、ちゃぷんと水に入って体を動かし、ジムの後で朝食をとって出勤すればよいかも? 時間配分を何日かシミュレーションし、7月から通うことにした。
 
 
朝活は30分がせいぜいだ。着替えたりシャワーを浴びたり、ヒゲを剃ったりしているとジムに小一時間いることになる。時間の許すかぎり1kmでも2kmでも泳いでいた時期があるので、30分では物足りない気がするけど、泳いでみると肩は回らないし胸椎は軋むし股関節は開かない。これを以前の状態に戻すのに、無理は禁物だから運動強度は低め、頻度は高めで、まめに朝活する。体力強化というよりリハビリのようなもの。
 
 
ジムで朝活した後、カフェで朝食をとって、スマホのGmailアプリでBlogの下書きをものしている。出勤前にちょっとだけプールに入ってることは秘密だ。もちろん毎日ではない。土日も含めて週4回ぐらい。これなら続くのではないだろうか、と思った矢先にまた7月から8月にかけて緊急事態宣言が発出されると聞いた。ジムが臨時休業にでもなったら、オリンピックを横目に真夏の運動不足に突入するのだろうか?
 
 
折しも半年ほど前に自分が『ターザン』に書いたプールのすすめが、7月14日発売のムック「肩こり腰痛撃退BOOK」に再録されて見本誌が上がってきた。あらためて読むと、いいことが書いてある。ジムの営業がつづくなら、これでも読んでせいぜい水遊びするとしよう。
 
関連記事:   異動日記
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上半期の映画

2021年07月06日 | サカタだよ

「排除」だけが楽しみな都知事のパワハラで東京の映画館が閉鎖されると、それでもう

新作の公開が延期になって日本中の映画館で上映スケジュールがぐちゃぐちゃになると

わかったのが2021年の上半期です。昨年は全国一律の休業だったので、東京の影響力を

そこまで実感しなかった。退屈まぎれにDVDやネット配信で映画を視聴する機会が増え、

新型コロナウイルスで世界が作り変えられる以前に比べてたくさん映画を観ています。

ちょっと振り返ってみましょうか。

   2021年1月に観た映画

『約束のネバーランド』……まだ映画館がかろうじて営業してましたね。飛沫をとばすわけ

でもないし、なぜ閉鎖するのでしょう?  東京がダーク・ファンタジーの人間飼育場にでも

なったようです。ママが育てた子どもたちを鬼に食わせる設定もまるで東京の行政みたい。

そんなことを考えながら見たら、ぎこちない鬼が出るたび笑えました。

『鬼滅の刃 無限列車編』……秋にいちど観たんですけど、お正月ひまなので映画館でまた

観てしまいました。原作の漫画に忠実な作りで、無限列車の前後の話はあまり映画向きじゃ

ないから、ちょうどよかったと思います。これにも鬼が出てきますね。

『新解釈 三國志』……絶世の美女、渡辺直美の中の人が世紀のブス、広瀬すず。公開前は極秘

のキャスティングでしたが、もう時効です。多彩な出演者の中で、いちばん目立っていたのは

語り部の西田敏行でした。ポスターからは予想できませんね。(右上に注目)

1983年の映画『パタリロ! スターダスト鋭角』……主題歌をうたってるのは原作者の魔矢峰央

先生でした。出たがりなのは晩年の性癖かと思ったら、初期からずっと出たがり屋さんだった

ことを、あらためて思い知りました。

2010年の映画『エクスペンダブルズ』……銃撃戦につぐ銃撃戦たまにナイフという以外とくに

感想はありませんでした。スカッとするというより呆れてしまう感じです。

2016年の映画『殿、利息でござる!』視聴したら首吊り自殺した竹内結子がそれはもう元気

に芝居していて嘘みたいでした。ハチャメチャな話かと思ったら湿り気のある人情噺でした。

そのぶん痛快さは少ないです。

1996年の映画『女・仕事人 望みかなえます。』……時代劇かと思ったらバブルの残り香強い

現代劇で、映画として配信されてるけど「Vシネマ」だと思いました。

2018年の映画『いぬやしき』……原作コミック全10巻読んだことあるから確認のように視聴

できたけど、そうでなかったら佐藤健が主役で木梨憲武が敵役と誤解するに違いありません。

実際はその逆です。

2015年の映画『帰ってきたヒトラー』……ヨーロッパの作品はユーモアが痛烈です。現代に

よみがえったヒトラーがSNSで人気者になり、そのSℕSを活用(悪用)して再び独裁を

ものにしていく怖いコメディです。

2019年の映画『劇場版  幼女戦記』……テレビシリーズの劇場版らしいけどテレビ版の総括

なしに続きが始まるから、どうして人が空を飛んでいるのか、なんで幼女が偉そうなのか、

設定が理解できないまま最後まで見通して首をかしげました。

2016年の映画『シン・ゴジラ』……5年前に劇場で観たときも政治風刺を痛烈に感じたけど

コロナ禍がうずまく今あらためて観るとまるで予言みたい。ゴジラ禍は政治がダメでも官僚

が優秀なので乗り切れたとして、コロナ禍は政治も官僚もダメだからどうかな?

1967年の映画『殺人狂時代』……大日本人口調節審議会が「つまりですよ、日本という国は

人間がやたら多すぎるんです。政治の貧困も、すべて過剰人口が原因」といっていた。50年

経って人口どんどん減ってるのに、政治の貧困はむしろ増大してる!

1994年の映画『マスク』……あのころは四半世紀後にまさか別のマスクが必需品になるとも

知らず笑い転げたっけ。キャメロン・ディアスがさすがに若くて安っぽい!

2016年の映画『アイアムアヒーロー』……新型感染症が原因のゾンビ映画だけど、いまにして

思えば新型コロナ感染症はゾンビ化しないで無症状のまま潜伏→拡散するからこそ恐ろしい。

コロナ後のゾンビ映画はその視点なしに成功しない。

2019年の映画『デヴィッド・ボウイ最初の5年間』……として配信されてたけど、これも多分

テレビ番組。ジギースターダストで当てる前の悪戦苦闘を検証するドキュメント。

2016年の映画『健さん』……高倉健がいかに偉大だったか検証するドキュメント。これは実際、

映画らしい。日本人には不器用と思われてるけど外国人には表現力ある役者と思われてること

をこれでもか、これでもかと証明していく。

2004年の映画『下妻物語』……テレビの録画を繰り返し観て完成形と思ってたけど、さすがに

お下劣な場面などが何か所かカットされていた。あまりに面白いから下妻(茨城県の田舎町)

を見に行きたいような、行っても仕方ないような。

2012年の映画『鍵泥棒のメソッド』……半沢直樹と大和田常務がそれ以前にこんな対決を!

と思わずにいられない。こっちがルーツなんじゃないか?

2017年の映画『亜人』……佐藤健が『いぬやしき』では悪い役だったから、もしやこれも?

と思ったけど、いい亜人の役だった。公開はこっちが先だった。

1989年の映画『ニュー・シネマ・パラダイス』……最後に流れる、検閲でカットしたフィルム

ばかりつなぎ合わせたものを映写するシーンを30年ぶりに観て、キスばかりだからOKだけど

残虐ばかりとか性交ばかり拾い集めてつなげたフィルムならNGだなと思った。

1989年の映画『帝都大戦』……その前年の話題作『帝都物語』の続編で、太平洋戦争の時代に

加藤が現れて大暴れ。しかしどんなに祈ろうと呪おうと大日本帝国は滅びた。身につまされる

かと思ったら、そうでもなかった。全体的に地味。

2011年の映画『ステキな金縛り』……この映画の深津絵里とてもいい。中井貴一は何をやっても

上手なのにあまり上手に感じさせないところが本当に上手ということかもしれない。死んだ犬と

再開するシーンなんか、わざとらしくなく面白くできるのはすごい。

2015年の映画『エイプリルフールズ』……コントをつなぎ合わせたような、登場人物の多い作品

だけど、昨年だったか松坂桃李と戸田恵梨香が結婚したのはこの映画きっかけだっていうから、

星野源と新垣結衣の「逃げ恥婚」の先鞭をつけるような出来事だった。

 

今年の『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』……シネコンで、

ちょうど時間が合ったから騙されたつもりで観て、これは人海戦術でスタッフがネコ動画を撮り

溜めて手応えあるところへ岩合光昭を呼んで関わらせることで、2時間近い映像作品として編集

したものだと思った。牛に舐められてる猫がうちで飼ってるのに似てた。

2017年の映画『サバイバルファミリー』……いつか本当にこういうことになったら水のある僻地

にどうにかして移動するのがいいんだろうけど、そこで水の奪い合いになったら勝てる算段など

ない。そんなことを思いながら鑑賞。もうそろそろ都会に住むのは止めたほうがいいかも。

今年の映画『銀魂 THE FINAL』……なんかバカバカしいものに触れたくてシネコンで鑑賞。期待に

たがわぬ出来だけど、最後のほう辻褄を合わせたり余韻を残したりするのはバカバカしいものを

求める身には冗長だった。ちょっと寝てたかも。

1970年の映画『ハレンチ学園』……なんかバカバカしいものに触れたくてネットで視聴したけど

50年も昔だとバカバカしさの感覚がさすがに今とちょっと違う。なべおさみが、なべやかんより

若い。いけないわ、いけないわ、のおじさんは不覚にもちょっと笑ってしまう。

2016年の映画『金メダル男』……リオ五輪の頃は2020年に東京五輪があると当たり前のように人が

信じていたのに、実際そうならなかったことをしみじみと嚙みしめた。

2019年の映画『ヒトラーvs.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』……ヒトラーとピカソが直接対決する話

ではない。どちらかというとナチス内部での財宝の取り合い。

1991年の映画『ターミネーター2』……続編をいくつ作っても、これがターミネーターの最高傑作。

でも『3』も好き。あとはあんまり。

2008年の映画『ザ・マジックアワー』……ナイフを舐める佐藤浩市のモノマネをするお笑い芸人

いしいそうたろうが元ネタにしてるのは、この映画で売れない俳優を演じてる佐藤浩市だった。

1985年の映画『さびしんぼう』……へんな映画だけど何度みても面白い。最後のモノローグが

ハッピーエンドのようにも主人公の妄想のようにも取れるところがいい。

1973年の映画『しなの川』……芸術の名の下に由美かおる裸で大暴れ。水戸黄門で毎週のように

入浴シーンがあるから不思議に思っていたけど、あれでも見せなくなっていたほうだったとは。

タイトル『しなの川』はヒロインの情念を川の流れに例えたもの。

当然2013年の『大空港2013』……自殺した竹内結子が途切れない芝居で大活躍していることが

いまとなっては複雑に感慨深い。ゲイの老人が空港で大切に読んでる雑誌が『ターザン』なの

も複雑に感慨深い。

2014年の映画『ジャッジ!』……これはひどかった。見なければよかったと思う映画はめったに

ないけど、これはそう。ヒット作の要素を集めたクズ映画がたまにあるから気をつけないと……

普通はそれでもどこか見どころがあるものなのに全然ないことも実際ある。共通項は思い当たる

けど差し障りがあるので明かさない。

1996年の映画『レオン』……四半世紀も前になると思わなかったけど、いつ鑑賞しても感動する。

くだらない映画を視聴する時間があったら名作を繰り返し観たほうがいいかもと『ジャッジ!』

があまりにもひどかったので思ってしまった。『さびしんぼう』と『レオン』を交互に観れば、

それでいいような気がしなくもない。

2016年の映画『RANMARU 神の舌を持つ男』……腹を抱えて笑った。1月は何本映画を観たか、

数えるのも面倒だけど、たまにこういうアタリがあるから知らない映画も見ないといけない。

テレビシリーズもあるらしいのに、まったく知らなかった。

 

   2月に観た映画

極道3人がヘマをやって「何でもするから許してください」と親分に頭を下げたらタイで手術

を受けてアイドルとして売り出されてしまう、2019年の映画『Back Street Girls -ゴクドルズ-』。

集団でケンカとか密なライブとか、2020年以降リアリティが壮絶に消えた。

2014年の映画『女子ーズ』……福田雄一監督は面白さが安定してる。そこで『変態仮面』とかも

あらためて視聴しようと思った。

2016年の映画『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』……これは2013年の正編から3年後の

続編だった。同じキャストで続編を作れたのが驚き。いまは千眼美子になっている清水富美加が、

変態仮面にパンツを与えるヒロイン。それも宗教に走る要因の一つだったのか。

2013年の映画『HK/変態仮面』……原作どんなんだっけ? と気になってコミックをまとめ買い。

あんど慶周先生のギャグマンガは30年近く前の連載なので、実写化してもギャップを感じにくい

ところが利点だったかもしれない。実写はスパイダーマンのパロディ要素が濃い。

1997年の映画『劇場版ビーン』……なぜかコメディばかり視聴。たしか1997年ごろ、志村けんが

熱心にビーンを研究してると聞いたことを思い出した。ビーンの顔芸あまり日本人好みじゃない

と思うけど志村けんは上手に取り入れた。

2017年の映画『サクラダリセット 前篇』……原作小説は文体が魅力だから映像化するとごく普通に

なりそうだと思って敬遠していたのを、ひまだから視聴したらやっぱり思った通りだった。だが、

義務感で後編も視聴した。普通だった。もやもやした。

手堅いコメディが観たくて、1997年の映画『ラヂオの時間』……ケータイでかい………出演者みんな

若い……おひょいさん生きてる……細川俊之も……などと、つい余計なところに目が行きがちだった。

『THE有頂天ホテル』と頭の中で区別つかなくなりそう。

2019年に映画館で観て感銘を受けたフランスのコメディ『シティーハンター THE MOVIE 史上最香の

ミッション デラックス吹替版』……あらためて視聴したけど、日本で実写化してもこれほどうまく

いかない。フランスのおたく最高。

2005年の映画『ティム・バートンのコープスブライド』……映画館で観たときは何かと2本立てだった

ような気がするけど何だったか思い出せない。

1980年の映画『シャイニング』……同じホラーでも『2001年宇宙の旅』と違って眠らず最後まで見届け

られたから、さすがキューブリックは時代に応じた工夫をしてる。十年一日ではなかった。

2011年の映画『冷たい熱帯魚』……でんでん演じる「ボディを透明にする」店長のモデルになったのは

1995年に「埼玉愛犬家連続殺人事件」で話題になった関根元だけど、死刑確定して拘留中の2017年に

75歳で病死したそうだから、愛犬家などを4人連続で殺したとき既に53歳だった。なんでそんな元気

わいてくるのか不思議。でんでんも。

1942年のモノクロ映画『奥様は魔女』……ラストでわかったけどTVシリーズのサマンサの親の世代の

話だった。こんな映画つくりながら戦争する国に、日本が勝てるわけないと思った。

1939年のモノクロ映画『嵐が丘』……ヒースクリフ、私よキャシーよ! という怪談シーンがどんな演出に

なってるか確かめたくて視聴した。小説の描写にくらべると何もかもチャチいけど、前半のダイジェスト

としてはわかりやすい。

1951年のモノクロ映画『見知らぬ乗客』……ポスターは彩色してあるのか。ヒッチコックの映画あまり

ちゃんと観たことないけど才能あるみたい。

2018年の映画『累ーかさねー』……芳根京子と土屋太鳳の入れ代わる演技が上手すぎて、他の出演者が

だいたい下手に見える。

2007年の映画『自虐の詩』……オープニング早々プロデューサーはじめ製作陣や関係各社のクレジット

がズラズラ並ぶ作品は大抵クズだけどこれは例外だったので、堤幸彦監督がよっぽど反骨心を燃やして

がんばったにちがいない。

2007年の映画『サイドカーに犬』……佳作だと思った。

 

1978年に韓国の女優と監督が北朝鮮に拉致された事件を追った2016年のドキュメンタリー『将軍様、

あなたのために映画を撮ります』……8年で生還できて幸運だった。女優の証言が少しばかり大袈裟

すぎたけどそれは仕方のないこと。

1964年のフランス映画『シェルブールの雨傘』……あまり原色のない画面がとても美しかった。

 

2018年の映画『今夜、ロマンス劇場で』……レヴューがすごく高評価なので期待して視聴したら、

とても安っぽくてびっくりした。エピソードも含め、とってつけた感じ。

2015年の映画『みんな!エスパーだよ!』……豊橋の人はあんなに全員「だに」「だに」いうのか

ずっと気になってたんだけど、先日ちょっくら豊橋に行く機会があって聞き耳を立ててみたところ

「だに」「だに」いってなかっただに。

2008年の映画『僕の彼女はサイボーグ』……ひょっとしたら綾瀬はるか、これが一番ハマり役かも。

何日か前に観た『今夜、ロマンス劇場で』とまったく違った。もしや気合の差?

2018年の映画『デッドプール2』……落下傘のシーンが好き。2月は1月に比べると観た本数がやや

減ったかも。3月はもっと減ってるのではないか。でないとブログの更新が大変で。

 

   3月に観た映画

2009年の映画『愛のむきだし』……すごく面白いんだけど、237分は長い。3時間57分って、4時間

だもん。普通の映画の2本分だもん。『天井桟敷の人々』かと思った。

2014年の映画『劇場版 猫侍』……白猫の玉之丞がなんとウインクした!

 

コロナの影響もあって公開延期が繰り返された『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』……長い!

けど『愛のむきだし』を観た後なので大丈夫だった。前半はディテールに見ごたえがあるけど、

アナザーインパクトだとかアディショナルインパクトだとか言い出す後半どうでもよくなった。

前半だけ2年か3年ぐらい前に公開してくれたらよかったのに。

1938年のモノクロ映画(つぎはぎフィルム)『鞍馬天狗 角兵衛獅子の巻』……アラカン、マスクから

鼻が出てる。戦前の映画では新選組、ただの悪党だったと聞いたので、事実確認のために視聴したら

確かにそうだった。ショッカーと同じ。そして鞍馬天狗が仮面ライダー。ときどき瞬間移動するから

何ごとかと思ったらフィルムの欠損だった。ニューシネマパラダイスそのまんま。

1941年のモノクロ映画『江戸最後の日』……いまやすっかり忘れられた流行作家・吉田絃二郎の小説を

映像化した、勝海舟(=阪妻)の大冒険みたいな日活京都の野心作!!

1964年の映画『潮騒』……日活といえば昭和の終わり頃はロマンポルノだったけど戦前戦後は文芸作を

量産してたみたい。もっとも『潮騒』だってポルノといえばポルノみたいなアイドル映画だ。そして、

吉永小百合はどの年代の出演作みても何がいいのかよくわからない(素人っぽいところ?)

1938年のモノクロ映画『鞍馬天狗 竜攘虎搏の巻』……いまならCGで誤魔化しちゃう群衆を、ちゃんと

大人数で撮り下ろすところに時代を感じる。でも、馬で駆けるシーンは使い回し。(もしかしたら残存

フィルムを集めてつなぎ合わせてるせいかも)

1938年のモノクロ映画『弥次喜多道中記』……マキノ正博監督、片岡千恵蔵主演……さてこの時代劇を

ミュージカルっぽくしようと言い出したのはどっちかな。

2014年の映画『幼獣マメシバ 望郷篇』……これはもう、佐藤二郎の独壇場だった。

 

2010年の映画『イヴの時間 劇場版』……2021年の現在もLGBTや外国人入国者や控えめな人に差別と

不寛容がぶつけられがちなのだから、ロボットやアンドロイドと対等な関係を築く社会なんて当分

ムリだと思った。

 

   4月に観た映画

原作の小説を読んでから、重い腰を上げ映画館に出かけて『騙し絵の牙』を観た……原作だと松岡茉優

が大泉洋とも佐藤浩市とも寝てて大泉洋の家庭が崩壊するので、3人のドロドロした怪演をつい期待。

しかし、そういうのは全然なくて大泉洋の「牙」もどこかへ(先代の社長のネームプレートへ)行って

しまい、映画は映画だった。悪い意味で別物だった。

2014年の映画『トリック劇場版 ラストステージ』……何とかミクスも効果ねぇんだよ、わしらにはっ!

というセリフがさっそくあった。

4月25日からの3度目の緊急事態宣言(ぷぷっ!)に便乗して、小池百合子のパワハラで東京都内の

映画館が閉鎖されたので仕方なく、観たい映画もないまま川崎の映画館で『グランパ・ウォーズ』を

鑑賞。ということで4月に観た映画たった3本だった。極端だな。

 

   5月に観た映画

2010年の韓国映画『ハロー!?ゴースト』……いろいろなゴーストにつきまとわれて迷惑するコメディ映画

として十分に楽しめるんだけど、それらの迷惑すべてに意味があったという終盤のまとめ方がすごくて、

もう少しで涙がこぼれそうだった。

2008年の映画『アフタースクール』……たしかにパズルめいた作品で、最後の1ピースみたいに出てくる

エレベーター内での不倫の証拠映像(にしか見えない)がセリフ入りだと全然別の意味になるところで、

ちょっと笑ってしまった。以上2作は映画の趣味がいいイラストレーターさんが面白いといってたので、

それなら間違いないだろうと視聴してみた。正解だった。

2015年の映画『映画狩り』……低予算のアクション映画ならではの良さがあるのではと期待して視聴した。

入れ墨の傾奇者が騙し合いながら戦うバーリトゥードで、パズルのように格闘の持つ意味が変わるのだが

くノ一が異様にエロかった。あきらかに裏テーマだった。

2009年の映画『インスタント沼』……テンポよく人を楽しませるのって重労働だよなと最初から最後まで

思わせるお手本のような作品だった。

2018年の映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』……同じ監督なのに、

こっちは全然ダメだった。そういうことって実際よくあるの、なんでだろう~?

2018年の映画『恋は雨上がりのように』……原作コミックを読んだことあるので予告編など見かけては

イメージ崩れそうだから敬遠してたのを、視聴してみたら案の定イメージ崩れた。

1957年の映画『幕末太陽傳』……ここまで古いとイメージ崩れるも何もないので安心して視聴できちゃう。

戦後の赤線地帯の時間を巻き戻した品川の遊郭の物語。

1976年の映画『ロッキー』……この第1作はモハメド・アリに挑む無名のチャレンジャーを想定している

そうだけど、挑戦者もチャンピオンもボクシングが下手。それにボクシングのシーン自体、2時間のうち

10分しかない。『ロッキー ザ・ファイナル』でさえ、もうちょい戦うのに何だ「エイドリアン!」って。

なめとんのか?

1954年の映画『ゴジラ』(第1作)……60周年記念上映で観てから7年ぶり。その間に『シン・ゴジラ』

もあった。マガジンハウス(当時は平凡出版)のあたりが見事な火の海になって感動。

2015年の映画『ストロボ・エッジ』……どうせ有村架純が超絶かわいいんだろうと身構えたらその通り

の出来だった。

2014年の映画『アオハライド』……どうせ本田翼がミラクルかわいいんだろうと身構えたけど、実際は

案外そうでもなかった。

 

   6月に観た映画

1986年の映画『アリオン』……原作・監督 安彦良和ということで、アニメーターと漫画家を両方やる

のってすごい。大体どっちかに偏るものなのに。

やれやれ、灯りを消せとか酒を飲むなとか贅沢は敵だとか非科学的にわめくケチ婆のせいで東京都内の

映画館が4月25日から5月31日まで休業させられていたから、嫌がらせが収まった記念に『賭ケグルイ

絶体絶命ロシアンルーレット』映画館で観てきた。若くて芝居上手な人が勢ぞろいしている中に、1人

だけ芝居のくさいジャニタレがねじ込まれて気の毒だった。本人というより観てるお客さんが。

映画館の大きなスクリーンっていいなと『賭ケグルイ』を観て実感したので、またシネコンに出かけて

『地獄の花園』を鑑賞してきた。排除だけが楽しみで生きてる小池百合子のパワハラが止まって本当に

よかったと、マウンティングOLの戦闘シーンを眺めながら胸をなでおろした。思いのほか傑作。

2020年の映画『私をくいとめて』……能年玲奈が事務所(レプロエンタテインメント)をやめて、のん

に改名したのが2016年。ひさびさの実写映画で第30回日本映画批評家大賞の主演女優賞を受賞した折、

事務所の圧力でマスコミが報じなかったと聞いたので出来がいい作品なんだろうと思って視聴。それに

しても芸能界って怖い。

2017年の映画『勝手にふるえてろ』……原作も監督も『私をくいとめて』と同じだから大丈夫そうだと

視聴したら全面的に大丈夫だった。こういうのは感覚の問題だから。

1969年の出来事をドキュメンタリーにした2020年の映画『三島由紀夫 vs 東大全共闘 50年目の真実』……

どこを聞いても三島由紀夫のほうが面白いけどお腹を切ったのはもったいない。全共闘のほうもそのあと

総崩れしたから、結果おあいこ。 (気持ち悪いものばかり生き延びてしまったのが今かも)

『閃光のハサウェイ』の映画が公開になるので、ブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアがテロリストに

なる前に初めてモビルスーツで人を殺す1988年の映画『逆襲のシャア』を復習……ブライトにない白目が

ハサウェイにあるのはミライ・ヤシマの遺伝かな。

2019年の映画『HELLO WORLD』……2回目だけど1回目のときに感じた後味の悪さを同じように感じた。

ディテールは忘れてた(観てるうちに思い出した)ものの、印象だけは残ってるものだ。中国で興行成績

よかったと聞いて、うっかり観てしまった。理論的な裏付けとご都合主義のバランスが悪い。

仕事帰りに観るには4DX2Dしか選択肢がなかったので、席を揺らされたり水をかけられたり迷惑なうえに

料金が高い4DX2Dで『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(3部作の序盤)を。原作の小説に比べて、

ギギを音声と映像でクエスに重ね合わせる表現がわかりやすくて、狭い人間関係に焦点が絞られてる分、

政治の腐敗とか処世の機微とかはどうしても薄くなる。実写と見まがう場面が多いのは最近のアニメの

特徴の一つだけど、よいのか悪いのかは微妙。

一般庶民に身をやつしているけど戦うとすごいマフティー・ナビーユ・エリンことハサウェイ・ノアが

あまりにも完璧超人だったのでシラケ鳥がとんでゆきそうなところへ、冴えない男がすごいパターンの

ウェスタン中村主水こと『Mr.ノーバディ』をシネコンで鑑賞……発券機の調子が悪くてスタッフが券を

出してくれるとき、「お客様ノーバディで間違いないですか?」と誰何されたので「そうですわたしが

ノーバディです!」と答えそうになった。

2008年の映画『片腕マシンガール』……出落ちのスプラッターが最大の見どころで、後は片腕が天ぷらに

なって「いよいよマシンガンに?」と思いきや忍者の拷問で腕を斬り落とされ、町工場で片腕マシンガン

が完成するまでと、敵の女傑のドリル下着がすごくバカバカしくてよかった。

スパイク・リーが監督した、デヴィッド・バーンの『アメリカン・ユートピア』……'80年代の『ストップ・

メイキング・センス』が進歩してる、というか大部分が懐かしいトーキング・ヘッズの曲なのにあそこまで

ステージに政治性というかメッセージ色が出るなんて年の功なのか演出の妙なのか、どっちもなのか?

永遠の命を得た女性の17歳から100歳以上までを芳根京子が演じるという『Arc アーク』がどんなもんか、

いつものシネコンで鑑賞してみた。17歳、19歳ときて30歳……いよいよ次ぐらいから老け芝居になるかと

思いきや、急展開で不老不死のSF設定になったので50歳でも100歳超えても若いまんまの容姿であった。

あえて死を決意した135歳の芳根京子を倍賞千恵子が演じる結末。お客さん3人だった。

 

   2021年上半期のベストムービー

いろいろ観てきたなかで今年の前半いちばん胸を打った映画は何だったか、こうして振り返ってみると、

意外なことにそれは『地獄の花園』だった。そこで6月30日に再び鑑賞した。

 

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