右のポッケにゃペットボトル、左のポッケにゃステンレスボトル……いつも持ち歩いてるリュックの話だ。瑣末なことだが、その日はリュックの左右のメッシュポケットに500MLペットボトルの「和紅茶 無糖ストレート」と180MLステンレスボトルを差していた。
なぜそんなことをするか? 少量の飲み物は常に持ち歩いたほうが何かと便利だからというのがひとつ。もうひとつは……そう。もうひとつポッケがあるからで、右のポッケに500MLペットボトルを差したら左のポッケが空く。
だからといって右にも左にも500MLペットボトルを差して歩いたら山登りをするわけでもないのに大量の飲み水を確保してる用心深いサバイバル男みたいで恥ずかしい。そこで保温ステンレスボトルで差別化を図り、2種類持ち歩く必然性を演出しようという深謀遠慮が働き出した。
あたたか〜い、または冷た〜い飲み物を左のステンレスボトルに入れて持ち運ぶ設定なら、両サイドにドリンクをセットしても不自然ではないだろう。設定にすぎないから、保温ステンレスボトルの中味は空っぽなのだが。
空っぽならば小さいほうが軽いし目立たなくていい。500MLのステンレスボトルなどペットボトルよりかさばる。そこで180MLのステンレスボトルを選び、カフェで飲み残したホットコーヒーをその中につめて後であったか〜いを飲む(ぬる〜い、になることもあるが)。
リュックの左メッシュポケットは180MLのボトルを差しても余裕があるので、読了した新聞を縦長に折りたたみ一緒に差しておくことが可能だ。そのようにして新聞紙を持ち歩く用心については先日このブログに書いた(下にリンク)。
仕事帰りに映画館に立ち寄ることが以前より増えた。コンビニで「そうだ、セルフのコーヒーを保温ボトルに入れて席で飲もう」と考えて、レギュラーサイズの紙コップ(少量なほう)をレジで買ってマシンで抽出。ステンレスボトルに移したら、ひと口ぶん余った。
保温ボトルのコーヒーを映画館の暗がりで何口か飲み、座席の肘かけのドリンクホルダーに置いたまま帰るとき忘れた。自宅で寝る前に気がつき、しまったと後悔して翌朝その映画館で「忘れものをしたと思いまして」と申し出たら、ちゃんと保管してあって戻ってきた。うれしかったのでブログに書いた。
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