サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

キャッチフレーズ

2023年05月10日 | サカタだよ

キャッチフレーズは現実と真逆の言葉です。ならばキャッチフレーズをひっくり返すと現実がおのずから見えてくるのではないか? ポスターやビラやマスコミやネットでプロパガンダを見るとそう思わずにいられないし、ちょびっと改変してみたくなるのはサカタだよだけでしょうか。そんなことはないはずです。

進め一億火の車だ

「進め一億火の玉だ」というキャッチフレーズを戦時中に大政翼賛会が広めて戦意の高揚を図ったようですが、その後の歴史を鑑みるに無駄でした。新しい戦前になるとタモリが考察した今年、物価高と増税と社会保障の負担増とで庶民の家計は火の車。ミサイルを何百発も爆買いしたところで、戦う前から「進め一億火の車だ」。

足らぬ足らぬは議論が足りぬ
 
買いたいミサイルは勝手に買う(国会で議論もせずに閣議決定する)くせに、やりたくない社会保障(少子化対策とか)については「財源がない」「予算が足りない」という話にすぐなる。身を切るといっても庶民の身を切るばかりで為政者の身を切る議論はなく、こっそり議員報酬をお手盛りで増額する始末。つまり税金の使い方が無茶苦茶で、どこか削れば財源は確保できるのに「足らぬ足らぬは議論が足らぬ」。
 
下衆の極み、鬼どもの宴、統一の思う壺
 
働いて稼ぐのは庶民だけ。上級の階層は庶民から吸い上げた税金や社会保障負担や公共料金を吸い上げるだけ吸い上げて還元することなく、自分たちで勝手に使ったりお友達の会社に分け与えてキックバックをもらったり。中抜きがひどすぎて、いくらあっても足りない。まさに下衆の極み、鬼どもの宴。そ・れ・だ・け・な・ら・ば・ま・だ・い・い・が、統一教会(世界平和統一家庭連合)に便宜を図って吸い上げさせた献金が北朝鮮に流れるのもお咎めなし。その金でミサイルが飛んできたら、防衛費という名の軍事費を倍増してまた中抜きとキックバックで濡れ手に粟。そのまんま「鬼畜の所業」でもある。
 
欲しがりませんカツまでは
 
そんなわけで30年も所得が上がらないまま50%以上カツアゲされて、庶民はおいそれとカツカレーも食えず具のない安カレーで我慢を余儀なくされる。戦時中、大政翼賛会は「欲しがりません勝つまでは」と戦意高揚につとめたが負けた。それでも辛抱は数年だった。いまや30年も爪に火を点す辛抱を強いられて、勝つ見込みなどあるわけもなく、せいぜいワンコイン以下のカレーで飢えをごまかして「欲しがりませんカツまでは」。
 
日進退歩
 
経済成長があった時代は「日進月歩」でした。いまは退歩しかありません。時間の進行が止まらないなかで状況は日々刻々と悪化するばかり。これぞまさに「日進退歩」。
 
働かざる者、食わざるべからず
 
「働かざる者、食うべからず」なんて言葉を真に受けると、どれほど本人が努力を重ねても働く機会を得られない人は食べることができず死にます。働いても働いても満足な収入が得られない人だって食べることが十分できず倒れます。ろくな働きもしていないのに吸い上げるだけ吸い上げる人たちが富を寡占して「弱肉強食」「自然淘汰」なんて自己正当化してるからで、健康的で文化的な最低限度の生活は誰しも送る権利が現行憲法で補償されているうちは「働かざる者、食わざるべからず」。
 
黒のパンダをどれでも全部ならべて
 
白いものを黒いと言い張る高市早苗や、黒いものを白いと強弁する河野太郎など、あそこの党の要職はもう安倍晋三のせいで問題解決能力をなくして臆面もなく詭弁でごまかすのだけが仕事になっちゃった。そんなとき「白のパンダを~」という歌がきこえてきたので、白を黒に変えたら「黒のパンダをどれでも全部ならべて……」もうパンダじゃなくて、ただの熊だらけ。
 
あゝ無精
 
がんばったのにダメだったら「あゝ無情」と同情する余地もあるけど、がんばってないのに報酬だけ濡れ手に粟で懐に入れたり、さらに裏で悪いことして泡銭を抱え込んだら正業がおざなりで「あゝ無精」というしかない。「あゝ無能」「あゝ無法」もあり。
 
4人は害悪
 
ナンマイダーカードじゃなかったマイナンバーカードに保険証の機能をつけて保険証を廃止しようと国会で議論もせずに決めた4人は、岸田文雄(総理大臣)と河野太郎(デジタル担当大臣)と加藤勝信(厚生労働大臣)と寺田稔(総務大臣)で、法的強制力がないから任意取得をゴリ押し。医療機関に設備の導入をゴリ押し。不具合を否認し、漏洩をもみ消し。昔々、価値観を転覆したビートルズは「4人はアイドル」と呼ばれたけど今の世の価値観と倫理観を転覆する「4人は害悪」。
 
石橋で叩いて落とす
 
実務を執り行う中堅の官吏は「石橋を叩いて渡る」ことわざ通り着実に、公文書に記録を残しながら公共の福祉のために働いているにもかかわらず、その上にいる害悪とお仲間が待ち構えており邪魔な中堅を「石橋で叩いて落とす」。
 
資本家の猫め
 
なにもかも主権者(つまり国民)のためではなく、国内外の資本家に便宜を図る見返りに不当な報酬を得るための施策ばかり。普通こういうとき「資本家の犬め」という表現を使うものだがゴロにゃん度が高すぎて「資本家の猫め」。
 
パブロフの猿
 
人に飼われる猿山の猿は人より偉いと勘違いして、人から猿と呼ばれると条件反射で怒り狂い、事実にもかかわらず集団で人を攻撃する。「パブロフの犬」はベルが鳴るとヨダレを垂らすだけで人畜無害なのに、猿と呼ばれて人をボコボコの袋叩きにするので悪質なのが「パブロフの猿」。
 
マスクはずしてLGBTQ差別はずさず
 
5月に総理大臣のお膝元の広島へG7首脳が集まるから、そのとき国民がまだマスクしてると体面に傷がつくということで、満足な対処もできてないのにマスクはずそうキャンペーンをずいぶん前からやってきた。そんなことより表現の自由度ランキングの低下や、いまだLGBTQ差別を取り締まる法律もないことや、経済的な地位の低下が止まらず、どれもこれもG7最低ランクであることのほうが体面を傷つけるのに「マスクはずしてLGBTQ差別はずさず」。
 
匙(さじ)は投げられた
 
そんなわけで、5月の連休明けをもって新型コロナが2類から5類の感染症になったのも、これまで何もしてこなかったツケを払うのがもうイヤになっちゃって「匙は投げられた」……カエサルがルビコンを渡るときの「賽は投げられた」と一文字違いですが決断の重みが違います。ハンニバルが象を連れてアルプスを越えてきた後年だけに、投げられたサイはサイコロじゃなくて動物のサイだとばかり思ってたことは内緒です。
 
 

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性懲りもなくなかった

2023年05月01日 | サカタだよ

おびただしい障害物がレーダーに!と思ったら船が港に停泊していて陸のあれこれが反応してるだけだったし、自分はクルーでも何でもなくて操舵室を見学してるだけだった。

 


ひたすらフィールドを駆け回った頃のことを思い出しそうになったけどそんな思い出なかった。
 
 


どうせ刑務所に入るなら独房がいいなあと思ったけど、一応やることやってきたし罪がバレることもなかった。
 
 


失業したらホテルの夜勤かビルの番人に志願しようと10年ぐらい前にちょっと思ったのに、その後あれよあれよとAIとリモートの技術が進歩して職種ごと消え去りそうになり、失業はしなかった。いわきのホテルはチェックインからチェックアウトまですべてセルフサービスで対面の接客がなかった。
 
 


タイガーマスクは「強ければそれでいいんだ力さえあればいいんだ」とひねくれて育ったみなしごだったが、義務教育を終えても進学できる家庭の子供は「成績よければそれでいいんだテストの点さえあればいいんだ」と言い聞かされて学校教育の虎の穴を生き延びたのに、少子化と並行して世襲を恃む落ちこぼれのリベンジで教育制度も雇用形態も破壊され、力があってもテストの点があっても何らメリットなくなった。社会で有利なのは親ガチャの当たりしかなかった。
 
 


たとえば35年前、昭和の末期にマックでサンキューセット(390円)の値段をさらに下回るサブロクセット(360円、しかも消費税なし)のチーズバーガーとポテトを食べてコーラ飲んでる自分の前にタイムマシンで2023年のぼくが現れて「未来はマックのセットが倍の値段になるぞ」と告げたら、その未来では給料も物価上昇に伴って上がってるはずとか現実と正反対のことを思うに違いないし「ストローは紙製になってるぞ」と告げたら石油資源が大方の予想通り枯渇してプラスチックがなくなった結果だと思うに違いなかった……そんなこと思いつつ食べるハンバーガーはうまくもまずくもなかった。
 
 


高校でアメフトやってた当時は吸汗速乾素材なんてなかったから防具の下にハサミで丈を詰めた綿Tシャツを着たもんだけど、我ながらクマのプーさんみたいで恥ずかしかった記憶ばっかりで練習やった覚えがなかった。衝突しすぎて脳震盪で記憶が欠落してるのか疑った末にたどり着いた結論は、どうも部活でアメフトやったことなかった。卒業後アメフト部OBと酒飲みすぎて疑似記憶が育まれているに過ぎなかった。
 
 


ぼくの生体AIがディープラーニングした結果この世の裏で仕組まれたインチキが丸見えだけど生体組織のどこを探しても人工知能(AI)などなかった。天然だった。
 
 


第3新東京市……未来の日本はこうなっちゃうのかと1996年ごろ思ったけど、新世紀エヴァンゲリオンの時代設定の2015年を過ぎても箱根は変わる気配なかった。せいぜい台風で登山鉄道が何か月か運休する程度しか変化なかった。
 
 


とある客船がドックで整備してる様子を見学したときのこと。
「こんなふうに塗装するのは何年に一度ぐらいですか?」
と尋ねたら船長が息を呑んで、「毎年です」と答えた。
人間ドックが大嫌いな自分は内心
「ドックで毎年お化粧するなんて船も大変だな……だから女性名詞なのか」
とぼやいたが、
「いや待てよ? おいらだって朝夕お化粧するんだから船より大変じゃん!」
と思った。しかしお化粧なんてする機会なかった。
 
 


キリスト教圏はどうしてもヨハネの黙示録ばりの善悪二元論で敵をとことん殲滅するのを正義としがちだからウクライナを善とするNATOと悪とするロシアが火に油を注ぎあって収拾つかないけど、どちらにも正義などなかった。
 
 


Sunny day……Happy time……The end of the world……と、つぶやいてみたけど世界はあくまで見かけの上では終わりじゃなかった。
 
 
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