なにもかも手探りだった10代のころに悲観していた人生とかなりズレたコースの途中というか終盤にいる自分ですがイメージ通りだったら不幸すぎるので現状でまいっか！ と思う半面、なにが幸いするか最後の最後まで分からないから実際のところは何とも言えません……そのあたりの加減について、ふと考えたりするのは自分だけでしょうか？
年明けから２か月半ずっとマンボウが出たまんまだったので夜になると行くところがなくてレイトショーに足を運ぶ習慣がつき、今晩たぶん今年の40本目を映画館で観ます。コロナで劇場が自粛を要請された期間はDVDや動画配信ばかり視聴していたから、反動でスクリーンの贅沢を味わうような部分がなくなくなくなくなくなくなーいですけども、来週マンボウが解除されたら飲み屋が全開になるのでピタッと映画を観なくなる心配がなくなくなくなくなくなくなーいです。もっともすぐにまた無意味な自粛要請が出たら映画ばかり観る日常が戻ってくるかもしれないので、何とも言えません。
（３月18日）
どうも会社に行きたくないと思ったら昨夜ぽん酒を飲みすぎたせいかもしれない。でも会社に行きたくないのは毎朝のことだし飲みすぎるのは毎晩のことなので、何とも言えません。
（３月25日）
しゃれこうべが回想にふけり、生きてるときは三つ葉のおひたしを食べたこともあるって誇る詩を書いたのは立原道造だったか、それとも中原中也だったか居酒屋でひとり首をかしげても、そんな詩があったかどうか定かではないので何とも言えません。
（３月26日）
これは復讐の鬼がやがて復習の鬼となり、受験生のすがりつく学問の神になったと読み解くべきか。しかし誤植にすぎないとも思われるので、何とも言えません。
（３月27日）
あまり人に話したことはないけどじつは茄子に目がないので、きっと前世は秋茄子を食わせてもらえなかった嫁に生まれついたんじゃないかと思う。現世は嫁に生まれなくてよかったと胸をなで下ろしながら茄子のパスタを食べているけど、確かめようのないことなので何とも言えません。
（４月１日）
猪が感電するように電流を流す装置だけど、１匹かそこら感電したら猪はこんなの飛び越えそう。いるかどうかわからないけど人間の子供が感電して死にそう。そんなこと考えてるのがバレたら田舎をバカにしてると思われそうなので何とも言えません。
（４月２日）
家系二郎ラーメン並盛りたべて帰る途中、地下鉄の乗り換え通路に二人連れの警備員がうろんな顔して立っている。今朝もああいう不審な二人連れが別の駅の改札で通行人をいやな目で見ていた。あれは警備会社の人間だろうか、それとも警察官かなと歩きながら横目に見たら
「ちょっといいですか？」
と怪しい二人連れが近づいてきて
「身分証明書か何かお持ちでしたらお時間ちょっとしか取らせませんから見せてもらえますか？」
と自分たちの身分証も見せずに要求してきたので、詐欺か何かだと思い
「お断りします」
と目を合わせて答え、通り過ぎようとしたら二人で道を塞ごうとする。
「お断りしますと言われると事件か事故につながる心配が出てきますんで、ちょっとだけお時間ください」
「いやです、通行を妨げないでもらえますか？」
「いやだといわれると、こっちもなぜ協力できないのかと思っちゃいますよ」
「どこの警備会社のかたですか？」
「警察です」
「あなたがた警察は110番でストーカー被害の通報を受けても事件になるまで何もできないと答えて放置するのに、ただ歩いてるだけの人にちょっかい出していいんですか？」
スイカでピッとやって改札の中に入ってもつきまとう二人連れは、20代に見えるから新米が地方から駆り出されて身分証チェックのノルマでも課されてるのか、エスカレーターでホームに下りながらこう言った。
「あなたさっき我々二人のことを見たから怪しいと思ったんですよ」
目が合ったので言いがかりつけてきたのか。地下鉄がホームに入ってきたから、チンピラ警官をかわして車両に乗り込むと
「しょうがない」
といって二人連れは去った。ちょっとしか時間を取らせないと言ったのに長時間つきまとわれたし、警察官である証拠を見せなかったから、あれは警官に扮した詐欺グループかもしれない。でも他の駅でもきょうは似たような不審者を見かけたので、何とも言えません。
（４月３日）
真冬より春先のほうが富士は降雪が多いというのは本当かもと思ったけど、たまにしか見ないので何とも言えません。
（４月９日）
マンボウがとけて心機一転、居抜きで業態を変えてスタッフ一新して開業する店のバイトさんたち張り切りすぎの子が多く模擬店みたいな感じすることが近ごろは多いです。これも一時的な風潮できっと間もなく疲労感の漂う場末に変貌するか閉店するか、いわば消極的に二極化するんでしょうけど、模擬店みたいな感じも嫌いじゃないので何とも言えません。
（４月14日）
うなぎが安いので、メニュー見るまでは刺身定食かなんか適当に注文するつもりが、うなぎを頼んでしまいました。昨今これなら三千円は下らないし、ともすれば五千円を超えるかもしれないのに千円台……これって統計に載らない密輸入のうなぎだよなあ！ 眺めたり写真撮ったりした後、わたくしがおいしくいただきました。ほぼ密輸入うなぎで間違いないと思うけど、証拠がないので何とも言えません。
（４月16日）
昨年も一昨年も映画館がクローズしてた期間がそれなりに長かったもんで今年は「行けるうちに行っとこう」とか思って４月19日時点で65本スクリーンで鑑賞しており、このペースだと年内に200本達成するのも夢じゃないけど本数を稼ぐことが目的じゃないので今日のところは何とも言えません。（100本は寝てても確実、というか週末つぶせば誰でもできる）
ぼくはこう見えて予定を知られるのが何より嫌いなので「GWどっか行くの？」って話の次ぎ穗ぐらいな感じで尋ねられても「予定ないけどどっか行きたいな〜」と答えるか、行ったことある場所のことを詳しく思い出しつつそこへ行ってみたいと思ってる風なフェイクかまして理由の二つや三つでっち上げる（48の編集技の第５番）ついでにGWより早くどこかへお忍び行脚しかねませんが、GW本番の予定については当然ながら何とも言えません。
昔マギー審司は「耳がでっかくなっちゃった！」でウケをそこそこ取ったけど、最近はコンビニの弁当やおにぎりが「ちっちゃくなっちゃった！」という嘆きをよく耳にします……そういえばこのチャーハンなども前よりちっちゃくなっちゃってお店の人が恥じてるように見えますが、なにしろ２年か３年ぶりに食べるチャーハンだからシュリンクフレーションとも何とも言えません。
よせばいいのにｎ＋１杯目
（片づけ途中で本とか資料が散乱した部屋に戻りたくないの……明日は会社を休んで続きをやる、つもりだけど嫌気がさして何とも言えません）
とりビアーは朝４時まで営業してるので有休とって大量の本を処分する（古書店に出す）力仕事に疲れ果てて逃避のために夕方シネコンに行って映画みた後また作業してオールアウト（筋トレ用語）した後こっそり夜分に家を出て生ビールの男前ジョッキで喉を湿らせながら名物のミックス焼き（店注・鶏の各部位が少しずつ入っている盛り合わせです）で英気を養ってもバチは当たらないんじゃないかと思いますが、いわゆるゴールデンタイム（筋トレ用語）にタンパク質を補給してるつもりが脂質とアルコールで代謝を妨げてるかもしれず、何とも言えません。
夏が近づけばデイパックすら暑苦しいので、お蔵入りしてた小型ワンショルダーをおよそ15年ぶりに活用……というのも以前は「七つ道具」がそれなりに嵩張る上に紙も持ち歩くため、これじゃ足りなかったけど、いまやスマホやタブレットが万能だからこれで十分。テレビで昭和の日曜の朝「これだけですよこれだけ」と威張ってた竹村健一より荷物が小さいかも。財布も名刺も傘もタロットカードもペンも手帳も目薬も何もかも入ってるけど、竹村健一のバッグは見たことないので何とも言えません。
15年もお蔵入りしてる間に前掲のワンショルダーは素材が劣化してたようで壊れたので、同じくらいのやつ探して買いました。腕時計するのがあまり好きではないけど、スマホで時刻を確認するのも度重なると煩雑なのでカラビナウォッチぶらさげています。他にサングラスやエコバッグや薄い羽織りモノぐらい入れれば収まりますが毎日いるものではないので普段は家に置いてます。書類を持ち歩く必要があるときはこれじゃ足りないけど当面そんな必要が出てくるかどうか何とも言えません。
ゆふべｎ軒目で自分が飲んだのは日本酒だったか消毒用アルコールだったか……いまとなっては何とも言えません。
ヴァンゲリスにつづきアラン・ホワイトも向こうへ連れ去られてしまった。ビル・ブラフォードの代わりにイエスに入ったドラマーがいつしか隠然とした力を手に入れてフロントマンのジョン・アンダーソンではなくアラン・ホワイトのいる場所がイエスということになったからアンダーソン・ブラフォード・ウェイクマン・ハウ（ABWH）やアンダーソン・ラビン＆ウェイクマン（AR&W）などメンバーの分派活動がいろいろ繰り広げられたと聞いているけど、没後どんな離合集散が起こるのだろうか。プログレ黄金期の人はみんな高齢だから、もうじきあの世で再結成とかあるかもしれない。だがしかし現時点では何とも言えません。
2020年５月の来日公演チケット買ってたけど新型コロナで延期になり、10月の振替公演も結局は中止になったプログレ・メタルのドリームシアターが今年の夏に来日予定だから今度こそ行こうかと思ったらチケットが妙に高い。８人編成のキングクリムゾン（着席）より立ち見のドリームシアターの方が高いって損金を回収しにくるとしか思えないので、昔のライブVTR視聴しながら行かないかどうか考え中……まだ何とも言えません。
