サ カ タ の ブ ロ グ 

やぁ、みんな。サカタだよ。

サカタ類

2021年06月15日 | サカタだよ

昨年から飲食店が自粛を求められ続けて、休業協力金がまともに支払われないので

あちこちで行きつけが廃業しております。こんばんは、サカタ類の酒場放浪記……。

なかなか放浪できず缶詰ばかりツマミに家飲みを重ねながらも、ときどきは地方の

居酒屋でひとり黙々と飲んでおります。俳句もひねりません。

検査数 しぼってどうする 東京都 うっかり川柳が浮かんでも、音声を発しないで

スマホでツイートするぐらいです。まとめてブログに上げたこともありましたね。

東京は昨年来、酒類の提供が19時までになり、22時までになり、21時までになり、

だんだん繰り上がって今年4月25日から禁止になりました。検査もしないで禁酒

を強いても、ウイルスを抑え込めるはずないのに。

酒を出せないんじゃ飲み屋は商売あがったり。ですが、店を閉めても干上がるだけ

なので、ランチ営業を11時すぎから20時まで通しで行う店もあります。20時閉店の

お達しが出ているからです。東京に追随して首都圏全体こんな感じ。首都圏の住民、

昼も夜もランチを食べるライフスタイルになってしまいました。食文化の破壊です。

たまには地方で酒場を放浪しないと日本が滅ぶ。

クリームチーズ豆腐と鰆の卵です。首都に禁酒例が出る前は、オリンピックのために

緊急事態宣言を出すわけにいかないから、まん延防止等重点措置でお茶を濁していた

わけですが、マンボウ、マンジュウとあだ名されたまん延防止等重点措置の正式名を

首相がちゃんと記憶することもなく、短期集中で2週間の緊急事態宣言となりました。

都知事が同時に禁酒例を首都に敷いたわけです。2週間がどうして2か月以上になる

のか、それは補償なしに自粛させる見当違いのケチだから。

米ナス肉味噌チーズ焼きです。それまで「オリンピックやりたいから緊急事態宣言は

出せない」だったのが「オリンピックやりたいから緊急事態宣言を出すしかない」に

変わり、ついに「オリンピックは緊急事態宣言でも開催する」というムチャクチャな

意地の張り方になってしまいました。ぼったくり男爵を筆頭に、IOCのみなさんは

オリンピックで「お・も・て・な・し」されるために開催国がどうなろうと知らない。

変異株の見本市から参加国に強いウイルスの金、銀、銅メダルが持ち帰られようとも

カネさえ入ればそれでいい。

アブラカレイ野菜あんです。IOCの植民地でもないのに、どうして主権を放棄して

全国民がオリンピックのために自粛を強いられるのか。「ユニークな忍耐」とやらを

ぼったくり男爵に求められて従う理由がありません。「感染拡大したら日本の責任」

とか、東京にこないで。店は営業してないし「お・も・て・な・し」もありません。

恥ずかしくないんでしょうか? ウイルスがすっかり世界を作り変えてしまったのに、

古い仕組みにしがみついて甘い汁を吸い尽くそうとは。

フォアグラ西京焼きと焼き大根です。群馬の行きつけも潰れました。埼玉の行きつけも

栃木の行きつけも、山形の行きつけも岩手の行きつけも、みんな廃業してしまいました。

地震や大雨の被害と同じく、コロナの被害に対しても公助をケチり、公共事業を装って

私腹を肥やす輩のせいです。オリンピックは人災ですね。巨大災害に自助が追いつかず

長野の行きつけも、山梨の行きつけも、神奈川の行きつけも、みんな消えてゆきました。

酒場放浪の心あたりが、どんどんなくなってゆきます。

 

関連記事:   例のあれ

 

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なかった2021

2021年06月01日 | サカタだよ

招致したころ復興五輪だった東京大会が、いつのまにやら人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証としての五輪ということになり、しれっと世界の団結の象徴としての五輪にすり替わりそうだったけれど、復興も打ち勝った証も団結もなかった。あったのは、不幸と打ち負かされた証と分断だった。

どこかに大切なものを失くした気がして、落ちてそうなところを探して回るようになり、なんとなくこのへんにあるような胸騒ぎがしたので、なぜそうなのか考えてみたけど理由などなかった。そのうちに胸騒ぎも失われた。

きっと、オムライスの内部のケチャップごはんを味わえば大切な思い出が取り戻せるんじゃないかと期待しつつ完食したけど、そんな思い出なかった。渦巻きのような皿の溝で目が回るだけだった。

見える。自分にも光が見えるぞ……この感覚は、もしかして長いこと探し求めた何かに通じる道なのではと思い当たり、もっと光を! もっと光を! と目を凝らしてよく見ようとした途端、そんな光どこにも感じられなくなった。ただの見すぼらしい花壇だった。

酒に酔うと発動することがある私のスタンド、その名も「グローリー・サティスファクション」は、地球の重力に縛られた魂を解き放つ能力……それを取り戻そうと本日はn杯も満寿泉をあおったのに、とうとうスタンドが出てこなかった。(ただしnは自然数とする)

スマホをルーペで見ている老人がいたので、わざわざ席を立って画面のほうを拡大する簡単な方法を教えてあげた。不要不急の県をまたぐ阿呆列車でひとつ、いいことができた。コロナでぼくが地獄に落ちても天からスマホの大画面がするする下りてきてエンタメが提供される妄想を膨らませたけど、そんなことあるはずなかった。

阿呆列車を降りた駅で、接続する便がなくて2時間ほと待ちぼうけていたら、既視感のある光が差し込んできて胸が苦しくなった。これが噂にきく新型コロナウイルスの攻撃か? このまま味覚と嗅覚を失うのか! どこか恍惚としながら不安に苛まれ、やがて到着した列車で運ばれた街のモールに設置してあるA I体温計でピッてやると熱なかったし、味覚異常も嗅覚異常もなかった。何を食べても、しみじみと美味しいだけだった。懸念されたウイルスの脅威はなかった。

2020年も2021年も、いいことが何もないので、もしかしたらギャンブル運がかなりキャリーオーバーしてるのではないかと競輪場にきてみた。そんなキャリーオーバーなかった。損して帰った。もしや次こそは?

そんなわけで競艇場にきてみた。運気のバイオリズムはもう上がるしかない!ゆえに強気で勝負をかけたが、そんな運気のバイオリズムなかった。また損して帰った。しかし次こそは?

炭鉱で働いてた頃の写真が出てきた。あの頃は景気がよかった。故郷で田んぼやるより何倍も収入がよくてカラーテレビも電気冷蔵庫も洗濯機も買えた。どこで人生を間違えたんだろう? どこからやりなおしたらいいのか振り返ろうと試みても、そんな人生なかった。

コーヒーで一息入れることにした。NO  SMOKING の赤いところが色あせてしまって、たばこ吸える場所みたいになっちゃってる。どれどれ一服かますかとポケットを探ってみたけど、たばこを持ち歩いた経験なかった。

 

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