資料のつもりで取材中に撮った写真に自分が写り込んでること、よくあります。資料だから
人に見せなければ済むことなんですが、こうやってブログのネタにしちゃったりなんかして。
6月5日まで国立新美術館でやっている、ミュシャ展を取材したときのやつです。
ミュシャといやアール・ヌーヴォー
昨日でたはずのクロワッサン948号(40周年記念号その3)に記事が載ってるはずですが、
もし載ってなかったらゴメンなさい。ミュシャといったら装飾的で優美なこういう感じの作品で
有名ですよね。だけど、本人は不本意だったみたい。
じつは壮大なのが描きたかった
画家志望でパリに出てきて、生活のためにやむをえず手がけたイラストレーションで有名に
なってしまったのがアラサーのときです。チェコの出身で、Muchaという名前がフランスっぽく
ミュシャと読まれてしまいましたが、本当はムハだそうです。
アラフィフでライフワークに挑戦!
こっちに背中を向けて座ってる(というか、サカタが後ろに回り込んだだけ…)プラハ在住の
美術史家ヴラスタ・チハーコヴァ―さんによると、ムハはチェコのため、スラヴ民族のために
全20点の巨大な連作『スラヴ叙事詩』を17年かけて完成させました。もっと早く出来上がる、
と本人は思ってたようですが、人生ままならないものです。還暦すぎました。チェコに還暦が
あればの話ですけどね。
チハーコヴァーさんの、
向こうにある巨大な絵が『スラヴ叙事詩』第1作「原故郷のスラヴ民族」です。全20点の中で
チハーコヴァーさんは最初の3作がアイデア豊かでイメージの独創性に価値があると感じる
そうです。会場に入るとすぐ目の前に広がる最初の3作、確かにパワーあります。
画角から頭部はみだしてるし!
第2作も上の方はみだしてるし!
第3作も上の方はみだしてるのに
会場で確かめて歩いたら、第4作から第20作までは画角に普通に収まり、はみだしてません。
きっと創造のマグマが落ち着いたんでしょう。チェコも政治的に独立したし。もっとも、最晩年は
ナチスのゲシュタポに逮捕されて拷問を受けたのが元で死にましたが、人生概ね順調だったと
いってよさそうです。
チェコの切手をデザインしたり
チェコの紙幣まで作った
そんなムハのことはアートのページに書きました。特集は化粧品がいっぱい出てくるページ
とか、とてもややこしい思いをしながら作りましたよ。間違えてなきゃいいけど、間違えてたら
ゴメンなさいよ。(それにしても、どんでん返しの多い企画だった……)
こいつは間違えそうにもなるわ
ついでに書き添えておくと、この号では女優の木村多江さん、ノンフィクション作家の梯久美子
さん、歌手の森昌子さんにも取材しました。
昌子さんにいただいてしまった…
胸元につけていた本の形のバッジを帰りがけに外して、「あなた編集者だから」といただいて
しまいました。なんだか編集者をやっていてよかったです。最近、いただきものをする機会が
多いのですが、もしかして余程ものほしそうな顔してるのでしょうか?
『ザ、コラム』小田嶋隆
本のページでコラムニストの小田嶋隆さんに取材したのは……よく考えたら前の号でした。
いっけね! いま何の号をやってるか区別つかなくなること、よくあります。いろいろ並行で
進行するとはいえ、雑誌が出てから「この号だったのか」と思うのはボケも同時進行してる
のでしょうか? してるのでしょうね、してますね。
間違えてあいすみません。
人に見せなければ済むことなんですが、こうやってブログのネタにしちゃったりなんかして。
6月5日まで国立新美術館でやっている、ミュシャ展を取材したときのやつです。
ミュシャといやアール・ヌーヴォー
昨日でたはずのクロワッサン948号(40周年記念号その3)に記事が載ってるはずですが、
もし載ってなかったらゴメンなさい。ミュシャといったら装飾的で優美なこういう感じの作品で
有名ですよね。だけど、本人は不本意だったみたい。
じつは壮大なのが描きたかった
画家志望でパリに出てきて、生活のためにやむをえず手がけたイラストレーションで有名に
なってしまったのがアラサーのときです。チェコの出身で、Muchaという名前がフランスっぽく
ミュシャと読まれてしまいましたが、本当はムハだそうです。
アラフィフでライフワークに挑戦!
こっちに背中を向けて座ってる(というか、サカタが後ろに回り込んだだけ…)プラハ在住の
美術史家ヴラスタ・チハーコヴァ―さんによると、ムハはチェコのため、スラヴ民族のために
全20点の巨大な連作『スラヴ叙事詩』を17年かけて完成させました。もっと早く出来上がる、
と本人は思ってたようですが、人生ままならないものです。還暦すぎました。チェコに還暦が
あればの話ですけどね。
チハーコヴァーさんの、
向こうにある巨大な絵が『スラヴ叙事詩』第1作「原故郷のスラヴ民族」です。全20点の中で
チハーコヴァーさんは最初の3作がアイデア豊かでイメージの独創性に価値があると感じる
そうです。会場に入るとすぐ目の前に広がる最初の3作、確かにパワーあります。
画角から頭部はみだしてるし!
第2作も上の方はみだしてるし!
第3作も上の方はみだしてるのに
会場で確かめて歩いたら、第4作から第20作までは画角に普通に収まり、はみだしてません。
きっと創造のマグマが落ち着いたんでしょう。チェコも政治的に独立したし。もっとも、最晩年は
ナチスのゲシュタポに逮捕されて拷問を受けたのが元で死にましたが、人生概ね順調だったと
いってよさそうです。
チェコの切手をデザインしたり
チェコの紙幣まで作った
そんなムハのことはアートのページに書きました。特集は化粧品がいっぱい出てくるページ
とか、とてもややこしい思いをしながら作りましたよ。間違えてなきゃいいけど、間違えてたら
ゴメンなさいよ。(それにしても、どんでん返しの多い企画だった……)
こいつは間違えそうにもなるわ
ついでに書き添えておくと、この号では女優の木村多江さん、ノンフィクション作家の梯久美子
さん、歌手の森昌子さんにも取材しました。
昌子さんにいただいてしまった…
胸元につけていた本の形のバッジを帰りがけに外して、「あなた編集者だから」といただいて
しまいました。なんだか編集者をやっていてよかったです。最近、いただきものをする機会が
多いのですが、もしかして余程ものほしそうな顔してるのでしょうか?
『ザ、コラム』小田嶋隆
本のページでコラムニストの小田嶋隆さんに取材したのは……よく考えたら前の号でした。
いっけね! いま何の号をやってるか区別つかなくなること、よくあります。いろいろ並行で
進行するとはいえ、雑誌が出てから「この号だったのか」と思うのはボケも同時進行してる
のでしょうか? してるのでしょうね、してますね。
間違えてあいすみません。