あまり風もなく蒸し暑い一日でした。
少数のツクツクボウシが鳴いていた朝
アゲハチョウが周りをぐるぐる飛んで
目の前にピタリととまってくれました。
ツバメシジミのペアを見たのも久しぶり。
体感温度は真夏だけれど着々と季節は進んでいるようです。
ウツギの木にカエデドコロとオニドコロがからまり繁茂していて
甘い香りがただよっていました。
9月最後の教室日、とうとう作品展直前となりました。
17時ごろ雷雨が降るとは想像できないくらい日中は上天気でした。
19日から始まる「第21回グループ彩雲作品展」に展示予定の作品を
完成させ、印をおし、撮影し、額に入れ、梱包、お預かりまで何とか終了。
午前中にHさん、Gさん、Yさん、午後にAさんが日本画作品を完成
させました。順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
キャプション、アルバム、展示図、芳名帳などまだ準備できていない
ものが多々あり搬入日まで気がぬけません。他に忘れ物はないかな。。
この日もさまざまな生き物に会えました。
たびたび会ったのはリスアカネ
ニッコリ笑っているようです。
まだ頑張っていたハグロトンボ
この森での遭遇回数は少なめです。
アジアイトトンボかな~。何かを食べているようです。
嬉しかったのは
コガタコガネグモに会えたこと。
大きめのクモは自然の豊かさの象徴のような気がします。
そういえばチュウガタコガネグモやもっと大きいコガネグモには
会えていないな~と撮影記録を見ると、チュウガタコガネグモは7年前、
コガネグモにいたっては9年前でした。
卵のうを見守るスズミグモのお母さんにも出会いました。
かなり小柄、お腹はしぼんで背面の二つある突起が目立ちます。
卵のうについているゴミのようなものは孵化間近の子グモかも。
ノシランの見頃はいつの間にか終わり
彼岸花の季節がやってきました。
次回この森を歩くのは約2週間後。その頃は涼しくなっているかな?
どのような彩りが見られるのか楽しみです。
19日より作品展が始まるため、今月の教室日は9月前半に詰めました。
2回目となったこの日も続々と新作が完成し、雨のやみ間に撮影するなどしていたら
午前午後ともすっかり教室風景を撮影するのを忘れてしまいました。
雨がぱらついていた朝。
森を歩くとセミの声がまったく聞こえないことに衝撃を受けました。
目の高さに垂れ下がっていたオニドコロの雌花には雫が
オニドコロの雄花もびしょぬれです。
見つけられなくてやきもきしていた
コバノカモメヅルの花に今年も会えてほっとしました。
先端がちょっとねじれていて可愛い♪
ナンバンギセルも健在です。
いよいよ雨がしっかり降りだして
飛びまわっていたキタキチョウが葉裏で動かなくなりました。
ダイミョウセセリも雨宿り
ハンミョウも高いところにとまっています。
リスアカネはこのあと元気に飛んでいきました。
朝9時になるとようやくミンミンゼミが鳴きはじめました。
お昼休みには青空が出て、ツクツクボウシも激しく鳴きはじめました。
ものすごい湿度ですがいきなり秋は寂しいのでセミの声は嬉しい。
さらに嬉しい出会いがありました。
まず目に入ったのが左上の赤茶色の小さな球状のもの。
イソウロウグモの仲間の卵嚢だろうと思いよく見てみました。
真ん中には白くて大きな、これもクモの卵嚢。
以前見たスズミグモのものに似ています。
そして右側に小さなクモがいます。
足が長く腹部はとんがっています。
後ろの白い卵嚢周りには孵化した子グモがいるようです。
反対側からも。
先日見たアカイソウロウグモに似ているので帰宅後調べると、
このクモはチリイソウロウグモという名前でした。
クサグモの仲間やスズミグモなどの巣に入り込み、食べ物を盗み、
さらには宿主や宿主の子を襲ったりすることもあるそう。
この巣にはすでに主はおらず、子グモは食べられてしまうかも。。
チリイソウロウグモの卵のうは直径4mmほど。
孵化するまでお母さんが見守るのでしょうか。
母グモ、卵のう共に小さくてなかなかピントが合わず。
次回落ち着いて撮り直したいけれどまた会えるだろうか。。
4日後が楽しみです。
絵画教室は8月末まで夏休みですが、作品展まで1か月をきりました。
先日、会場としてお借りする栄区民文化センターリリスに
責任者として作品展の打ち合わせに行ってきました。
展示パネルのレイアウトやライト・フックの数まで申請するのに
まだ展示枚数が確定しておらず。。
夏休み明けに確定事項をFAXさせていただく事になりました。
今年のDMが出来上がりました。
デザインの本を買って、それを参考に原稿をつくりました♪
また期日が近くなりましたらお知らせさせていただきます。
打ち合わせが終わった後、一か月ぶりの森を歩きました。
普段は時間が気になって歩けない範囲にも行こうと思いましたが
バケツの水をかぶったかのように汗をかき、足取りが重くなり。。
でも足元に若いヤマアカガエルが飛び出してきて一瞬元気に。
7月にオオトリノフンダマシの幼体を見かけた桑の木に
この日はトリノフンダマシが!
本当に鳥のフンのよう。うまく擬態しているな~♪
クモは他にも。
大型の繊細な網の中央に陣取っているので近づけません。
主は美しいスズミグモのメスでした。
すっかり大きくなって、次回は卵のうを見られるかもしれません。
こちらも大きな網。
複雑さはスズミグモほどではありませんが立派な巣です。
主はジョロウグモでした。
大きなメスの上にいるオスがそーっと近づいたり離れたり
しているのを見ていたら、手前の赤いクモが気になりだしました。
その極小の赤クモにピントを合わせてみると
アカイソウロウグモだ♪
腹端のほうから
真横から
ジョロウグモ、オニグモ、ゴミグモなどの巣に寄生して
かかった獲物をちゃっかりいただくのだそう。
以前出会った時は時間切れでちゃんと撮影できず、
数日後に見たらもういなかった、ということがありました。
今年も会えてよかった。
このほかにも真夏ならではの出会いがありました。
次に続きます☆
秋めいてきて寝心地が良くなったのかうっかり二度寝。
遅く家を出たため渋滞につかまり、森に着いたのは遅い時間でした。
せっかくの上天気なのに時間がない~!とせかせか歩いていたら
ふわり、きらめくカラスアゲハが舞い降りてきました。
そして目の前に♪Hさんなのかな。
あまりの美しさにしばし見とれ心が落ち着きました。
〝君と逢った その日から なんとなくしあわせ~”
心に浮かんできた歌をつぶやきながら花盛りのキツネノマゴを見ていたら
ルリモンハナバチがやってきました♪
脚先まで青い毛が生えていて翅まで青く見えます。
素敵な生き物が目の前に舞い降りる、素敵な朝となりました。
9月2回目の教室日でした。
作品展一週間前となりました。お預かりする作品や撮影、確認すべき
事が多々あり、出品予定の作品がまだ完成していない方は追い込みです。
今回ははがきサイズの作品も並べる予定なのでそれを仕上げる方も。
何か大切な事を忘れているのではないか。。気ばかり焦ります。
お昼休みは草原をぶらぶらしてみました。
するとチッチッチッ‥と澄んだ声がごく近くから。
見回すと、声の主はこの小鳥でした。
ホオジロの若鳥のようです。
冬に聞くホオジロの歌とは違うさえずりなので短い動画に録ってみました。
若いホオジロの声
全身で何かを主張しています。
私の行く先々に飛んでくるように感じましたが縄張りを主張しているのでしょうか。
この白いシソ科の花も見頃となっていました。
イヌトウバナのようです。
この日のリスアカネは正面顔を撮らせてくれました♪
木陰で卵を守る大きなクモに出会いました。
蜘蛛がダメな方はご注意
↓
↓
スズミグモのお母さん、お疲れさま☆
この時期、大きくなったスズミグモのメスに時々出会いますが
個体差があり同じ色合いのものに会ったことがありません。
晴れて気温の上がったこの日はセミの合唱も復活していました。
生き物ひしめくこの晩夏をもう少し味わいたいものです。
夕方になっても日差しは強烈なまま、暑い日が続きます。
木陰を探して近所の森を歩きました。
まだヤマユリやアキノタムラソウが咲いているクヌギ林で
ウバユリが見頃となっていました。
鉄砲百合のように花はきっちり筒状になっておらず
花びらがばらけていて横から中が見えます。
花片の中心と先端には赤紫色の斑点がありました。
歩道脇の杭に大きなメスのカブトムシが。
地上に出てきたばかりでしょうか、土がついています。
この森は動植物の採集・採取禁止ですが、クワガタやカブトムシを探す
人々によってクヌギの根元が毎夏掘り返され、それに加え近年流行する
ナラ枯れ病によりクヌギの大木がたくさん伐採されています。
年々昆虫が激減しているのでこの出会いは嬉しかったです。
大きな蜘蛛の網が木漏れ日を受けてキラキラ光っていました。
ドーム絹網と呼ばれる大型の網の糸には粘性がなく、この中に入った
獲物は飛びまわっているうちに絡まって動けなくなるという仕組み。
中心には網の主、美しいスズミグモがいました。
もっと暗い杉林のコーナーで
初めましての蜘蛛に出会いました。逆さのハート型☆
帰宅して調べると、サガオニグモのメスのようです。
体長10mmほど。
腹部の肩先がとがっているのはスズミグモに少し似ています。
小さな森で支え合う動植物たち。奥深く知らないことばかりです。
セイタカアワダチソウが咲く野原で探していたものがありました。
ひとつ発見!
とっくり型♪ナガコガネグモの卵のうです。
この場所では毎年
こんなお腹ぱんぱんのナガコガネグモのお母さんが見られるのです。
今年もあって良かった♪
この近くでさらに嬉しい出会いがありました。
シャリンバイの茂みに見たことのある不規則網
葉陰を覗き込むと、上の方に平べったい雫型の白い塊がありました。
長さは35㎜ほど。
裏から見ると少し緑がかった部分があります。
ふっくらとして破れた穴もなく、まだ子グモは脱出していないようです。
近くに母グモはいなかったものの見当はつきました。
この卵のうはスズミグモのものだと思います。
真夏、巨大なドーム状の網を張って
上の方にいるのがこの網の主
スズミグモです。腹部の肩の先の突起が特徴。
6年前、初めて会ったときはその網と姿の美しさに感激しました。
南方系のクモだそうで、珍しい~!と喜んでいたのですが
このような網が毎年見られるようになり、2018年は当たり年でした。
以前の画像を見直すと度々撮影していて
このメスはまだ若いかな?成熟すれば足の付け根が真っ赤に。
こちらはお腹のしぼんだメスと子グモが脱出したあとの卵のうが一緒!
スズミグモのお母さんは卵のうを守るそうです。
撮影時、網はあまりにも遠く足場が悪くさらに蚊にたかられて
じっくり観察することを諦めたのだと思います。
子グモを探したりしてもっと見ておけばよかったなぁ~。
少しずつ、確実に個体数が増えているように感じられるスズミグモ。
温暖化の影響なのでしょうか。
8時を過ぎた朝の森
入り口でトラさんが伸びていました。
ああ暑い~
とでも言いたげ♪ポンポンのお腹を撫でてみたいけれど
なかなか距離をつめることができません。
立秋のこの日は8月2回目の教室日でした。
前回よりさらに気温が高く汗がなかなかひきませんが
窓から強い風がふきこんできたのですぐ落ち着きました。
7月から再開した制作。ようやくいつものリズムが戻ってきました。
午後はお茶をいただきながらのんびりお盆の過ごし方などをおしゃべり。
やはり新型コロナの影響を受け静かな夏休みとなりそうですね。。
猫に挨拶したあと
直射日光を避けて歩きました。
ヤブミョウガが花盛りです。
樹液の出ているカシの木を見ると
スズメバチにカナブン、サトキマダラヒカゲにコクワガタかな?
ルリタテハもいました。
翅は傷ついていましたが元気!久しぶりにこの瑠璃色を見れて嬉しい♪
前回よりスズメバチの数と種類が増えていました。用心しなければ!
綺麗な虹色が見えたので近づくと
ごく小さなクモが懸命に網をはっていました。
今年もスズミグモに会えました。
複雑に編み込まれた立体的な美しい巨大網の中心に腹部の赤い主が。
暗いところにあってこの繊細な巣の全体像を撮影するのが難しい。
スズミグモは南方系の蜘蛛ということですが年々数が増えているような気がします。
暦の上では秋といっても日差しは強烈!
しばらくは夏らしい森を堪能できそうです。
10日前、蕾ばかりだったヤマユリ。
見事な花が咲いていました。香りも強く迫力があります。
7月最初の教室日は一日よく晴れてとても暑くなりました。
新作に取り組む方が多くニカワがいつもよりも早くなくなりました。
カラッと晴れたこんな日は下地作りにぴったりですね。
午後にHさんの色鉛筆画が完成しました。のちほどご紹介いたします
のでお楽しみに☆
お昼休み、あまりにも日差しが強いので木陰をえらんで歩くと
水辺にノリウツギの花
まわりには多くのオオシオカラトンボが飛び交っていました。
ネムノキの花に来ていたのはルリシジミたち
オニシバリの真っ赤な実りも残っていました。
久しぶりに通った小道で嬉しい蜘蛛との出会いがありました。
前回会ったのは4年前の9月、お腹がぷっくりした成体でした。
南方系の珍しい蜘蛛、スズミグモです。
まだお腹は小さく未成熟のようです。
ふんわりした網は胸あたりの位置にあったのでしゃがんで撮影。
通行人に壊されないとよいのですが。。
華やかな彩りと魅惑的な生き物との出会いにひととき暑さを忘れました。
9月3回目の教室日は朝から気持ちよく晴れました。
展示間近の作品を仕上げる皆さんの表情は真剣そのもの。
9月30日(火)~10月5日(日)、開催予定の「第14回グループ彩雲作品展」
には、この1年間に制作した日本画・水彩画が出品されます。
まだ確定しておりませんが作品数は60点ほど。
もう少し期日が近づきましたらあらためてご紹介させていただきます。
この日は午前、午後ともにたくさんの作品が完成しました!
ITさんとNさんとIMさんが日本画作品を、MさんとYさんが水彩画作品を
仕上げられ撮影しました。順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆
爽やかな秋晴れ。
楽しみにしていた生き物に会えたうえに驚きの出会いがありました。
楽しみにしていた生き物はこちら。
青色も爽やかなルリモンハナバチ♪
性質はおだやかで見ているとほのぼのしてしまう美しいハチです。
ボロボロのイチモンジチョウがカシの木の枝先にいつまでもいるので
下に回りこんで見ると
口吻をのばして若いドングリの実の周りをつついていました。
ぺたぺたぺた・・・
音は聞こえませんがそのようなイメージです。
前日降った雨の水分があるのか甘露でも出ているのか・・
顔を正面から見ることはほぼないのでつい見入ってしまいました。
驚きの出会いとは・・珍しいクモがいたのです!
見れば見るほど変わっているし美しい。
帰宅して調べるのが楽しみ♪と思いながら観察しました。
クモが苦手な方はご注意ください☆
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スズミグモです!
大きくふくらんだ腹部とその模様は独特で、腹側は青緑色です。
背面には二つ突起があり、後ろ脚の付け根は真っ赤。
脚を入れないで体長15mmくらいでしょうか、けっこう大きいです。
調べると南方系のクモでこちらではなかなか見られないようです。
もっとたくさん撮影しておけばよかった・・。
その巣網の姿も独特のもののようですが、頭上にいるクモの逆光具合を
どうすればいいかにあたふたしてしまって網の全体像を撮影するのを
忘れてしまいました。
目立つところにいたのですがまた一週間後も会えるかなあ?
久々にクモを見て感激しました。