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教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Oさんの新作日本画3点

2017年05月15日 | 教室風景

Oさんの新作を続けて3点ご紹介いたします。


「江の島 昼と夜景」 日本画 F8

上半分が昼、下半分が夜、江の島の高い場所より見た光景です。
動と静、明と暗。対照的な場面を色鮮やかにまとめあげました。
それぞれの光に、ヨットに、人の息遣いを想うことができます。

近づいてみました。

華やかさが際立っているのが夜の表現。どこを見ても美しく
濃密できらめきが感じられます。重ねた色はよく発色し優しく
響き合って思わずひきこまれます。見応えのある作品です。

2点目です。


「横浜港 今昔物語」 日本画 F6

歴史ある横浜の港。下半分が洒落た商館の建ち並ぶ明治時代、
上半分が遠くに高層ビルの見える大型船の停泊する平成の世。
大桟橋周辺の百年間の変化を一つの画面におさめた意欲作です。

近づいてみました。

昔の光景は懐かしい印象となるよう黄味がかった色で下地を
つくり、現代の光景は鮮明な色でまとめました。大胆な構成が
時の流れや失われたものを思い起こさせる味わい深い作品です。

3点目です。


「善光寺」 日本画 F4

晴れやかな空、たくさんの参拝客。行事があったのかたたんだ
テントも見えるあるがままの善光寺です。慣れ親しんできた佇まい
を愛情をこめて明るくOさんらしい軽やかな筆致で描かれました。

近づいてみました。


今までの作品と異なる点は雲の描きかた。しっかり下地を作った
のち慎重に胡粉を用いて描いたちぎれ雲がふんわりとしてじつに
自然です。人々の動きも楽しく笑い声が聞こえてくるようです。

精力的に数点を同時進行で描くOさん。次の作品も楽しみです☆
過去の作品は制作順にHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の
中のOさんのページにされています。ぜひこちらもご覧下さい。


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コマユミ咲くほの暗いこみちで☆

2017年05月15日 | 自然

先日歩いた横浜観察の森は緑が濃く爽やかな風が流れていました。


5月ってよいですね~♪まだ蚊もおらず汗もかかず。


コマユミの黄緑色の小花が満開となっていました。


秋には赤い実がなりますね。

目の前をふわ~っと飛ぶ黒いものが♪


ジャコウアゲハのオスに


ジャコウアゲハのメスです。
メスは産卵するウマノスズクサを探すためか草むらに入りがちで
なかなか日向に出てきてくれませんでした。
また卵や蛹が見たいな~!

暗いところに多いのはジャコウアゲハのほかにも


このシリアゲ。ますます数が増えてきました。
尻尾の先がくるっと丸まっているのがオス


ただとんがっているのがメス
シリアゲはカワセミのようにオスがメスに食べ物をプレゼントして
プロポーズするのですが、今年もその光景が見られるかな?

こんな肉食昆虫が多いのは森が豊かなしるし。小鳥も多く
何度歩いても出会いの期待でワクワクします。


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多彩な表情に心なごむ午後

2017年05月14日 | 生き物

久しぶりに母と散歩。休憩に猫コーナーのベンチに行ってみると
まだ早い時間帯のためかだ~れもいませんでした。

猫たちいないね。。残念に思いながらお茶を飲んでいると

ガサガサ・・・

ミルクティーさんがベンチ後ろの茂みから出てきました。
草むらで休んでいたようです。


母がパナソニックTZ-7で撮影したミルクティーさん。近い!

すすっと母の左横に座り

お茶を飲む母を見上げ


その鞄に何か入っているんじゃありません?と覗き込み


ふわーっとあくび。
何度会っても私には険しい顔しか見せなかったミルクティーさんの
豊かな表情に嬉しくなり、母のカメラを使ってたくさん撮影しました。


何もあげられるものがないんだよ。。。
その言葉がわかったかのようにうなだれたミルクティーさんは


後ろ脚をのばしながら定位置に座り込みました。


いろいろと話しかける母にちゃんと反応するミルクティーさん。
私は聞き取れませんでしたが、一度だけ小さい声で鳴いたそう。
母がなでようとするとさっと身をひいていましたがとても大人しく
怒ることはありませんでした。

ミルクティーさんは賢く穏やか。。人がたくさん行き交う場所で
長生きする猫の知恵と風格を目の当たりにした素敵な日でした。

コメント (6)
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5月二回目の教室 木漏れ日きらめく森で

2017年05月13日 | 教室風景

お教室のある日。休み時間に近くをぐるっと歩きます。


木漏れ日きらめく道☆
とても乾燥していて干上がっている池がいくつかありました。
今頃、久しぶりの恵みの雨に森は喜んでいるに違いありません。

5月二回目、外は小学生たちの歓声でにぎやかでした。

窓からは香りよい風、光は澄んで強すぎず湿度も低く爽やか。
まるで夏の高原のようなこんな日は制作も構想もうまくいくような♪


午後にはKさんが日本画作品を、Yさんが水彩画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

この日もいろいろなトンボに会えました。


カワトンボの仲間はほんとうに優雅です。

正面顔も愛嬌があります。


翅が橙色のものも。


ハラビロトンボはますます数が増えていました。
このトンボのヤゴは乾燥にとても強いのだそうです。

ハタハタハタ・・・
大きなカゲロウのようなものがぎこちなく飛びました。


大きい!翅の長さだけでも4-5cmはあります。
ヘビトンボの仲間のようです。思わず見入ってしまう存在感。
まだら模様の半透明の翅を広げて飛ぶ様子を撮影したかった。。

オオシオカラトンボやクロスジギンヤンマも飛び始めていて
季節が進んでいるのを感じました。


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ハクウンボクの白い花と真っ赤なサクランボ

2017年05月12日 | 散歩

いつもと違う道を歩いたら、あらっ!


ドウダンツツジの陰に綺麗なコ♪まだ幼いのかな?

遠くから白い花がたくさんついた大きな木が見えました。

何だろう?


樹下にはエゴノキの花に似た白い花がたくさん落ちており


ハチや甲虫がブンブン飛来して大賑わい。


花の大きさはエゴノキの花くらい。葉は大きくて丸いのです。
調べてみたらハクウンボクという木の花でした。
エゴノキ科エゴノキ属、大木になるようです。

訪れる昆虫たちを狙う蜘蛛もたくさん潜んでいるようで
葉裏に映るシルエットから大きなカメムシもいるようでした。
時間がなかったのでやむなく移動。

帰り道、オウトウの木の下を通りかかると

美味しそう~!サクランボがたわわに実っていました。


このムクドリとヒヨドリたちが大騒ぎをしていました。
もっと待てばオナガの飛来が期待できましたが粘るのは次回に。

同じ場所にまた行けば可愛いあのコに会えるかな?楽しみです。

コメント (7)
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森の花・晩春の名残り

2017年05月11日 | 自然

日差しが強かったので木陰に移動しました。


近くでキビタキのさえずりが聞こえ、カメラ片手に走っている方が
いましたが小鳥がどこにいるかとうとう見つけられませんでした。
虫よりもずっと大きいのにな~。


水辺でハナイカダの花が咲いていました。


雌雄異株でここに咲いていたのは雌花でした。もう終わりかけかな?

昆虫を探しカメラを提げてキョロキョロしていると
「あっちに咲いているよ!」と教えてくださる方が。

エビネだ~。ありがたくパチリ!


いろいろな色があるものですね。


キンランはたくさん咲いていましたが
いくら探してもギンランがない。。今年はまだ出会っていません。


味わい深いジュウニヒトエ


盗掘される心配のないタンポポは野生味たっぷり!
ロープで囲われた可憐な山野草よりも親しみが湧きます。
スジグロシロチョウが夢中になっていました。

すっかり鬱蒼とした森。どんどん夏が近づいてきています。


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5月初旬の白い木の花3種

2017年05月10日 | 自然

少し前まで横浜自然観察の森は薄桃色や萌黄色の優しい色で
あふれていましたが先日は濃い緑に白い花が目立っていました。

パラパラと白いものが落ちてきたので見上げると

タイワンリスが白い花を食べていました。


食べていたのはこのミズキの花です。

この花はハナムグリやハチがよくやってくるので見てみると


綺麗♪アシナガコガネがいました。他にもコアオハナムグリが
飛んできましたがなかなかとまってくれず


撮影できたのはアオジョウカイ
青く輝いているはずの翅はミズキの花粉まみれとなっていました。

この時期、忘れず撮影しているのはヤブデマリの花。

木がすっかり大きくなっていました。


なんとか引き寄せてパチリ。
ヤブデマリはノリウツギやイワガラミにちょっと似ているけれど
ガマズミが近縁種なのだそうです。


クロアゲハかな?
ヤブデマリの花には黒いアゲハが数頭やってきていました。


いよいよニセアカシアの花も咲きそろって。。
甘酸っぱ~い香りがただよう森に初夏を感じました。

コメント (2)
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5月最初の教室 キラッキラのカワトンボ

2017年05月09日 | 教室風景

ゴールデンウィークが終わり10日ぶりのお教室です。

朝散策した森でミズキの花がかぶさっているベンチがあったので
お昼はここで食べようときめました。いろんな昆虫が飛んでくるに
ちがいありません☆

雲ひとつない快晴でアトリエを爽やかな風が吹き渡ります。
ほんとうに気持ちのよい季節です。


ブラウス一枚で過ごせる気温でしたが、皿の上のニカワが固まって
電熱器が活躍しました。描いているメジロがつがいで窓際に来てくれ
あらためて観察したり歌声を聴いたり。穏やかな制作時間でした。


午後にはOさんが日本画作品3点を完成させました。
のちほどご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

お昼、ミズキの下のベンチに行くと初夏特有の甘酸っぱい木の花の
香りが充満しており食べ物の味がわからなくなりそうだったので
川のほうのベンチに移動しました。すると。。


カワトンボ♪
羽化したてなのか全身キラキラ煌いていました!


木漏れ日をあびて。。こんな出会いがあると食が進みます♪

涸れかけている池がいくつかありそのそばでたくさん飛んでいたのが


ハラビロトンボです。腹部が広がったり縮んだり。。
息遣いが伝わってくるようです。


目の間に青く光る部分があるのでハラビロトンボ確定です。
まだ青白く成熟したオスはいないようでした。

道を横断するヘビが!

撮影しながら抜き足差し足で近づいたものの逃げ足が速い!
全長1mくらいの若いシマヘビでした。

水辺歩きの楽しい季節がやってきました☆


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やっぱり出ていたイチモンジカメノコハムシ

2017年05月08日 | 生き物

いつの間にか白い木の花が増えていた森。


ウグイスカグラの実が真っ赤に熟していました。
昨年はこの実を食べるヒヨドリを撮影しましたっけ。


ウグイスカグラの花。今年は3月中旬に見られました。

だいぶ咲きすすんだオドリコソウを観察していると

ぶい~ん。。
トラマルハナバチがやってきました。


接写しようと思ったけれど難しい!

日向で滑空している蝶を追いかけると

コミスジでした~♪

立夏を過ぎてもう出ているだろうとムラサキシキブの葉を見ると


いたいた!柔らかい葉先に直径10mmほどの昆虫が♪


イチモンジカメノコハムシです♪
半透明の翅がなんとも綺麗。幼虫の姿は強烈なのですが
今回は見つけることができませんでした。
この時期はムラサキシキブの前を素通りできません♪

コメント (2)
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5月はじめの森の花3種

2017年05月07日 | 自然

風をさけて森の中に入ると白い花がばらばらと降ってきました。


すっかり初夏。
散り始めていたのはミズキの花、咲き始めていたのは


ミツバウツギの花♪


ミツバウツギ科ミツバウツギ属
爽やかな印象の花です。


白い小花がこんもりと!こちらはコゴメウツギの花です。


バラ科コゴメウツギ属
名に”ウツギ”がつく植物はたくさんあってまぎらわしい。
毎年、初夏の白い木の花々が咲くと調べなおすのですが
すぐ忘れてしまいます。


ハンショウヅルが満開になっていました。


臙脂色の部分は花びらのように見えますがガク片なのだそうです。

思い出してシロバナハンショウヅルを探したのですが、すでに
花は終わってしまったようです。
でも予想が当たり会いたかった生き物には出会えました☆続きます。


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