教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Sさんの新作パステル画2点

2016年10月25日 | 教室風景

Sさんのパステル画を2点続けてご紹介いたします。


「教会のある街」 パステル画 F8

新緑のころ旅された函館で出会った光景です。ターコイズブルーの紙
の地色をいかし北の大地の澄んだ空気まで表現されました。きりりと
いれられた線とハイライトも美しい広がりと奥行きのある作品です。

近づいてみました。

明暗の幅がとても広く華やぎのある陰色が主人公である教会の明部
をより白く輝かせています。質感の違いを意識したタッチも多彩で
見応えがあり、明るく軽やかでありながら情趣にあふれています。

2作目です。 


「湖面」 パステル画 F8

様々な緑が出現する芽吹きの頃。エネルギーに満ちた木々の姿が
湖面に映っています。優しい春風がさざなみをたて若葉の香りまで
漂ってきそうです。静かな中に秘められた力が感じられる作品です。

近づいてみました。


重なり合い奥へと続く微妙な若葉色はこすりこみ、手前とは筆圧をかえ
春山らしく霞ませました。強い陰影が森の深さを表し画面を引き締め 
ています。創意工夫されたタッチで春の喜びと感動を表現されました。

入会されたばかりでHPはまだ1ページ目のSさんですが、創作活動歴
は長くこれから作品が増えていく予定です。どうぞご期待ください☆ 
Sさんの作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Sさんのページに掲載されています。

コメント (2)
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10月に出会った白い花々

2016年10月25日 | 自然

最近出会った森の白い花々を並べてみました。


センブリ×→イヌセンブリ
黄色っぽい幼虫がついていますが苦くないのかな?
この花にはファンが多いようで、森を歩いていたら何処で咲いているのか
聞かれました。

kouchanさんより、この花はセンブリではなく湿原に多いイヌセンブリ
ではないかとご指摘いただきました♪


マツカゼソウは爽やかな佇まい
昨年あったところでは見られなかったので広範囲を探しました。


暗いところで輝いていた白花のホトトギス
よく見るものよりも葉が細くて華奢な印象です。

以下キク科の植物がつづきます。

やや深い森で出会ったオクモミジハグマ


カシワバハグマはけっこう大型


コウヤボウキ
オクモミジハグマだけはやや高原で、カシワバハグマとコウヤボウキは
近くの森で同時期に見られました。


シラヤマギク
ノギクの類は見分けがつきにくいけれど、姿が特徴的だったので
植物の本で名前を調べることができました。


ヒヨドリバナ

花に蝶や蜂が来ているところを撮りたかったので待ちましたが
どの花も訪問者なし。
昆虫類を探さなくてもよかった素敵な季節は過ぎ去ってしまったようです。


コメント (2)
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