教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

Hさんのパステル画3点

2016年10月02日 | 教室風景
Hさんのパステル画を続けて3点ご紹介いたします。


「森のトンネルで遊ぶ少女」 パステル画 P20

季節は初夏でしょうか、丈高い木々から伸びた枝がやわらかい色の
葉をつけて素晴らしいアーチをつくっています。翠のトンネルの向こう
に長く続く道は白いドレスの少女の輝ける未来のように感じられます。

近づいてみました。


重なった葉、光があたった葉、陰の葉、道の草。味わい深いみどりが
響き合って爽やかな香りまで漂ってくるようです。光の流れと遠近感を
大切にしながら選び、重ねた色が優しいメロデイを奏でています。



次の2点は釣り好きなお友達へのプレゼントとして描かれました。


「飛魚」 パステル画 F4


「飛魚」部分

荒れた海中の光景と風を切って見る光景。飛魚の眼にはどのように
映っているのでしょうか。飛魚が海から空間に飛び出すその瞬間。
現状を打破し未来を切り開くエネルギーの象徴として描かれました。



「カワハギ」 パステル画 F3


「カワハギ」部分

特にカワハギ釣りに熱中されていたというお友達。現在病院で治療中
のその方に元気を出してもらおうと心をこめて描かれました。
仲のよいカワハギはどこかユーモラスで思わず笑みがこぼれます。

瑞々しく明るい2作品。前向きに頑張り続けるお友達に寄り添いつつ
応援する気持ちがにじみ出ています。

Hさんの作品はどれも伸びやかで生命感にあふれています。
Hさんの過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の"作品集"の
なかのHさんのページに掲載しています。ぜひこちらもご覧下さい。

コメント (2)
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ジャンプする猫

2016年10月02日 | 生き物

木を見上げて尻尾をピクピクさせている猫がいました。


遠くから眺めていると


飛んだっ!

もういちど


それっ!おしい!


はっ・・。

見られていたことに気がついて、ぷいっと歩いて行ってしまいました。


どれどれ、何を狙っていたのかな?


なるほど、触りたがっていたのはお腹の大きなハラビロカマキリでした。


杭の上で偵察中。綺麗な横顔です。


まだ若いようですが落ち着いています。

突然杭から降りて、低い声でうなりだし眉間にもシワ。


視線の先には犬連れの方がいました。

好奇心旺盛、強気でたくましい若い猫との嬉しい出会いに
帰り道は足取りも軽くなりました。


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